地獄旅X-2 天草 たこを求めて三千里
前回の!地獄旅!
ずっと行きたかった念願のチブサン遺跡!やった!
すっかり完結気分の今回の冒険…しかし地獄の旅は始まったばかり。
残された時間は約2日。帰りつけるのか、千葉!
ド ン ! !
まだ霧につつまれるご町内。
起きちまったからには、しょうがねえ。
歩くぞ。
足が、痛い…
フェリーのタイムスケジュールをよく調べてないからな。
本数は思ったより多いみたいだけど、時間は巻いて損することはない。
ひなびているような、ちゃんと暮らしが成立しているような、不思議な街。
初日のログに貼り忘れてしまったけれど、この街の工場で作っている「とろろわかめ」佃煮がうまい。(町内の「フレッシュくまい」というスーパーで前日に買ったのだ。)練り物と海藻加工品産業の街なのかな。せっかくだから貼っておく。(送料がけっこうするっぽいので味見したい人は注意ね)
もと肉屋の気配。
お地蔵さん横丁。
どうやら、この宇土は「おじぞうさんの町」であるらしい。
よく見たらドラちゃんも祀られてた。
地域の👁…
うとん…
それにしても、日本中どこにいっても芭蕉の足跡にぶつかるのは何なのか。
歩行ルート上にあったお寺さんの近くにたくさんお地蔵さんがいたのだけれど。
みんな首がなかったり、あちこちが打ち欠けていたり、なかなかすごい絵。
一瞬「ホラー空間!?」って思ったんだけど、なんか、ちゃんと「お地蔵さんたちがほどよく大事にされてる」感じが漂っていて、なんだか奇妙な落ち着きのある空間。
この、ブロックにプラの花入れが挿してある感じが、飾り気がない。
それにしてもこれは盛大にばらばらだな。
スゥーッ…
味な看板を見ながらルート検索したところ、予想外のルートをスマホに提示される。
どうも、この町にある県道38号線沿いのバス停から、三角線の終点である三角駅を超えて、一気に次のチェックポイントである天草の道の駅リップルランドまで到達できるようなのだ。仮に三角線に乗っても、結局駅前からこのバスに乗り継ぐことになる。料金的にも時間的にも遠回りというわけだ。
ローカル線の独特のムードのある旅は大好きだけれど、今回はこの流れに乗るのが一番だ。あとの時間のこともあるが、とにかく、少し足を休めたい…駅まで1キロ余分に歩くのもなかなかしんどいからな…一度通った道だし…
飛び出さない気まんまん。
大半の情報が退色で欠落した結果、変な投球の絵だけが残された。
すこし歩くのサボる腹を決めたらだいぶ気が楽になってきたぞ。
カステラ屋さんも鑑賞しちゃうぞ。
フランス
の
香 り!!!!!!!!
スゲー!めっちゃいい看板だ!!!!
このカステラ屋だけでもこの町に来た甲斐があった。全てが美しい。
しっとり
フワフワ
ふんわり
バターの香り
すべてが夢のようなすばらしいポスター。
食べたかった…朝早すぎだな、さすがに。
新しいインターネットの世界を創造するぞ。
インターネットを、取り入れるのだ!
またおじぞうさん。お花が新しいよ。
ものすげえポイント推し。
いい文字~
バス停のすぐそばがコンビニで助かった。
正直、場所柄を考えるとものすごいバスの本数の多さだと思う。
かなり重要な路線っぽい。ローカル線でもなかなかない充実ダイヤ。
しかし、毎度ながら、バスって独特の不安がある。
時間そろそろなんだけど…過ぎてるような気がするんだけど…
もしかして、もうバス行っちゃった?
それともなんか勘違いして時刻表読み間違えてる??
近くに別のバス停があって、そっちが目的地行きのバスの発着場なのかな…
結局、ちゃんとバスは来てくれました。
二日目の大移動、本格的にスタートです。
それにしても、いい街だったな…
うん、快適、快適…
バスに備え付けられていた観光ガイドマップで状況を確認します。
スタート地点がちょうど右上で見切れているあたり、宇土の町。
そして、本日の旅程の成否の分岐点が、長崎は島原半島の一番先端部から伸びる点線…島鉄フェリー、「口之津(長崎)↔鬼池(熊本)」航路の乗船地、鬼池港です。ここを今日越えられない場合、きわめて地獄な状況になります。
拡大図。ちょうど左上、鬼池港が写っています。
そして、今回もう1箇所寄り道をしたい場所がこちら。
道の駅有明リップルランドです。
不知火ってこのへんだったんだ。
だんだん風景から市街地らしさが消えていく。
やっぱり海の景色が好き。
要石的な?
少し雨模様。とろみのある空の下をバスが進んでいきます。
良い建物。
複雑な海岸線、島を渡る橋…こういうものに無条件のときめきを感じるフラットランドちばの民。ぐるり進んであの橋を渡れば、いよいよ三角の地を離れて天草ゾーンに侵入だ。ここからはもうバスで一気に通過するしかない。
ハシーッ!
天草五橋が一つ、天門橋を抜けたすぐ先には味のあるおみやげ屋さんが。
ここからは謎のエリアです。予備情報をなにも調べていないので。
このへんもヒライ文化圏か。
味わいのあるタコのオブジェの…あっ!カイジのスピンオフ漫画「1日外出録ハンチョウ」でその名を知った蜂楽饅頭!?
…い、いや違うぞこれは…
蜂来饅頭!?馬鹿な、どういう事だ!?
こんな餡入焼菓子は私のデータベースに存在しないッ!!
この道の駅上天草さんぱーるでは降りないぞ。目的地はここじゃないのだ。
畑とも塩田ともつかない謎の整地された砂の区画。
ストリートビューで見るとなにかエアレーションされた水域になっていて、航空写真で見ると砂地になっている。付近の水産施設や検索から得られた情報から判断すると、どうも車海老の養殖場のメンテナンスかなにかをやっていたようだ。このあたりの特産品なのね。そういえばさっきの道の駅にもモニュメントがありました。
ヒライ。
ひたすら、橋、海、島、橋、海、島…
打ち切りが決まったジャンプ漫画並に一気に5橋がたたみかけてきたな…
島原湾、内湾の地形上水面が非常に穏やか。海も空もとろりとしている…
流れ流れて、合津の港…ここから天草上島エリアです。
ざくっと検索してみた感じ、天草市の全体面積が683.2 km²、東京23区の面積が622 km²って見当みたい。でかいね。
合津港にほど近いファミリーマートであまくさ号の休憩タイム。
長距離路線バスやBRTも、高速バスみたいにお手洗い休憩があると最近知った。車内にお手洗い設けるほどでもないし、ドライバーさんも運転しどおしでは大変だしね。
好きなんだ、高速道路の、パーキングエリア…色んな所でお外が見れるし、長距離路線バスにも鉄道旅とは違う魅力があるな。ちょっとした道の駅や駅前、コンビニが休憩地点なんだけど、こういう立ち寄り方だとまた輝いて見えるというか…
そういえば、三角あたりを抜けたあたりから、リンガーハットじゃない野生のちゃんぽん屋をあちこちで見るようになった。このあたりがREALちゃんぽん圏か。テンションが上がる。タイミングがあったら、どこかでちゃんぽんも食べていこうかな…
どんどん穏やかになる水面。
全てが曖昧になり始めた。
実はこのまま寝ていても、終着点である天草のバスターミナルが最終目的地なので問題がないといえばないのである。しかしこのルート上にはもう一つ、このエリアを通る機会があったら是非とも行きたいと思っていたドリーミーな道の駅があるのだ。おそらく自分以外誰も降りることのないであろうバス停を、見落とさないように注意しなければ…
※降りる予定のバス停が近くなるとスマホが振動し、通知欄に残りのバス停数と停留所名のアラートが出るということに気づいた。仕掛けておいてよかった、googlemapのナビ機能…
ついた。謎のビーチに。
リゾート感あるわねー。
用水路の水が綺麗だと落ち着く。
なんか質感に違和感があるとおもったら、瓦に釉薬がかかってないのか。瓦について軽く勉強してもいいのかもしれない。身近に合って大量に使われているのに、この焼き物のことをほとんど知らない。
※セラミックと文明について興味を育みたい人は京都の海辺、旧舞鶴鎮守府跡にある「赤れんが博物館」がおすすめです。初心者向けの、建材とか資材としての焼き物にフォーカスした小さいけどエキサイティングな博物館。)
OJIZOの向こうに見えるは…
今回の目的地がひとつ。
道の駅有明リップルランドでございます。
ちょっと時間が早すぎたから、施設はやっていないかもしれない。
なぜ私がここに来たかったかというと、ここにはウワーーーーーーッ!!
危険!!!!!!!!!!
モウ説明シテル余裕ナンテナイ!ガマンデキナイ!!ダッシュ!!
(息切れ)
(激しく息切れ)
天 草
有 明 五 多 幸 !!
オオオオオ…アリアケタコ…
ウワーッ!
今明かされる真実…そう!この道の別名は!
ありあけタコ街道!!!!
ウワーッ!
あたま…
うらがわ…
ウワーッ!雨降ってきた!
激しい記念撮影が繰り広げられています。
朝方の雨の日で良かったかも。
たくさん人のいる時間だったら、ゆずりあいになりますものね。
ただ!俺はこのでっけえリアルタコスタチューを独り占めしたかったんだ!
キャーッ!
ウサちゃん剣を取れ…あっ、その持ち方ダメ!(グリップ形状に問題あり)
フォトスポットも用意されているので、記念撮影したい人類も位置決めしやすくてあんしんですね。
石川県能登町の巨大イカにもいつか会いにいきたいな…
各地の皆様には今後もFRPとかで奇怪な水生生物とかの立体造形を作りまくっていただきたい。俺が喜ぶので…
なむおおだこ なむなむ…
ちなみに周囲は、いかにもタコいそうな石の隙間がたくさんある海でした。
あっタコ絵馬!…でも特にいまは願掛けする事ないんだよね。
地味に台座が気持ち悪い。
黄変したアクリルキューブだかクリアレジンだか。
樹脂だからどうしてもガラスに比べて経時劣化が発生するんだろうな。
コーヒー飲むときに「食物繊維目当て」の人っているのか?
ポリフェノールやカフェインならともかく…なんか納得いかない。
っていうかこのポプテピピック感ある、めちゃめちゃクドい指の表現が気に入っただけ。道の駅の全景撮り忘れて自販機の写真が何枚も入ってる旅のアルバム、ミーミーの死後にアルバムを見た人は意図が理解できるんだろうか。ちゃんと面白いんです、ここにしかない写真なんです…面白いよね?たぶん…
あと、この抽象化されたペンギン型の水飲み場がすごくよかったです。
ルイジコラーニが「蛮勇引力」のためにデザインした未来の殺人兵器って感じ。
ばってん城次!
軽食コーナーもあったんだけど、なんか食べるにはもう1本余分に乗るバスを遅らせないといけないみたい。
開店前から売り切れてるメニューけっこうあるな…まあいいか…
ようこそ!!
こんなふうになっちゃうよ
この上で静に、おして下さい
おっダムカード!もらえるのか聞いてみたけど、「実際にそのダムまで行って記念撮影したものを証拠として提示しないといけない」みたい。けっこうシビアだね。
おみやげコーナーを冷やかしてたら一匹4000円!の姿干しタコを発見。迫力…!干してこのサイズって、元がかなりでっかくないかしら。
カジュアルな値段でマムシが売られてるの迫力あるな。
でも日和って、自分がどうにかできそうなものだけ買いました。
こちらは塩蔵タイプの干し筍。これは見た目的なインパクトは控えめだから自宅用にしよう。
竹の笛はそのまま工芸品として、こっちのけんだま?みたいなやつは何なの…?
ぬーべー/ゲゲゲの鬼太郎で同じ商品を使いまわしてる???どういう事?
ハッピーセットのおまけかなんかかと思ってたんだけど、どうやら有識者によるとこれはぬーべーと鬼太郎の同時上映映画の際のノベルティだか販売品だか、そういったものらしいです。ちなみにこちらの映画の公開は、1996年…えっ!?25年以上前の映画のグッズまだ売ってるの!?
鬼太郎マニアの君も、今すぐ天草にGOだ!
…帰るか。
返事がかえってこなくても、あいさつはかならずしてください。
ザ、マスターズ。
日本共産党のポスターが一緒に写ってるけど、なぜかモチーフとか構図の感じが「古い」印象を受ける。内容的には最近のポスターぽいけれど…
いい立体感の水路。
バス停に戻ってきたぞ。
結局、タコの立体物は存分に堪能できたけど、タコは食べられなかったな。
まあ、いいんだ。
俺には、ちくわもしくはそれに類する魚肉練り製品があるから…
…こんなもの開けたまま持って歩くことはできないから一気に食べきっちゃうけど、燻製味のかまぼこ2本一気に食べると…さすがにその、くどいな。
ここから先はバスの終点、天草の中心街もそんなに遠くありません。一気に風景が市街地のそれになっていきます。なーんか九州、気候が温暖なせいかけっこうどこも栄えておるのよね。いつも心のどこかで「この風景、なんか千葉県の郊外っぽいなあ…」みたいな気分があって変な感じ。
…ぼんやり油断してたら変なものが見えた。写真を取り逃しちゃったからストリートビューを引用するけれど…あれ、可動橋じゃない?それも現役!?
もう一度見て確認したいんだけど、ちょうどいいアングルがよくわからない。無念…
テトラポット型の謎の建物。(どうやら正体はトイレだったみたい。学校の敷地内のトイレなんてあまり写真取ってたら不審者情報になってしまうな)
そんなこんなで天草本渡バスセンターに到着。
ここからは路線バスに乗り継ぐか、タクシーでの移動になります。
…路線バスの経路と時刻の見方がほとんど理解できてません。
googleのルート提案も例によって、うまく機能していない感じ…
なんか、バスって鉄道とくらべてすごい乗り方が分かりづらいんよね。
ここは、乗る前に乗車券を買っておくスタイルみたい。
たぶん、次のバスまでは小一時間あるはず。
さっきの可動橋まで…いけるか?おナビ様のお告げでは、なんとかなりそうにも見えるんだけど…しかし、なんとなく不安がある。さっきから、おナビ様の告げるルートや時間にブレがある気がする。なにか自分が気がついていないうちに、間違ったパラメータを検索させているのだろうか?この検索結果を信用していいものか…?
とにかく、散歩するか。どうにかなるっしょ。
しかし、「複合レストラン」って日本語初めて聞いた気がする。
アマクサ・コンプレックス!サイバネ感。どこもかしこも複合してるぜ。
かなり郷土愛強度のある信用金庫。
鈴木一族。
律儀な仕事のマンホール。
途中タイルの張替えでもあったのかな。なんか、仕事が丁寧なのに周囲と合ってないというよくわからない状態のマンホール類が多い。
通年旬な味な看板。
スーパーゼロ!
ゼロになったスーパーゼロ。
いい感じの赤い雑草。
余裕かましてるけど、これでバス乗り遅れたら笑えるな。
このネカフェなんだけど…
見たことない略字が使われてた。たぶん軽自動車の軽なんだと思うけど、一般的な表記法なの?
見えてきた。なんとなくでもどうにかなるものだな…
いろいろ書いてあるけど、結局動くのかい!動かないの怪!
注意書きがやけに多く感じるのは、やっぱり橋の上に長居してほしくないからなんですかね。コケて転がったままになったりとか。
お?信号。横のは古い橋のなごりかなにかかな。
ダイナミック止まれ。
大迫力!
超立体!
動くとこ見てみたいけど、さすがにいつ開くのか知らないと待ってるのもしんどいな。
全景。いいもの見れたな…
無の看板。
手塚プロの工事看板。さて、そろそろ戻らないとだめかな…あれ?ナビの表示が…なんだこれ?ある程度時間の余裕見積もってたはずなのに、超ギリギリの表示になってる!?
なんかが変だ。ダッシュ、ダッシュ、息が上がる、足がもつれる…だめだ。運動不足すぎて全然走れない。それにしても…なんでダイヤの検索結果がころころ変わるんだ???
そのバス停自体を目的地にしたときと港そのものを目的地にしたときで結果が変わるのか?…今となっては、どのサービスをどのように使っていたのかも分からない。完全にパニック状態。そして、息が上がって立ち止まる…
ふと見上げると、いい看板。撮らにゃ。これは、撮らにゃ…
汗はだくだく、息は激しく、なんとかターミナルに戻ってきました。
やった!あのバスだ!間に合った!
…って、撮ってる間に発車しちゃった。マジかよ。
ほんの10m先で…乗る予定のバスが…
もはや止まってくれとアピールする余力すらない…
こうなったら意地でも乗らねえ…
苦しい。すべてが苦しい。
マスクを付けていられない荒い呼吸。
落ち着くまでは、待合室にも入れない。
ヤキトリマン…
結局、次のバスまでぼんやり待ちました。もう絶対、散歩欲に負けない…
機械のグリルか、奇怪なグリルか。
再び静かな世界へ…広々と開ける視界。
あのゲートと、待機する車たち…そう、見慣れたフェリーポートの風景。
ここは オニイケのみなとだぜ。
あたりに植えられた街路樹は…
オリーブ。
…なぜ5月にサンタ?南半球課。
天草四郎時貞…に鳥のフンかクモの巣かなんかで、ひげが生えてる。
なんだかんだで、今日はひたすら食べそびれてばかりだ。
なにか食べようと思ったんだけれど、もう時間的にはランチタイム終わりっぽいんだよね。
定食屋は目の前で閉店作業をしており、民宿はやっているのかどうかも定かではなく(全体にどこに行っても民宿は入りにくい空気を醸し出しており、いままで一度も入れたことがない。予約しないと入れない空気感がある)。
そして、観光客向けと思しきバーベキュー&海鮮の店は、検索結果上はやっていると書いてあるのだが、どうみても長期休業中か閉業かといった雰囲気だ。
きょうは総じて、テクノロジーに反旗を翻されている。
遠くにぬ獣。
とにかく、もうフェリーに乗れるのは確定している状況だし、フェリー港から遠くに散歩するのは不可能っぽい。(人間が歩くようにデザインされているようには見えない車道ばかりになる)今度こそ、乗り逃しの心配はないだろう。
いまはこのすばらしい佇まいのバス停でも楽しもう。
たぶん、このバス停と鬼池港内のバス停が別系統のバスで、それぞれが検索にひっかかってたとかしょうもない理由でルーティングに失敗したんだろうなあ…
腹減った…
すぐ近くに、独立系コンビニ風味の酒屋を発見。
最悪、ここで食べ物を調達すればいいだろう。
とりあえず、知らないグルトを飲みます。乳酸菌10億の男になった。
このへんになにか店がある、らしいんだけど…
あっこれか!?本当に隠れ家状態だ。
残念ながら、ランチタイムも終わりのようだ。落胆して港に戻ろうとしたら、まだ少しだけごはんが残っているのでカレーならできますよ、と声をかけていただけた。
知らなかったら絶対たどり着けないような場所の、普段だったら絶対入れないような静かでおしゃれなお店。いい香りのおしゃれで美味しいカレーを食べてちゃんとしたコーヒーをいただいている。まったく予想していなかった、幻の一時。
休憩時間近くにご無理をいってしまい、すみませんでした。
ありがとうございました…旅人へのいたわりがしみる。
海のおやしろ。
魚の飾り戸がかわいい。
水神や恵比寿様を見かけると、その日の航海の安全を祈るようにしている。
なぜか、船に乗るルートを選ぶことが多いので…
ノリで生きて港にノリを見に来てる。
フェリーポートに戻ったら、乗船待ちの車の列ができていた。
そろそろ時間みたい。
心残りのないように、あれこれ写真を撮ってみる。
高校生のやきものがドハデに飾られている。
里帰りのたびにこれを見るんだろうな。
ところで、フェリーのきっぷを乗ろうとしたら島原エリアの公共交通機関にがっつり使えそうないい感じのフリーパスを売っていました。即購入。
フェリーを含めこのエリア全域を今日中に縦断する予定だから、このフリーきっぷが手に入ったのは大きいぞ。あと、フリーきっぷが大好きなんだ。どこで乗っても降りてもよくなるから…
あっ!ラッキーチェリー豆シリーズの塩豆!!
ここのそら豆フライのシリーズ、ちょっと高いけどすごいうまいんだよな…塩豆、一番シンプルな味付けだけに一番良さが際立っている。一番好きかも。最適な味を有している、と言えよう。
フェリーを間近で見たいなーと思ったけど
あぶないから一定以上海の近くにはいけない感じだった。そりゃそうか。
きた
きたきたきた
きたー!!島鉄フェリー!!!
なんとか日中に島原絵へと海を渡ることに成功しそうだ!熊本、離脱!
今回の旅はチブサン古墳、巨大タコ、そしてこの島原の最果てのフェリーと「行ってみたかったところ」優先で回ったからいつもの大移動スタイルになったけど、熊本の沿岸部は機会を改めてもうちょっと探索してみたいな。
八代側も行ってみたかったんだよね。
しかし、下が泥地みたいになってるな。こんなところに船をつけるフェリーってあんまり見たことないかも。
徒歩乗船でフェリーに乗ることの魅力とは。
このように、船内の写真を他の乗船客への気兼ねなくレンズに収められることなのです。
車組は、駐車して輪留めして…とか、なんかその手のことに時間がどうしてもかかるから、乗船までラグタイムがあるんだよね。
逆に徒歩乗船者は下船のときに昇降口付近で待ちが発生することも多いです。港が見えてきたら、手荷物はまとめて昇降口付近のロビーでくつろいで乗務員の指示を待ちましょう。
それにして、船は立派だし、乗船する車もずいぶん多かった。
単純に、天草の街がすっごいデカくて栄えてて、マイカーだったらこの港まであっというまの距離なんだよな。地元民には地の果てでもなんでもない、という、単純にそれだけの話。なにしろ、できればフェリーじゃなくて橋作ってくれないかなあ…ってなってるほどだものね。
あ、上は上がれないんだ。それじゃあ…
適当な席に体を落ち着けて、記念撮影タイム!
さっきのサンタがなーんかチラチラ視界に入るんだよな…
羊毛卿にょほ師の手により魂を吹き込まれたムイムイ団の面々は…足にネオジム磁石が埋め込まれているので、このようにムチャな記念撮影も可能なのだ!逆転マイナーG!
ウールロイドに関する詳細は、卿のnote及びtwitterアカウントをご参照ください。これは、いいものだ…!
さらば鬼池港。鬼池って地名、なんかいわれがあるのかな。
デコポン
ペクチン
味のある救命胴衣着用イラストを見ながら、今回の地獄旅ログはエンディングです。
…そう、ここまででまだ、一日の半分しか経過していないのである。
ここからは本日の第二部、長崎編は島原編…!
しかし、今はただ、静かに眠らせて欲しい…
旅の疲れがゆっくりとムイムイを包んでいく…
水面には静かな波が広がり…ん?
ギャーッ着いた!30分くらいしか休憩できてねえ!!
地獄の旅は、まだまだつづく…