地獄旅 7-3 高雄/旗津 ようこそリゾート島!
前回のあらすじ:「なんで!なんでそう変な方向にばかり思い切りがいいのよ!」って画像が貼られる感じ。お元気ですか。今、僕は台南は高雄という海辺の街に来ています。
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というわけで、台鉄高雄駅から地下鉄(台南の地下鉄網も悠遊カードが使える!都会最高!!)に乗り継ぎ、西子灣に来ています。今調べたら乗継ぎの「美麗島」っていう駅が世界一美麗な駅とかいう触れ込みらしいすね。記憶にない。変なルートで違う駅で乗り換えたのか、まだ完成してなかったのか、みたけど覚えてないだけなのか…時間が立ってから振り返りだと、旅の内容も再構成されてしまっています。厳密には、これは存在しない旅の記録なのです。
なんだかUDXが出来る直前の秋葉原みたいな風景ですね。落ち着きます。
台南に来る6時間の電車缶詰タイム、悟りを開くには十分な時間でした。
精神力的に無理。さすがに。海外では行く街のことを調べ、備えよう。
本来の小心者気質に立ちかえり、やっていきます。観光の街で、観光を。
google+の台湾やる気勢からの情報収集により、西子灣の駅のすぐそばに旗津と呼ばれるたのしい観光地があり、渡し船の本数も多いため気楽に遊びにいけると聞いたので、観光フェリー乗り場にとぼとぼ歩いていきます。時間的にはぼちぼち夕方なんよね…
ウワーッ!同じ値段でステーキを!!
いま調べたけど、鹹酥雞が塩ダレ味、豆乳雞が腐乳味のクランキーチキン的な何かのようです。鶏肉を使えば、出来らぁっ!
ちなみに小胖は「ぽっちゃりさん」だってさ。
鼓山輪渡站。鼓山の・渡し船の・駅。総じて簡体字より繁体字のほうが馴染みがあるタイプフェイスだな…それはさておき、ここはフェリー乗り場だ。なんとなくボートレース場みてえな顔構えだね。
港の風景は非常に見慣れた雰囲気。変な落ち着きを感じます。台湾も日本も、港という空間は都市生活圏の外側にある「内なる異国」なのでしょう。ここは台湾の人々にとってもテンション上がる観光地…という事か!
この船も地下鉄同様、悠遊カードが使えるぞ!イーヤッター!タッチでGo!
icash2.0ロゴも公営ギャンブル感のあるデザインだな…色使いのせいか?my原チャリ&myママチャリ持ち込み勢もいる!いいなー。
観光フェリーの三角形の船の形がよくわかります。
とりあえず 海へ。ムイムイの新たな旅が始まった…
旅終わり!一瞬で着いちゃった。もっとお船に乗せてよね!!
ウワーーーーーッヤクルトシャーベット!巨大ヤクルトのポップ!!!そういやまだ台湾かき氷も食べてなかったね…テンション上がってきた!
そして、お気づきでしょうか。「シャーベット」表記がカタカナであることに。この高雄エリア、観光客が多いので日本語メニューがある店もけっこう多く…よく言われる「台湾は海外旅行の初心者向け」、このエリアの事か!と初めて思い至りました。観光客向け価格でもいいじゃないか、食べ物が安心して手に入るんだぞ!高雄行きのガイドなしツアーを旅行会社で取り、うち1日を新幹線&悠遊カードでの地下鉄移動で台北の市街エリア・夜市探索に充てる。たぶんこれが一番の台湾初上陸おすすめルートなのだわ。
何?何なの?怖いよう!追儺の方相氏的な何か!?(日本でいうところの駅前托鉢僧的な存在?らしい。カミの姿で歩き回り、カゴに喜捨を受けて生計と為す。この項、詳細が違ってたらあとで訂正するかも)
極彩色の塔。話は2021年に飛びますが、先日東京は新大久保でこのような彩色の宗教建築を見かけ、「媽祖廟」というものと海洋の女神、媽祖の信仰という文化について初めて知ったのでした。というわけで、この旗津には旗津天后宮と呼ばれる1673年建造の非常に重要な媽祖廟があったらしく…知ってたら行ったのでしょうが、知るためにはこの2018年の地獄旅体験で生じた台湾の宗教建築の鮮烈な印象や都内の無目的な散歩が必要だったわけで…こうやって、複数の地獄旅の現地体験で得た知覚のピースで、少しづつ世界への興味や関心が実感ベースでタペストリーのように編み上がっていきます。
恐らく、記憶織り機に通す1本目の経糸横糸、とっかかりの1本目だけは無から作り出す必要があるので、それは早いほうがいいよ、自然に蓄積していく利息的な体験だけでも相当な経験値になるよ、という意味での「若いうちに旅をしておきなさい」という言葉が生まれたのでしょう。心に記憶の預金口座だけは開設しておけと。
うるせーっ 何も知らねーっ したいときが初めての旅行だぜーっ!
ストリートビューで観光していっても いいのよ(あっ犬だ!わんわん!)
おっ
おっおっおっ
オッオオオー!無限屋台編。
台鉄弁当、軽めのの量のお弁当で良かった~。テンション上がってきた!
(すぐ後に、現地民に混じって屋台で注文してご飯食べる交渉力とお活力がないことを再度思い知らされる)
何あれ?
砂のお城作りが…ほとんど土木。観光的なやつかも。
クレージータクシー感のある風景。
市場あるところ、アナログゲームがたくさんある。
どこにでもいる野犬ドッグ。おとなしげ。(感染症リスクがあるので海外の野生どうぶつとのふれあいは避けましょう。台湾では2010年代に入ってから50年ぶり!に狂犬病の発生も記録されているそうです。)
カップルリキシャ。
店頭で日本語メニューの存在を確認!食べたい生物と調理法を選ぶ…けど客引きの人が日本語も使って客引きしてる!ここならいける!と旗津海産店へ。完全に心が弱っている…
ウワーッ!カキと豆腐の豆鼓炒め!豆鼓好き!レンゲはやっぱりディスポーザブル。紙スプーンとかもそうだけど、薄手なんよね。
えーと、なんかの炒飯!
エビを、えーと、その、なんだっけ…つけて食べる的な、よく覚えてません。「お前は生まれてから食べたパンの枚数を覚えているのか?」なんて言うけどさ、きどってるよね。昨日食べたものの記憶すら怪しいんだよなあ。瞬間瞬間を必死で生きてる。
かなり満腹してきているのだけれど、ここまでの行程と食事が取れたことで自信がついてきた気がします。屋台でおやつもつまんじゃおうかな…
ところで、台湾は暑い国なので、日本の…「北海道」が、何らかのリゾート幻想を帯びたキーワードとして機能している気配をあちらこちらで感じます。いつかはいきたい、またいきたい憧れで出来た土地…日本人にとってのハワイと同じような感じね。(ザンギのステーキ…って何?)
丸揚げ文化圏。
コレ食べたかったけど、これだけで腹いっぱいになるわ。
というわけでかき氷屋さんに侵入成功!ヤッター!マンゴーかき氷だ!ウマイ!
店員さんが、「あんた観光客?コレも食べなよ、コレ食べないのはモグリだよ!」みたいな感じで「番茄切盤」というカットフルーツを推してきます。きのう魯肉飯を食べたときと同じパターンですね。こういう出会いが旅には必要だったんだな…たのみます!ください!
これが番茄の実、だそうです。見た目はまだ青みがかってるトマトって感じの果物ですね。いったいどんなスイーツなのでしょうか。
切った感じもトマトのような番茄。このタレを付けて頬張るのね!その味はとても…トマトだこれ!やっぱりトマトじゃねーか!!
つけダレは…生姜がドバドバ入った砂糖醤油?なんだこれ?すでに満腹しデザートだけを求めていた胃袋に強烈な青臭さと調理前の煮魚の汁のような味が突き抜けていきます。全く馴染みのない味なうえに、今の俺の胃袋が完全にもとめていない味なので衝撃も倍増。こんな素朴な組み合わせで異国情緒を気軽に見せてきたわね。やっぱ怖いスね、海外は…
統一超商。通称小七(セブンちゃん)との由。わりとどこでもある。台湾オリジナルコンビニなHi-Lifeもいいですけどやっぱり安心感があるわね。
再び打ち砕かれた自信とガボガボのおなかをかかえ、旗津を後にします。
あっガントリークレーンぽいの発見!ヤッターカッコイイー!うみべ!
幸福を、見つけたよ。こんな所にいたんだね。道理で近所で見ないなと。
すっかり落ちちゃったね、太陽…さて、どうやって帰ろう、台北に。
今度は…新幹線のきっぷの買い方、調べなきゃいけないのか…はぁ…
というわけで、次回は高雄脱出編です。よしなに。
ウワーットロ顔食いしん坊!営業しとる!(2004年から正弦波が出ています)
こいつ…動くぞ!(いつも叫んでる!いつもいっぱいいっぱい!)
これは告知です。ムイムイ&モイモイのウールロイドがスーパーパワーアップ完了!今度はクリオネのエミール君も旅仲間に本格参入予定。次回地獄旅にてデビュー予定…君もにょほ卿の魔術でウールロイドに変身しどうぶつソウルに火をつけろ!
ウワーッMSX1版!カシオ製品!!
迷ったときは、立体メガネを見て思い出ぜ。描こう!ムイムイアート!
絵描き歌があるから、キミにも書ける!