日帰り太郎 EX3 青梅/沢井(澤乃井)
JRが週末に発売している首都圏フリーきっぷ「休日おでかけパス」。この地図から出るか出ないかの範囲ギリギリエリアはどれも「なにか楽しいこと」が隠れています。今回は奥多摩の少し手前に、たのしいを探しにいきましょう。妙な風景、気になるもの、マンホール等。いつもの感じのやつです。
当地に貼られていた非常にいい感じのポスター!中学生の作品であるらしい。すげえぜ。全部で4枚あったみたいなのでこちらは紹介してる人のtwitterを引用させていただきましょう。
ご当地マンホール!
ゾンビ色の火消し!
用紙と改行の設定ミスった掲示物!デザイナーの口に酸っぱい汁が湧いてくる。
タヌキとカエルの中間めいた怪生物に見守られ出発します。
すごい良いたたずまいのおでん屋さん。(サワガニマークの「澤乃井」で知られる小澤酒造さんが本日後半の目的地です)
昭和レトロ商品博物館。駄菓子屋の再現セットがあったり、ごちゃーっと色々な古いもの、古そうなものが置いてあったり。
流線型のロケットに散らばる放射状のパターン。ミッドセンチュリーとかアールデコとかそのへんの流行りぶっこんだ感じのアトムのタオル。
こういうものが無限にドバドバ、ドバドバ、ドバドバ…
2階展示室は小泉八雲の「雪女」と青梅の関連を示す資料がいろいろ展示されていました。こわいので写真は貼らないので我々の勇姿を変わりに見てもらおう
青梅に住まう何人ものアーティストが競って腕を奮っているようで、街にふしぎな作品が多くて面白い。昭和レトロの街と銘打っているけれど、「私の考えた昭和レトロ」という、作家性の小宇宙を覗き込んでる感もあります。
住吉神社
境内に「あおめ猫祖神」と銘打った猫の神社や猫の七福神があったけど、このへんは謂れがあるのかないのかちょっと微妙な感じ。枯れたナンジャタウン。
ひとたび階段を登るや、そこは異界。神社の古樹や彫刻が圧倒的な迫力。こちらが本来の青梅の姿なのでは…
めっちゃかわいいお稲荷様もおられたよ。
おっ、そうだな、はると。
それでは、次の街へ向かいましょう。
全然うまいこと言えてない文章
青梅駅よりさらに数駅奥多摩川に駒を進めると…そこは無人駅、沢井。
殆どの人にとって、この街を訪れるということは、小澤酒造の「澤乃井園」を訪れるということ。無人改札ロボ達も蛇の目に海鼠塀、酒樽とサケ仕様です。
徒歩五分の先は、桃源郷。
駅から澤乃井園に続く道は、かなりの下り坂。…お酒を楽しんだあとは、当然「この坂をもう一度登る」ことになります。あまり飲みすぎてはいけません。キツいぞ。(車で来るのも定番の施設なのですがハンドルキーパーはお酒が飲めませんし…)
道路を挟んで向かい側の川べりに澤乃井園があります。(交通量が多い場合は地下道経由で道路を横断しましょう)
癖が控えめで飲みやすくどんな食事にも合わせやすい。値段も手頃、「気さくに飲める普段着の酒だけどちょいと上等なモノ飲んでる嬉しさがある」澤乃井は初心者にもお勧めの日本酒です。しかしそこは蔵の直営施設、一癖も二癖もある牙を隠し持っているのが明らかに。街でも見かける定番は手始めとして、季節ものや古酒、梅酒などの変化球、目玉の飛び出る値段の超上等品まであれこれ。(メニューの他にも色々隠し玉があるようです…)
気取りのないおつまみ。
お酒はおとなになってから。昼から大吟醸飲んじゃった。やばうま。
ちなみに試飲に参加するたびに手に入るこちらの利き酒お猪口。5つ集めると、同じデザインで赤い色の常連用限定お猪口と引き換えてもらえるそうです。都心から近いし、通う人は5回くらいすぐ通っちゃうと思う。
広い敷地内には本格的な懐石レストラン(要予約)や食事処もあり、また、外のテラス席で軽食を食べたりお土産を買えたりもします。
というわけで、七味たっぷり乗せたもつ煮と揚げて塩ふった大豆など。
水がよいので、食べれる人ならソバや豆腐・湯葉などもおすすめです。
コンニャクやところてんも同じ理由で美味です。
この「蒼天」ってのが飲みやすくて美味くて特に気に入った。おすすめ
川下りしてる人がいる。敷地内をもう少し散歩してみよう
吊橋の上にやってきた。
季節になるとこれが一面紅葉するのでさらに絶景に…
暗くなってきた。とうとう雨雲に追いつかれたかな。
よし、帰るぞ!
東京駅で締めにおうどん食べちゃった。ごちそうさま。
澤乃井園、何度来ても最高だな。単に贅沢しただけの週末おわり。