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おでかけパスの話②どこへ行こうの巻1

前回。
さて、今回から数回に分け具体的なおすすめスポットについて紹介していく。手段だけあって目的がないと、つらいからだ。日帰りログの簡易版という側面もある。万人向けからいく。とりあえず、2件紹介しよう。

小田原 (☆☆☆初心者向)

ここ。見てのとおりの地形。

かまぼこが、干物が、魚がある。食べてよし、お土産によし。

駅近くに万葉の湯もあるぞ。それになにより、お城がある。


自動UVアンラップに失敗した木もある。

はい観光地!買う買わないはともかく、この屋台の感じですよ。

小田原城のなかはプチ博物館になっている。刀剣女子ぽいのもいた。

一日で修学旅行ができて、なんの不足があろうか。

フランソワ・ド・ラ・ロシュフコーもにっこりだ。

完璧な観光気分をあなたに…

ニンポも使うぞ!ニンポも使うぞ!

適度に活気、適度にのんびり。

そして、適度にムード。

個人的なおすすめは、梅干し専門店「ちん里う」だ。(ここじゃなくて、もっと大きい「本店」というものもあるらしい。よく知らない。行った場所・見たもののことしかわからない)

明治大正期の梅干しが展示してあるけど、もうだいぶ炭化しちゃってないか。考古学に片足突っ込んでいる。

いろんな梅干しを扱ってるんだけど、「すっぱい・しょっぱい」がガツンと来て顔がキューっとなる、昔の梅干しがハードコアうまいのでおすすめだ。

この梅肉シートな梅干しじゃーきーも良いものだった。

愛もある。ほかほかだ。(店はやってるのか知らない)

行こうね。
骨がありません!!

川越 (☆☆☆初心者向)

どこにでもある剣と魔法の世界、川越市。

高橋邦子作品の世界を君も体験しよう。ようこそ、ゲーム・ツーリズムへ。

小江戸うんぬんかんぬん。

風景は見ての通り。

お前にはこういうもののほうが刺さると関係当局により調査済みだ。

とにかく街全域に醤油と味噌の焦げる匂いが漂っている。そのなかでも一二を争う人気なのが、こちらの乾物専門店の本気のおかかおにぎりと…


味噌だれやきとり!そういうのもあるのか!

見てよこのネギの焦げ色!こんな…こんなものを食べたら…

あっ、いつのまにか眼の前に謎の施設が…

このメダル…どういう事だ?

地元の…サケ?この機械で、使えって事か…?

玉こん…手頃な値段で、手頃な量…

テーマパークなのか?ここは…

これは無料だ。大人のだめなよさが過不足なく詰まっている。

(営業していないこともあります)

武蔵野うどん。そんなのもあったな。かたくてうまいな。

笹寿司もあるんだ。

アットホームな世界線なんだ。

ちなみにこの張り紙はずっと昔から貼られているらしい。

妙に商売っ気のある神社がこの街のエンタメスポットだ。

銭洗弁天とかこの手の運試しとか、とにかくテーマパーク性が高い。

この八咫烏の祀られた神社が最高峰。サイバネ仕掛けで、スイッチで占いたい項目を選択しガラス玉に手を当てると電子音声で信託が下るのだ。いまいち何を言っているのか聞き取れなかった気がする。

お、ずいぶんワールドワイドだぞ。

オラクルの導きあれ…

Your Fortune: Good
(よい)

一部界隈にっこりのイラストも見れる。街のどこかにある。迷ってたのでどこか覚えてない。

なんでその色選んだの!?
このように、定番ぽい観光地の観光体験の中で、徐々に地獄旅特有の怪しい物体に遭遇するセンサーを研ぎ澄ませていくのである。

ドッキング。

来てよかったね。

余談だよ旦那

※ちなみに「休日おでかけパスって要は一日乗車券?」という趣旨のご意見がありましたため補足しますと、「その通り」です。
ただ、JRの場合、もと国鉄という性質もあり、ネットワークエリアが広いためわりと無茶な設定範囲のものが多いといった形です。
特に、関東を含むJR東日本は北海道あたりまでカバーエリアが多いうえ、ドル箱である東海道新幹線を持っていないため、乗り放題パスにヤケクソ感があって楽しいです。土日2日有効のやつで言いますと東京から仙台の先あたりまでいけます。たぶん帰ってくる頃には腰と尊厳が破壊されてると思う。具体的に言うといわきのあたりとか白石~黒磯あたりで力尽きる。
※※ドル箱路線がなさすぎて苦しいので東北奥地に行けばいくほどローカル線は「第三セクター」として別経営の私鉄化されています。このへんには乗れないきっぷが多いのが、東京あたりで売ってるフリーキップのルールブックがすげえ複雑怪奇なことになってる理由。

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