地獄旅 1-2 岩手②いこうよちていこ
前回までのあらすじ(地味に面倒だったので次からあらすじ書かない)
龍泉洞のなかはよく整備されています。かなりハイクオリティな観光どうくつ体験ですね。
洞窟内のアーチ状のディテール、恐竜の骨かなんかをイメージした演出かな?と思ったら、コウモリのフン避けの実用品だったようです。季節によってはコウモリが冬眠してるみたい。バットグアノ!
地蔵岩。コワイ!
洞窟探検のハイライトシーン、地底湖。水の濁る要素がないため、水中に吊るされた明かりで深さ30メートルの地底湖が吸い込まれるほどの深さまで覗き込める。(一応このへんの地下は淡水ゴカイとか何かの生き物はいるようです。淡水ゴカイって何?)…怖い。めっちゃ怖い。帰りたいよォ。ユーがビジュアリストの仕事をしているなら、この映像全身体験のためににここまで来る価値があります。そのくらい怖い。見たくない。ライトの影がまた不気味。俺は高い所が大嫌いなんだ!
…こんなとこに小舟出して観光してたのかよ!?正気か?
ちなみに、途中ルート分岐があります。この手の洞窟のルート分岐は体力的にも厳しいものがあったり、狭い、立って歩けない、濡れる等の様々なリスクがあります。あぶくま洞でえらい目にあいました。運動不足なら避けておくが無難です。
もう少しのんびりしても良かったのだけど、一本早いバスに乗れそうな時間だったので移動を再開します。バスが2時間に1本くらいしかないのと、停泊地の宮古で晩に食事できそうな所があるか不明だったので…このバス停から旅立てば、三陸鉄道の岩泉小本駅まで行けそうです。海辺でご飯が食べたいな…
左右に「うまい うまい」って書いてないラーメンショップ初めて見た!?
映画のワンシーンのように美しい駅、岩泉小本。カルピスの原液よりも濃い初夏を閉じ込めた風景。こういう駅を見るといつも「Nゲージのレイアウトに迷い込んだみたい」という本末転倒な感想を覚える。
落ち着く~
駅前、いきなり森。鉄道マニア以外に降りる人がなさそうな駅も多いため、当然無人駅が多いです。三陸鉄道では木彫りのどうぶつを駅員として各駅に配備し旅客を楽しませようという企画をやっているそうです。
…お前や!とんかつの宣伝する豚の看板の亜種感がある。
汽車が宮古駅に着きました。この駅には木彫りキャッツ!
鉄道の鉄の字は金と失から出来ている、と銚子電鉄は言いました。
貧乏と自虐が鉄道会社のギャグセンスを研ぎ澄ましてゆく。
というわけで、次回は宮古の町と浄土ヶ浜を探索していきましょう。