地獄旅XI-2 寺泊~分水 山に行くつもりじゃなかった
前回の!地獄旅!!
関東/東北のフリーきっぷを携えて、なぜか飛び出す中部地方・日本海側
全てが計画外!スケールの小さい苦難がムイムイのおなかに押し寄せる。
でも大丈夫、2日めからが旅本番。
漁港でお刺身を食べるだけ、のんびり極楽旅行の始まりです。予定ではね。
2日目 9:15 柏崎 朝ごはんを探そう
気持ちのいい目覚めですね。
気持ちが良いわけだよ。朝9時まわってるじゃん。
チェックアウト何時だっけ?って一瞬パニクってしまった。
貨物駅も兼ねているので、独特のムードがある柏崎駅の景色。すてき。
体力の低下で疲れやすくなって寝すぎたのかな…と思ったけど、よく考えたら前夜は夜行バスが暑苦しすぎてほとんど寝れてなかった。
とにかく、ダッシュ、ダッシュ、次の越後線の電車で、なるべく急いで…
…あっ そうかローカル線…出勤出社時間帯に集中してるのか…7:28に乗らないかぎり、10:46まで足止め確定だったのか…事前に時刻表を見ておけという話である。
初手からいきなり、次の目的地着が昼過ぎ確定。私の皮算用が…
本物体験。
となりの東柏崎まで1.5kmしかないんだ。それなら、ちょうどいい距離だから路上観察しつつ散歩しようかな。次の電車まで1時間待ちなら、ちょうどいいでしょう。
と思ったら、とたんに雨が降ってきた。日本海側の天気~。
一瞬なんだかわからなかったマーク。激写ボーイの主人公か?
…写真でよく観察してみたところ、「夕陽にコウモリ」というモチーフの柏崎市シンボルマークであるらしい。黄色と赤の退色度合いがちょうど一致してしまったのね…
渋めのマンホール。華やかなのもこういう質実剛健なのもどちらもよいな。
結局、雨にふりこめられる格好で駅に戻されてしまった。
「かまいたちの夜」であえて宿に直行せずにスキーやってから「シュプール」に向かう感じですね。さらにダラダラと外で過ごしていたら、きっとエンディングは、大変なことに…?
印刷物なのに猛烈なテプラ感(あるいはwindows10感)
きょうも0番線。
越後線だからコレにのるのかと思ったけど、どうやら車庫代わりにしてる感じなのかな。
たくさん線路はあるんだけど…
使ってないんだろうなあ。ほったらかされすぎて、松の木が生えてる。
ちょっとお正月っぽくておめでたいですね。
きたきた。こっちに乗るみたいだぜ。
サビとガマ。
出発までまだ全然時間があるので、全然だれも電車に乗ってきません。
いまのうちに朝ごはん済ましちゃおう。
ラブ・フーズとかいう地元のメーカーのおにぎり。みそづけ。渋いね。
0日目~初日、ここまでで歩数は33689歩。
合間合間の手すきの時間ににポケモン進めてる。
この旅の間に終わるな。
(ご当地おかきはふしぎに甘い味でした)
なんか、都会の電車だね。遠くに来た気はあまりしない。
ところで、さっき食べたおにぎりが妙においしかったので、荷物を置いて改札外にひと走り。名物っぽい気配の「鯛みそ」味も買ってきました。
あ、ゴマごはん。本気出してきたな…
たっぷり鯛みそ。こっちもやっぱりうまかった。
米どころのせいもあるのかもしれないが、メシがそもそもうまい。
ローカルおにぎり屋、狙い目かもしれないな…
水筒に残った水でウメコブチャを飲みます。
うん、いいなこれ。
いいんだけど、ビジュアル的には水質調査で汲んできた江戸川や神田川の河口辺りの水を飲んでるようなショッキングビジュアルショック。
2日目 11:00 越後線 寺泊を目指そう
アラバマ…
電車が走り出しました。いたるところ、白鳥だらけ。
なんか妙にノスタルジックな感じ…
ガラスに色がつけてあるのかな?スマホの撮って出しだと、越後線乗車中の写真がみんなこんな色になっていたので、補正しています。
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片田舎の無人駅。日本中で見る、こころの風景。
奥のぽこぽこしたのもみんな白鳥だよ。
…白鳥だよね?たぶん。サギとかツルとかかもしれない。
流石にあまり電車の近くには来てくれないみたい。
もうすぐ寺泊。
(この直前、電車のお手洗いに入ろうとしたら中に爺さんがいてたまげるというセクシーイベント発生。お外のトイレではカギをかけよう、じさま。)
2日目 11:00 寺泊 水族館を探検しよう
寺泊につきました。
なんで正面から見た駅の写真がないかというと、バスの時間がギリギリだからです。どうせまた次は2時間後とかなんだ、もう絶対タクシー代払いたくないぞ。
まにあっぱ。いつものことだけど、自分以外だれもいない。
自分が乗るためだけに維持されているような謎めいた地方交通機関よくある
ムードな町だぜ。海辺に到着。
おおっ!無脊椎動物が過半数のマンホール、嬉しいね。これは名品。
ウワーッ!
何?何なの!?怖いよォ!
金八、全景。たぶん名物なのだろうと思うけど、なんでこんなことに…
あ、水族館があるんだ。
コンパクトながら、よさそうなムードが漂っています。
ケヅメリクガメ
の
広 場
ペンギンモチーフ?なんか"Five Nights at Freddy's"のThe Puppetめいたムードがある。
ピクト一つにすら、味が漂ってしまっている…
電 気 室
いい雰囲気の扉だ…!
あらかわいい。
しかし、スタンプカードがある水族館ってのも味わいがあるな…
スタンプ貯まる人、いるのかな?サービススタンプ3つか…
全部たまると入館料無料、とかかな?
へー、いろいろ特典あるんだ。生き物えさやり体験は素敵だなあ。
ゲェーッ!?館長の手作り盆栽!!??
ところで、館内の様子なのですが。
これが建物の佇まいといい、見せ方といい、非常にレトロで素晴らしい…
ずーっと昔の水族館の雰囲気があるんだ。
2021年9月30日に惜しくも閉館した京急油壺マリンパークも、こういうムードあったな。
スチレンボード切り抜き+楷書体の雰囲気もそれっぽい。
好奇心の煽り方とかが昔の図鑑っぽいというか。
ビバリウムに建て替える前の上野動物園の水族館コーナーとか、サンシャイン水族館がこんな感じだったかな…おぼろげな記憶すぎて、どこの記憶だったかすら定かではない。
小さな虫だと爆発四散!?テッポウオ、そんなパワーあるの!?
ピラ・ニア真実!この素敵なフォント!この素敵なイラスト!
水族館は全国的に、少子化と老朽化のダブルパンチで寿命を終える施設が増えています。この空気、残したい…ここは大洗みたいに観光地隣接&いい海水が手に入る立地なので、比較的条件がいいとは思うのだけれど。
ケムシカジカ超かっこいい。
この黒に赤青の看板。建物と空気感の拝観料だけで、取りました。元を…
上の階へ
どうぞ…
鮮やかレモンイエロー。色彩変異かなんかの展示水槽だったかも。
こいつ…歩くぞ!
このレトロなデンキウナギ放電シミュレーションパネル…
サンシャイン水族館かどこかで、子供の頃に見たんだ。
これそっくり?なやつを。当時見たデンキウナギの展示水槽の周囲では「君の瞳は10000ボルト」という曲がBGMにかかっていて、当時『なんか、昔の流行歌みたいなの、かかってる…』と思ったような、そのような曖昧な記憶がある。昔のことは、ほとんどおぼろげな記憶になってしまっている。
サビ以外ってこんな曲だったんだ。
みんな大好きムセキツイ。
上の階へ
どうぞ…
とらふからっぱ。
水族館、やっぱり好きだなあ。
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の啓発ポスター。
昨今はミドリガメとアメリカザリガニの対策が本格化していきそうですな。
農林水産物を食べる 畑を踏み荒らす 邪悪レッサーどうぶつ!
超地味な水槽…なんだけど水流のせいでクルクルとキンギョモかなんかが舞っていて、はじめはウミエラみたいな謎の生物の展示かと思っちゃった。
トド。
中庭へ…
双眼鏡は感染症対策か季節的なものか封印されている。
捕鯨砲は打ち放題。
ペンキ絵がノスタルジー駆り立てるのか…
海。
空。
ヒカリキンメダイ。
なんか学園祭っぽいな。こういうのくぐっていくの。
神秘の発光魚!
暗闇に浮かぶ水槽の…
水流起こす用パイプが妙に雰囲気がよくて見てしまう。
発光生物。なんか機械っぽい点滅が味がある(けど撮影失敗。)
スタンプの生き物えさやり体験、曜日によって生き物が違うんだ。
通う楽しみがあるし、水族館好きの常連だからこその特典って形でこういうイベントが提供されるのはかなり素敵なアイデアだと思いますね。
なぜこんなにも!!館長手作り盆栽の推しが強いのだ!!
これは…
ご意見コーナーか…
ケムシカジカ かっこいい!
きねんしゃしん。
漂着クジラ。ばくはつぶつだ。
エビス様…土左衛門のこともエビスと呼ぶことありますな。
諸星大二郎を思い出す。
死滅回遊。熱帯魚のイメージがあったけど、クジラやイルカも多いのか…
屋上階。独特なムード、漂う…残念ながらこの季節は屋上は強風閉鎖とのこと。いいパンダの置物があったらしいのだが。
ついに現物が現れた館長手作り盆栽!プレゼント企画まで!どれだけ!!
一瞬応募してやろうかと思ったが…
そうだよね、輸送があるよね。
みどりのゆびがないので枯らせると思うから応募はしないでおきます。
ていうか、流木を使ってつくってたんだ。
そう言われて見れば、「海の盆栽」って感じのムードが独特だ。
水族館と館長の盆栽の不可解な関係を、ついに解き明かした…
カメかみます!舌も噛みそう!
外に出た。この堤防にかかれたペンキ絵のムードがすてき。
どうせなら、この絵を使ったマステとかクリアファイルみたいなグッズ欲しいなあ。
素敵&迫力あるタコ。
サメかわいすぎ。
全景…
たくさん写真を撮った。
展示された生物や記念写真は多くても、水族館全体の空気感を残そうとした写真ってあんまりないんじゃないかと思って…この景色も、いつまであるかわからないから。
(と思ったら…3回建て替えて…創業90年!?
これはいくわ、100年め…建て替えたら150年後くらい続くわ…)
2日目 13:00 寺泊 港を目指そう
頼もーッ!
俺が道場破りなら、きっとこのかわいい看板を奪いに来る。
公民館だと思うんだけど建物に味がありすぎる。
新品同様のイルカの遊具と
使用禁止された、シーソーと鉄アレイを組み合わせたような謎過激遊具。
シンプル、直截。
ガマガマガマ…
ガマ、小さくてピントが背景に合いがち。
pixel6ってパンフォーカス撮影できないんかな。
ムイムイムイ…
海の見える堤防際で記念写真。
あれは…
佐渡汽船の船着き場。
ここから佐渡ヶ島に渡れるのか…?
車が全然ないから、もう時間過ぎてるか、正月は欠航なのかもしれない。
と思ったら、2019年5月1日で航路が廃止されていた。お疲れ様でした。
「新潟の赤泊―寺泊航路12月復活 和幸船舶、貨物便で参入」などというニュースもあるけれど、普通の旅客が使えるものにはならないでしょう。
やたらかっこいい看板。
廃タイヤとホイールで作った花壇。チェーンソーアートめいている。
サビと蔦。
釣り船の待合。海辺の光景。
錆オブザイヤー。
此処から先が、寺泊漁港の観光メインエリア…あっ、ちょっと待って
ウワーッ!!!
ニャーニャン!!!!!!何あの看板!
ニャーン
ニャン!!!!
ハァ、ハァ…良すぎて、何枚も写真を撮りまくってしまった。
それにしても、なんで2つの看板で名称が違うんだ?猫語は難しいね。
移転してしまったと思しきカニ料理屋の看板カニ。
渋すぎる体育館。
新旧ともどもいい味出しすぎ。
こまどり。
なんか、変なものが多そうなエリア。テンション上がってきた。
(後日調べたところによると、このすごい近くに愛しの「タコ滑り台」まであったらしい。みのがした!)
ウワーッ!!!!
音楽に詳しくないので調べてみたら演歌作曲の巨匠だった。
地元のスーパーに…
…あれ?このゴーグル。さっきの水族館ポスターの子かな。
当地らしい物産を購入。この佐渡産の干し柿がとてもうまかった。
親指より小さいくらいのサイズのちくわ天・1個30円ってのもすごい心惹かれるものがあったな…漁港でご飯食べる可能性を考慮して見送ってしまったよ。
タコイカカニマンホール、カラーバージョンもあった!
背景、水の流れかと思ったら海藻だったのね。
自動車窃盗
あるある!
ない!
なんだか楽しくなってきたよ。
警告だけどかわいい看板。
ご当地ゆるキャラ。謎めいたキメラのマリンちゃん。
確かにタコのろうとは口じゃないんだけど、よけいに奇妙なディテールに…
こちらは女の子のマリンちゃん…って名前同じなの!?
そして男女でモチーフの生き物違うの!?
いや、そもそも同一個体で状況で姿や性別が変わるのか!?
クトゥルフ神話めいて謎めいている…
神!設定から神じゃないか!やっぱり旧神の類だ!!
2日目 14:00 寺泊港 ごはんを食べよう
ついに来たな。観光地に。
寺泊港・魚の市場通りです。
テンション高めだ。
唐突に魚屋の合間に現れる仏具店!
NHKの制作する、NHKスペシャルとか特集番組が信じられないほどの光を放っている時代があったのだ。「脅威の小宇宙・人体」とかね。
やめないか!人の脳内プレイリストにBGMを追加していくのは!
この「角上魚類」の本店があるって理由だけで来てみたけど、来てよかった。
この魚屋、都では「あの新潟寺泊の!」て感じで、現地では「まるでアメ横!」って感じのキャッチフレーズになるの、あこがれという概念の本質を見るようで興味深い。(実際には、この会社が意識的にやっているというよりはこのへん全体を「魚のアメ横」的に言いあらわす定番の言い回し化しているのかもしれない。地図等に記載があるから。)
えぐい色だ。ブルーレット感。よくない連想だ。
串焼き魚類を色々売ってるのが特徴の通り。
関東とかの角上魚類だとさばの丸焼きくらいしか置いてなかったと思う。
現地に来ると、のどぐろまで串焼きが!いいのか こんなもの食べても
鮮魚もいろいろ。
マンダイ!いわゆるアカマンボウだ!(実際は、マンボウみたいなシルエットをしたリュウグウノツカイの親戚、らしい)
マグロの代用品としてではなく、マンダイとして「本日のおすすめ」コーナーに刺し身のサクが入ってる。楽しい。
せっかくだから、ここで食べていくか。
若干疲れてきている。歩きに、ではなく「いろいろ魅力的なものがあるのに、買ったり、送る手配をしたり、食べたりの決断が出来ない」自分に疲れてきている。決断の留保もまた、一日に可能な決断力を消費するのだ…。
内向的になりきるまえに、一気に決めるぞ。
海鮮丼。うまし。
うまいんだけれど、昨日の昼に食べた「明確に異常なうまさの刺身定食」の記憶が残っているうちに続けて海鮮丼を食うべきではなかった。ここはフライか焼き魚で決めるべきだったな…串焼き、食べるのもありだったか?
カニの番屋汁がとにかくうまい。嬉しい。
…そうか、体がそれなりに冷えていたのか!
より一層焼き物が嬉しい状況だった、ということか!
っていいつつ贅沢してホタテその場で剥いてもらって食べちゃうのやっちゃった。すごいでっかい、甘い、キラキラしてる。貝ひもにチョンチョンとくっついたホタテの目玉もよく見える。
2日目 14:45 ▓不明▓ 苦しみを選ぶ
…楽しいね…楽しいね…さて、そろそろ。
目を背けていた事実と対面しないといけません。
ここから駅に戻るルートをスマホで検索すると…
「ルート:なし」と表示されるのです。
そんな事、あるかぁ?おわりじゃん。つみです。
観光駐車場の中には、シェルター状のバス待合所。バスの例によってバス時刻表が複雑怪奇で読み方がわからない…特に、「結局どのバスはどこを経由してどこに行くのか?」「いま来たバスはどのバスなのか?」が全く分からない。みんな、どうやって乗るバスを判断しているの?
とにかく、なんか色々コミュニティバスか送迎バスか的なのも含めて足がありそうに見えるのです。期間限定とか曜日限定で色々変わってるのかも。…あれ?次のバス…あれ!?ちょうど目の前の道路に来たじゃん!
のがしたら大変だ!乗ります!!
やった!大勝利!スマホのアホナビを出し抜いたぞ!
タクシー乗ったら、またとんでもない金額になるところだった。
これでゆうゆうと、次の目的地に向かえるぜ!
分水駅を経由して、燕三条に行くこのバスを使います。
いま、ちょうど川を渡ったところのようですね。
分水駅で降りたら、近くにあるレトロドライブイン公楽園まで歩き、駅まで戻る。新潟に出るもよし、内陸に探索の足を広げるもよし、福島方面に切れ込むもよし。流石に村上とかのさらなるディープ新潟に向かうと明日の新幹線が確定するかな。こんなにうまくいく旅も久しぶりだな。
宮殿みたいな建物で営業してる重機レンタル屋さん。すげえな。
元ショッピングモールかラブホテルかなんかかと思ったら、トリックアート美術館だったみたい。なっとく。
トリックアート美術館、そのどこで見ても「その土地らしさ」と完全に切り離されてるケースが大半だから、体験としてはどこかで一度体験したら二度目がないのよね。そういう意味では巨大迷路より賞味期限が短いアクティビティだと思う。家族やカップルの記念撮影需要そのものはあると思うけど、ここでなくてもいいよね的な…お台場くらいがちょうどいい感じ。
景色寂しいね。繁華街を外れるとこんなもんかな。
なんか、海と並行してずっと走ってるような気がするな。
だんだん広がってきた疑念。見なかったふりをします。
「毎度ご乗車いただきましてありがとうございます、次が終点…」
死刑宣告、入りました。
「ぼくはじめからここで降りるつもりだったんだよね」みたいな顔をして、バスを降ります。(今思うと、一言、運転手さんに相談してみるくらいの理性はあってもよかったんじゃないかという気がする)
大野積です。どこ!?
ここから長岡駅まで戻ってルートを再設定…
ギャーッ!平日限定じゃん、このバス!!
土日はもう朝10:37の段階で全てのバスが終わってるじゃん!!
ていうか、本当に何処なの?ここは。
塞の神、とは…??
全体にトゲの生えた、大きな赤い実の雑草。
回送車、行っちゃった…
まずい。本気でわけのわからない場所に放り出されたのははじめてかも。
幸い、あまり乗車時間は長くなかったと思う…どうしよう、これ。
タクシーを呼んだら、一体いくらになることか。
結局、ナビの表示は「公共交通機関ルート:なし」のまま。
お前が正しかったよ。
どうせ宿の予約があるわけじゃない。
目的も旅程も変わっちゃってもいいんだ。
そういう旅だ。いつものことだ。
歩こう。
写真は夫婦道祖神とか双体道祖神と呼ばれるものかな。
道祖神には村を守護し疫病を避けるみたいなのだけじゃなくて、夫婦和合的なニュアンスのものもあるらしい。このへん、詳しくないのでこんどなんか調べものしてみてもいいかも。
この夫婦姿のものは新潟とか長野に多い、のかな…
とても長閑で心がなごむ。寒い、寂しい、頼りない気分でもある。
パチン。という音がして足元を見やると、水たまりにカワニナ系統の小型巻き貝がたくさん住んでいた。
これが側溝の上のあたりまで這い進んでいたようだ。
無益な殺生をしてしまった…あまり道のはじっこは歩かないほうがいいかもな。
ここまでカジュアルに小さい巻き貝が暮らしてる環境、はじめて歩いたかもしれない。昔、甲府の地で猛威を振るった地方病の中間宿主の貝類もこんな感じで環境に広く存在してたんだろうなあ。
非加熱の陸生陸生軟体生物は若干怖さのあるいきものたちである。
方角的には、あっちのほうなんだけど。
この山超えろとか言わないだろうな。
川に沿って、なるべく大きい道に沿って。
でも、歩道がないし車がびゅんびゅん飛ばすような道も避けて。
そういうルート取りが、安全確保につながるでしょう。
先程バスが通った道と並走する生活道路を戻るように辿って進みます。
このへん、あんまり観光客来てなさそうだもん。いろんな意味で、トラブルは避けたい。
タブノキって神の木って書くのかしら。
あちこちに花の絵のプリントされた青いコンテナがある。
のり
イシクラゲ。食べられるらしい。
駐車場に生える、海藻の陸バージョンみたいなやつら。
道が途切れたところは、先程のバス道に戻ります。
やっぱ、歩道は狭いし、そもそも人気はないし、ちょっと怖い。
高速道路の路肩でウロウロしているようなものだ。見た目より死が近い道。
ご立派な枯れたカラスウリ。
忌中の立て札。はじめて見たかも。
張り紙くらいは見たことあったような気もするんだけど・・・
どうもこれ、新潟あたりローカルの風習ではないかという気がする。
単純に、千葉の都市圏はベビーブーム時代に住み着いたニューファミリーばかりなので目につかないのかもしれない。どこかから来て暮らしていて、千葉にまだ根を張っている最中で。
青看板!現在地が把握できるぜ!やった!
…いや、それは知ってるよ!?って情報しか得られない!
八百比丘尼…このあたりの伝説だったのか。
それにしても、自然歩道とか、登山口とか、不穏なことしか書いてねえ。
修繕中の神社もあった。
新潟の夕日…気持ちがいい景色だ。
色々あったけど、結果的に、このルートになって良かった。
下調べでわかることを追体験するだけの旅、リッチにデザインされた観光地を受け入れるだけの旅では絶対に見ることのできなかった景色を見ている。
ここで得ている経験は、全て自分のものだ。
記念撮影もしちゃうもんね。
2日目 15:30 ▓不明▓ なぜあなたは死ぬか
歩きはじめてから小一時間が経過している。
google mapのナビが提案している徒歩ルートは、3つ。
そのうち、最短として指定された県道159号ルートは、可能なら通らないほうがいいだろうと事前に予測を立てていた。
国道402号を橋の手前まで進み、大河津分水路沿いの県道159号をひたすら進んでいく。迷う心配がないし非常にシンプルなルートなのだが…
ストリートビューを見るとわかる通り、事実上歩道がない上に、ドライバーも歩行者がいることを全く想定しない運転がするだろうと容易に想像がつくルートなのだ。
こういう田舎道は、日が落ちてしまった場合、あるいはトンネルがあった場合、スマホのライトを点灯するなどで自分の存在を対向車に明確に警告しないと非常に危険だ。はっきりいって、自分から事故に遭いににいくようなもの、と言ってもいいだろう。スマホが万一電池切れしたら、文字通りの、死亡確定…地獄旅は地獄と銘打ってはいるものの、所詮は「遊び」。やばい怪我をしたり残機が減るのは、あまり良くない。次の旅に行けないからな。
ていうわけで、10分くらい遠いというふれこみの第二ルートか第三ルートにしようと思ってたんだけど、なんですかこの看板は…不穏な匂いが濃くなってきたぞ。
そもそも、さっきの看板、登山口とか書いてあったぞ?でも、町がある方向に向かうには、どうやってもそっちの方角には進まないとまずそうなんだけど…地図見た感じでは…やっぱり…ないんですか?ルート…
お、「リスのまとい」看板だ。かわいいね。
このキャラクター、林野庁が山火事防止の啓発のために昭和46年にキャラクターデザイン、昭和47年に短編アニメーション映画を制作したというような経緯のものであるとのこと。リスどんかわいい、ほのかなサスペンス要素、メインキャラクターを務めるおこんぎつねがむやみにセクシー、「カブトムシは生に限る」などの名言といった一本の作品としても見応えのある作品となっております。
…そう、この看板を出すのは、林野庁なのだ。
森とか山の。
大丈夫なの、この道?
住宅街、なんだけどなあ。そんなヤバい道には見えないのだが。
それにしても、いい看板だらけ。
パイゲンCって知らないな。いつ頃のものだろう?
乳酸菌だから…カツゲン的なやつ?
お、素敵そうな神社。
このへん、杜氏のまちなんだ!日本酒造りの流行りって、江戸時代よりあとの出来事に読める。雪国の季節労働者が現代の都市にどういう影響を与えていったのかは興味深い。
これはおまけ。
清酒誕生のエピソード。面白いんよね。
水辺に小さなおじぞうさま。
馬頭観音。
延命地蔵大菩薩。
なんだか上り坂になってきたな…まあ、丘というか、裏山というか、そんな感じかな?
いまいち実感がわかない。どのくらいなんだろう。
…なんか、けっこう登ってきちゃったな。
ちなみに、目の前をおじいさんが歩いていたので、「まあ普通に生活道路なんだろう」と思って安心して歩いていた面はあります。
写真取りながら歩いてるせいもあるんだけど、このじさまが、歩くのがえらい早いんだよね。ぜんぜんそんな動きに見えないのに、気づくとどんどん距離を離されていく。…天狗か?
まあ、いいとしよう。google map提案の第2ルート、だんだん畑や家が減ってきた感はあるけど。
2日目 16:00 ▓不明▓ 警告
…これはどうなの。
でも犬の散歩してる人と普通にすれ違ったんだよな、この先で…だから、普通に通ってる人けっこういる道だと思うんだよな。このへんの路地で、こんなに人通りのある道ここまでになかったもん。とはいえ、2~3人とか、そんな人数しかいないけどさ。
要は、車だとこの先はだめ、ってことでしょ。
歩行者はこの道を通れ、と。そういう道。
これはどうなの。
ま、まあ、こういう道は千葉でもよくあるしね。
全然雪もないし、天候も雨の気配なし、日没がつるべ落としの季節とはいえ、さすがにまだまだ全然余裕のある時間ですし。
こりゃだめだ、となったら、暗くなる前に国道まで引き返して、タクシーを呼ぶ判断しかなさそうですね。スマホのバッテリー、予備用意しといてよかったー。
これ、杉の花かな。
こんな感じになるんだ。割りと「あ、花咲いてる」って思える程度には華やかなんだな、杉。
今年は、すごく花粉が多くなりそうっていってたような気がするなあ。
寺泊と分水のちょうど間あたりにいるのかな。
ふかふかのマットの上を歩きます。
冬靴履いてきて正解だった。
このルートを通して、足が滑ったことはなかったと思う。
そりゃ、林野庁管轄って感じだよな、って感じ。
気持ちのいい道だなー。
心細くはあるけれど。
もう、どこからどう見ても、ちょっとした峠道だなこりゃ。
あの散歩してた人、どこから来たんだろ。
あの爺さん、どこに行ったんだろ。
木々の雰囲気が、どうも不気味なんだよね。
空は素晴らしく美しい。
つづら折りの道。まっすぐ進むと角度が急になりすぎちゃうからね。
もう、道の作りが完全に峠道だな。
ちょっとわかりにくいけど、倒木。
…さっきの杉の花を見たときの違和感が心に蘇る。
この芽…あきらかに、生気に満ちてるんだよな。
これは、生木のままへし折れているぞ。
もしかしたら、つい最近に。
…大丈夫か?この道。
あ、鳥の巣だ。
サルノコシカケみたいなのが生えた木も落ちてる。
こちらは完全に枯死して分解していく過程だろうね。
ヒョロ杉の並木道。
…あっ
完全に、倒木が道を塞いでしまっている。
これはどうなの。
…大丈夫なの?これ。
一応記念撮影。
とはいえ、下を潜る瞬間は薄気味悪い。
この倒木は、なぜ、いつ発生したのか?どのくらい安定した状態なのか?
いきなりこの木が落ちてきたら、横の木が倒れてきたら。
対応できるものなのか?嫌な気分だ。幸い、大丈夫そうだったので幹の下を潜る。
…完全に、大丈夫ばない感じだな。
あーあーあーあー…あーあーあーあー…
風でこうなるのか?ちょっと違和感がある。
予想だが、近いタイミングでドカ雪でもあって、それで木々がなぎ倒されたんじゃないだろうか?いまのところ、残雪のようなものも一切見えない状況だけれど。
ガチガチの冬季通行止めになっていないのは、落石とか、足元が崩れるといったタイプのトラブルの危険が少ないということなんじゃなかろうか。
今年限定のことか、例年のことかはわからないけれど、この季節・この状況で車でこの道に入るものがあるとすれば、それこそ森林警備か森林作業の人間だけだろう。
ミラーもまったく機能しない状態で放置されている。春が来たら、清掃するのかな。
県営幹線農道!農耕車優先!
いいっすよ。
こんなところを通れるものならね。
ひどい状態だ。
あっ、崩落地点!
はじめて、この道に「本当にヤバいかもしれない」という印象を感じた。
稚内や冬の網走の街歩きを想定した耐寒耐滑装備でよかった…
ひどい
結論から言えば、ここがピークだった。
いや、文字通りのピークだ…「峠を超えた」んだ。
おわかりいただけただろうか。
チェーンソーの跡がある。まだフレッシュなおがくずが辺りに散らばる。
そして、道の脇には切りたての丸太。
倒木の撤去作業が、ここから先は終了しているのだ。
おそらく、ふもと側まで、もうなんの脅威もないだろう。
ここまでの道のりが、嘘のようだ。
S字にくねる、見晴らしのいい道路。そう、これは完全に「道路」だ。
とはいえ、気の抜けた下りで焦ると足くじいちゃったりするから、着実にいきましょう。
森の合間が開けている。
妙に清々しい一瞬。記念写真もとっちゃお。
森の精霊…
電柱が。家が。(まだ住民が住んでいるかどうかは知らないが)
人間の世界に帰ってきた。
こえーいのししの絵こえー。
「運が良かっただけだな」とも思う。
途中で気が付いたのだ。
今回、カロリーメイトもお土産物も含め、食料も携行しているし、強力なダウンとホッカイロの予備もあるから、もしなにかあっても怪我さえなければ、低体温症に陥る状況もかなり避けられるだろう。
ただ…水がなかった。ちょうどお茶の類も切らせていた。
万一、道中でトラブルがあったら、水不足で苦しむか、沢の水を飲むリスクを犯すことになっていた。
雪国は、なにがおこるか分からない。こういう、ノリの旅はよくないかもしれない。
時間と距離は短いけれど、命綱が、マージンがない1時間強だった。
って国定公園じゃねーか!
googleよう!こんな道しかなかったのかよう!
しかし、相変わらず人の気配ぜんぜんないんだよな。
あの上りで見かけた爺さんは、いったいなんだったんだ。
なんか視界の先の方がずいぶん開けているな。
あれは…道路か!
車が通ってる!文明だ!!!!人間が、いるんだ…
エンポリオ
ぼくの名前は………
ぼくの名前はエンポリオです…
この地図中央あたりのT字路に出たあたりか。
結局、分水路沿いの県道159号まで戻ってきたかっこうだけれど。
ここから!ちょうどここから!この道には、「歩道がある」のである!
勝ったんだ!俺は賭けに勝ったんだ!!さあ、ここからは分水駅まで…
5km以上あるじゃねーか!まだ一時間は歩くのか…
2日目 ▓不明▓ 呪われよ
なんか、足がさすがに疲れてきたな。
いや、疲労というか、座って足を休めたい。
立ち上がれなくなるような疲れ方はしてないけれど。
あと、なにか飲みたいね。
へー、日本最古の即身仏だってさ。
おじぞうさんだ。
あれが越後線の線路かな。
そうだったらいいな。
そんなわけないよな。全然歩いてないもん。
ついに、歩道が途切れるところがやってきた。
ここからは堤防上の道路があるから、そこを通れと。そういうナビのようだ。しかしこんな道路、対向車が来たら避けられないよな…
…その心配はなかった。
工事通行止めじゃねーか!
今回は明確に、歩行者も含めた通行止の表示がなされているうえでの封鎖なので…
こっちの道を経由でいくか。
ここは歩道があるけれど、この並木沿いを抜けると、たたずまいが完全に自動車専用道のそれになっちゃうんだよな。
ちょっと車が怖いので、田んぼのなかの道を行くとしましょう。
こっちは速度を出せる道じゃないし、車も全然いないから、そうそうひどい事故の原因になることもないでしょう。
それにしても、ストンと陽が落ちてきたな。
早め早めの判断をしていて、本当によかった。
もしあの倒木の道でこの状況を迎えていたら…
google mapのナビが、リルートを指示してきた。周囲はもうこの明るさ。
指示されたルートに入る地点になにか看板のようなものが見えたので、スマホを暗所撮影用のモードにして思い切り輝度を上げて撮影させてみる。
…もうお前には頼らん。
しかし、スマホとデジカメで、カメラ機能に対する気持ちが全然違うのが我ながら面白いな。
撮影行為を、たんなる記録じゃなくて、リアルタイム画像加工でズームしたり、コントラストを立ち上げて情報を読み取ったり、翻訳をさせたり。
そういう、サイボーグの眼球として、カメラをフル活用している。
今後もカメラの性能のいいスマホを使いたい、と今は思っている。
一番強力な周辺情報のインプットデバイスだ。絵作りも綺麗になるしね。
エモですね。30キロ道路。周囲は家々の明かり。完全に人間の世界。
街灯だ!!
通りすがりの家からは、温かい料理の匂いが流れてくる。
ここが、すごく栄えている町に感じられる。
ちょっと前と、市街地の感じ方が一変してしまったな。
商店だ!店がある、貨幣経済だ!!
やっと飲み物が補充できた。
グレープフルーツジュースが喉に染み込む。酸味があって、うめえなあ…
ホットのお茶も買い足して。
もう何も怖くない。
いけるぞ。
あれ?あの標識、なんか変なような…
道のどまんなかに背の低い標識が立ってる。すごいインパクト。
このあと、どうしよう?
昨日この町まで来れていれば、公楽園に泊まってみるのもいいな、と思ってたんだよね。いっそ今日、泊まってしまうか?
でも、もうちょっと千葉に近づくよう距離を稼ぎたい気持ちもあるんだよね。あまり週明けの仕事に疲労を残したくないから…仕事のことなんて別にいま考える必要はないけれど。自分の思っている以上に寒い国の冬の旅は体力を消耗するから、無理はしたくない。旅行中に札幌で熱を出したこともあるしね。氷雨の中、鮭の遡上を見ようと川べりの藪を歩いたせいで。
結局、その場では鮭、見れなかったんだよなあ。熱の出し損。
闇夜のおじぞうさん。ちょっとドキっとするな。
あれ?あの街灯の下の、踏切じゃん!
いつのまにか、着きました。
2日目 18:15 分水 公楽園に行こう
最短ルートは辿れなかったから、結局山道を抜けてから6キロくらい歩いた勘定なのかな。
というわけで、ここが。
分水駅です。いやあ、苦労したね。
18:24の吉田行に乗ってしまってもいいのだけれど、こんなに苦労してここまで来たのは、名高いドライブインゲームセンター&簡易?宿泊施設の「公楽園」が当地にあるから…
幸い、これだけ電車の本数があるうえ、最終が新潟行きならここからは絶対どうにでもなります。
歩いても行ける距離だったのだけれど、さすがに少し足を休めておきたかったし、時間を押したくないからタクシー移動。駅前にタクシー乗り場はあったけど、さすがに常駐はしていない。配車依頼して…はい着いた!
よし行ってみよう!よし行った!よし撤退!
ちょっとフィーリング的に微妙なニュアンスを感じたので、礼儀の1クレだけ遊ぶことにして、長居はやめにしました。
自分の旅にとって、目的って本当に、どうでもいいのかもしれない。
過程のなかで発生する偶然に、自分の中に無いなにかに期待している。
たとえば、こんな奇妙なカエルの看板との出会いに。
そして、その経験を共有すること、自分の視線を共有することから生まれるなにかに。
というわけで、駅まで歩いて帰ろう!
ちょい早歩きで行けば、19:37の吉田行きに間に合いそうだぞ。
男鹿半島の果てまで行って、うどんそば自販機がメンテ中だったときも、別に不満はなかった。確かにそれは家の近所のドライブイン兼ゲームセンターで小学校の頃に食べたものや見て憧れたもの、不良の世界のコワイ雰囲気などに紐づいた記憶ではあるものの…実際に食べる自販機うどんの味そのものがスペシャルなわけじゃないからだ。物語化されていなければ、魔法がかかっていなければ、それは「それなりのうどん」以上のなにかではないんだ。
そこに至る道や考え方、顛末、それ自体が大切なんだ。
まあ、男鹿のうどんそば自販機のやつは、中身も美味いの使ってたらしいけど…あとからそんな話を知って、やっぱり食べておけばよかったじゃん!とは思ったけれど。まあ、そのうち、また行くかもしれないし。
そういえば、男鹿の話はここにまだ上げていなかったっけ?
そのうち、フォトアルバムだけでも公開しておこうか。
「ひらせい」だ。佐渡ヶ島で見たな。
入り口にでっけえクマさん看板がついててかわいいんだよね。
この熊のグッズほしいかも…
男塾名物「暴倫愚」に使う感じのモニュメント。
おっ
この手描き看板の「駐」、いい略字。
めしは…まあ、ここで食わなくてもいいでしょ。
宿を確保したら、その町で食べよう。
初見、四畳半神話大系の「もちうさ」みたいなキモカワキャラかと思った
やった、やった、
間に合った!!
セーフ!!こちらこそありがとうございます。
上り下りどちらも1番線ってことは、反対側のホーム使ってないんだ。
一応乗る時に列車の進行方向確認しないと、柏崎に逆戻りだな。
もう朝の3時間待ちはしたくないぞ…
向こうのホームに続く地下通路は封鎖されてないんだ。
いやいやいや怖い怖い怖い怖い怖い
2日目 20:00 燕三条 宿を確保しよう
吉田駅で、乗り換えて…時間はないけど、なんとかペタンプをスタポン。
「隕石落下地に近い駅」??なんの隕石??なんか曖昧なスタンプだな。
弥彦線を降りました。なかなか複雑な駅システム。
今日は乗り放題移動だから、無人改札はそのまま通過するしかないな。
明日の改札でトラブルになることもないでしょう。
あ、三条と燕のコンビだったんだ。
歯車人間メカレルヒ。
やー、でっけえ駅だね!新幹線が止まる駅に宿をとることにしました。
明日の状況と気分次第で、すこし新幹線スキップを交えてもいいかもしれないね。
サーモス。
ウワーッ!
Sガンダムとかの気分の含まれるあのあれ!
当地ではフルアニメ仕立てのCMでも名の通った会社のようです。
すげえ気合入ってるCM!!!会社のお金で、やりたいことを、やりぬく!
楽しい仕事をしてる会社が多いような気もする!
あっスチャダラパーのサインだ。
でもこういう「本気のプロの道具」ってオーラのやつもまた格好良い。
そばとか麺とか切るスペシャルな包丁だ。
スタンプも押しておこう。やっぱり金物の町だけあるね。
…ん?
頭上には…なんの話?ハトとかつばめのフンでも落ちてくるのかな?
と、上を見上げようとして、やりかけた。
これかよ!危ないなもう!なんでこんな絶妙な高さのでけえ庇が!!
もう迷わない。心身ともに力を出し切った今日、頼れる宿は…
東横イン!きみしかいない!(もう今日はシンデレラリバティプランの時間まで頑張らなくていいや。疲労回復優先…!)
燕三条まで来たんだし。
ラーメンで晩飯にするでしょ。ウメエ ウメエ
デザートも新潟のソウルフードで万全でしょ。
もも太郎(いちご味(りんご果汁使用))!!
本日の総歩数は…あれ?ボタン触っちゃったかな?リセットかかってら。
途中、60000歩くらいの数字を見た記憶はあるんだけどどのへんで確認したんだっけかな…google mapのタイムライン機能を確認したら、この日の総歩行距離は20kmと表示されていた。ワハハ、アホだ。今までで一番歩くことになったんじゃないの。
とにかく、もう寝るしかない。
足が変な熱を持ってしまって神経が休まらず寝苦しい。今回はバス移動中の体力温存のためにドリエルを持ってきてるので、こういうときには役に立つだろう。睡眠導入剤、適切に使うと頼れるな。起きた時の苦痛や苦しさが少ない。
おやすみなさい…
…駅で見た怪しい掲示については、深く考えないようにしよう。
在来線、一部列車、運休…たぶん大丈夫、関係ない、危なそうなとこだけ新幹線で飛ばせばいい…「新幹線はいままで雪で止まったことない」って、そんなことだれかが言ってたし…ZZzz…