日帰り太郎 EX10 御宿~大多喜 こわいこわいステーション
できません!なにかが。
俺たちにもう、できることはないのか?あります。
日帰り旅です。
おはようございます。ここは茂原駅です。
とくにあてはないのだけれど。外房線、帰り道でしか通ったことがない気がして。乗りました。どこいくの?
いけばわかるさ(わからない)。しかし侠気あふれるはみだしっぷりね。
どっかの駅で、乗り換えまち…
いい錆具合。
どこまで乗っていこうかな。あまり降りた記憶がない駅で…
せっかくだから、観光地っぽいムードのあるところ…
うん、適度な南国感。いいんじゃないスか。
てなわけで、ここは オンジュクの えきだぜ。そういうことになった。
みんなアミーゴ!
楽しそうなイベントもやっていますね(結局忘れてて行かなかった)。
千葉の風物詩、ヤックスドラッグ。その向かいには…
マクドナルドがデフレ価格になる前に100円バーガー店を展開していた「ワールドバーガーランド」の跡地が有りました。しかしミーミーがワールドバーガーランドに通っていたのはもう30年前のこと…なにしろ、学生時代の記憶ですから。そこまで古い廃墟にも見えないのですが、これは…
ゲェーッ!「元」ワールドバーガーランド!?豪快な屋号!!
メキシコゆかりの町だったんですね、御宿。
何も分からないまま、散歩しています。とりあえず、海へ…
素晴らしい「いい文字」案件。言葉選び、たたずまい、全てが高品位。
廃業定食。ギリギリ読めなさが脳を刺激する。
みんなアミーゴ!!
オフシーズンだから、本当に人もまばらです。
磯風が当たる側だけ朽ち果てた鉄パイプ。
あれ?月の砂漠…?遠い昔、ここに来たこと、あるかも。子供の頃。
記憶も街も風化しかかっている。
ちょっと休憩。魔が差して…キンメダイの煮付け頼んじゃった。昼ごはんの値段じゃないぞこれは…めっちゃうまかった。銚子や南房総でキンメダイ食べるとだいたいうめえ。
のんびりしたもんだね
少し浜辺を歩こっか。
冒険イコール海を見ること。こころえた。
あっやっぱここきたことある、ような…たぶんオートキャンプブームのころに家族で来たんだと思うけど、なにも覚えていない。なんか暗い歌があったよね。
特定の角度から撮影すると、銅像のラクダが三日月の上を歩いてるような写真が取れるしかけ。
この先にメキシコ記念塔っていうのがあるらしいんだけど、もうすぐ夕方が始まるから、行くと帰りがしんどそうだな。
水面の感じがとてもいいので、何枚か追加で写真を取って、帰りましょう。
ごちそう食べて、潮風ゆれて、最高の1日。
になるはずだった。
味のある「契約」。
御宿駅にかえってきました。駅長さんも太鼓判。
ヤックスで おみやげかって ぬかりなし。
今回はなんもドラマがなかったな~。
せっかくだから、大原駅からいすみ鉄道乗って帰ろうか。(分岐ポイント)
夕暮れにローカル線。絵になるなあ…レトロ感ってんですかね。
車窓をながめながらムイムイ団の記念写真撮影。
このときはまだ、何も気づいていなかったのです。
時刻表を斜め読みして、駅員さんの話も流し聞きしてたから…
ここから本編、スタートです。題して、「ムイムイ、乗り継ぎはちゃんと確認しようね」の巻。
終点、上総中野駅…自販機と工事用品置き場しかないなにもない山の中で…小湊鐵道を2時間待つの!?今から?
うーん、いいムード。
なんかかっこいいのはわかるんだけど鉄道マニアではないのでこれがなんなのかは知らない。機関車。たぶん。
次の列車に乗っても乗り換え上不都合がないようなので、なにか駅付近に施設のありそうな大多喜駅で下車してみます。(分岐ポイント)
おおっ…
これは!
駅の外は…何もなかったよ…
観光案内所だ!ここでなにか情報を…あ…もう閉まってら…
入れてぇ…入れてよぉ…
大多喜、めちゃ夜が早そうな街。人の気配はほぼゼロ。マンホールだけでも鑑賞していきますか…
駅スタンプ!押していきましょう。
こんなアニメやってたんだ。
聖地巡礼的な感じのもあったらしいのですが
僕の心はこの「文鎮代わりに使われてる、舗装のボーリング調査のときに出たアスファルトの丸い塊」に釘付け。自然石以上に野趣あふれる文鎮だ。
次のいすみ鉄道上総中野行きを待つにしても、1時間以上じっとしていても芸がないので健康のため1駅ぶんくらい歩いて進みましょう。(分岐ポイント)
しかし…静かだな…
観光客向けの店を抜きにしても、なんか街自体がとても静か。お店のたぐいがやってる感じがあんまりしない。
道すがら、廃業した店舗やもう夕方で閉店した店舗を鑑賞しつつ歩きます。
!undefined屋。
適当なトタン看板を切って流用したうえ、描画面が風化してしまったため完全に意味不明化したアバンギャルド看板。
暗いなあ。
街灯つく時間になっちゃったぞ。
こういうNゲージのジオラマパーツみたいな「はっきりした名前が書いてない、それっぽいお店」好き。昔はこういう店も多かったのかな。
線路につかずはなれず進む。
方位は合っているはずだが、距離まではわからない。
なんか、完全に…田舎道だな。
このへんで、距離はともかく、暗い中林を抜けないといけないのでは?ということに思い至る。これ、鹿とかキョンとかいのししとか大丈夫なんですかね。キョンは小さいし臆病だから攻撃はしてこないとおもうけど、ヤマビルファイトレディーGO!みたいな事態は避けたいよね…
あっやったね ズームでギリギリスマホで写真取れるサイズだけど大多喜城見れた!観光成功!
おいマジか
本当に…この道なんですか?googleさん…
くらい…
こわい…
時々街灯があるんだけど、文明だ、ほっとする、って感じになれないんだよね。
だってほら…返って怖くなっちゃってんだもん…
ホラーゲームのパッケージかホラーノベルゲーの背景かなんかかよ…
雑木林を抜けて一安心。相変わらず暗いけど。線路も視界範囲内だし…
…って列車がいる!?乗り遅れた!?(反対の大原行きでした)
窓の灯以外何も明かりのない景色を人魂の列のような窓の灯だけが通り抜けていく。なんだか列車の幽霊みたいだ。
ソシテ センリツノヨルガ オトズレタ
ナビはこのへんが駅だって言ってるんだけど。
あの明かりが駅?いや、ただの街灯のような…本当に駅があるの?
駅があるような、ないような…でもあのひときわ明るい光源は…
やっぱり!この物置みたいなバス停みたいなやつがそうっぽいぞ。
なんてこった、この距離でもまだ駅にはちょっと見えない。
やっぱり…駅だった…よかった…
ここは さびしい ほこらのろうごく…コヤマツのえきだぜ。
駅の周りうろうろして写真取ってたら近所の家のおばさんが人の気配を感じて様子を見に来ちゃった。そりゃ、こんな時間にそうそうこの駅に客がいるわけないものね。ご迷惑かけて、すみません…
線路の反対側の道から。ようやく、いっぱしの無人駅に見えるアングルだ。
それにしても怖い。暗いのも怖いし、駅のムードも怖いんだけど。
この駅の本当にすぐ裏が神社で、真っ暗森の中に鳥居だけが浮かび上がってるんだよお!
怖いよおぉ!怖いよおぉ!
駅舎をぐるり見て回ると
橋の下か公園に打ち捨てられたエロ本のような質感に変形した駅ノートがありました。
心細い…
列車に乗り込んだあとも、非現実感が消えない、そんな駅でした。
到着、上総中野。
急いでお手洗い行って、写真取って、コーヒー買って…
あっ駅ノート
時間ない!時間ない!
車掌さんが列車を出す寸前に小湊鐵道に滑り込む。すみません、乗りたいんです!帰りたいんです!(現場には数人、発車する電車を撮らんとする鉄道マニアがまだ残っていました。帰る足あるの?この人達…気合がすごい)
まあ、だれもいないわな。
チチヤスで一息…
夜の小湊鐵道。どの駅も幻想的なムードです。
風景は見れないけど、この列車は乗ってよかったな。
旅情倍率ドン!だ。
立体文字。
キムワイプだ!
緊張からの開放。このあとは気力も抜けて、写真もありません。
それじゃ、今回はこのへんで…おしまい おしまい。
ばんめしはカニカママヨパン!!!!!!!