日々の養生ご飯/外ご飯も楽しみたい！

養生ご飯を始めて約１ヶ月半。ビーガン飯にはとっくに慣れ、自宅でご飯を作って食べる分には何の問題もなくなってきました。

しかし、このビーガン飯、始めた当初から一番心配していたのが外ご飯。これは、街へのお出かけもそうですが、今まで一緒にご飯を食べていた友人たちと疎遠になるのでは？という懸念。

親しい友人には少しずつ、子宮筋腫が見つかって食養生をしているの。と伝え始めています。私の報告に対して少しびっくりしますが（当たり前だ）、今は３〜４人に１人は子宮筋腫など子宮の病気を持つ時代。結構周りにも、手術経験がある人だったり、今も共存している人だったり、改めてそんなに珍しい病気ではないんだと実感して、逆に私が驚いています。

流石に、『食養生で治しました！』という人は私の周りにはいませんでしたが、みんな
「そっか〜良い機会やね」
「無理せんようにな〜できることあったら協力するわ」
「私も野菜料理に挑戦してみよっかな」
などと、温かい言葉をかけてくれて、とても協力的でありがたく思っています。

そうは言っても、友人たちとのご飯の際に気を使わせたくないので、自分の分は自分で（＋αみんなの分も）作って持っていくようにしています。夫さんの分はもちろん、友人ご飯をシェアさせてもらって甘えます。

これはある日の友人宅でのご飯会。
・手打ち蕎麦（友人の手打ち）
・かぼちゃの煮物（友人作）
・厚揚げ；生姜のせ
・山芋のたんざく；米酢とわさび
・ニラと紅生姜のチヂミ；米粉/塩と白胡椒でしっかり味に

蕎麦打ちが得意な友人夫婦におねだりして、笑、お蕎麦をご馳走になりに行きました。自分の出汁は自分で持っていく予定だったのに忘れてしまい、友人宅にあった昆布干し椎茸出汁で即席出汁を作成。前回のてんつゆと同じ材料です。

友人が作ってくれたかぼちゃの煮物は残念ながら、出汁にカツオが使ってあったので、私は食べれなかったけど、夫さんが美味しそうに食べていました。まさか、出汁も動物性がダメなんてなかなか思わないですよね◯

ビーガン飯というものを、少しずつ私の食べるものから知ってもらって、みんなの認知度を高める、あわよくばみんなもビーガン飯が作れて私も食べられるようになるという、密かな目標があるのは、ここだけの話◎

けれど、こうやって、今まで通り、同じご飯を囲んでくれる友人たちには本当に感謝です。

街に出る時には、最近はもっぱら、おむすび持参。

本当にないんですよね〜、、涙

ビーガンという言葉が知れ渡ってきている、この時代。説明するのもそんなに大変じゃないですが、そうは言っても、東京などの大都会に比べると地方は本当に数少ない。ちょっと出かけ先で、気軽にご飯ができなくなりました。

そんな中、外出先で嬉しかったご飯がこちら。

温泉豆腐のランチセットです。鍋の中は温泉水と野菜と豆腐のみ。けど実は、よくよく考えると、出汁にカツオ絶対使っているよね。と、今となっては思いますが笑、美味しかったから、ま、いっか。

温泉効果で豆腐がトロトロに溶けて、水で煮てたはずなのに、最後は豆乳鍋のようになってしまいました。そして〆は豆乳雑炊。野菜からも出汁が出ていてこれも本当に美味しかった！

外出中の楽しみでもある食事。人が丁寧に作ってくれたご飯、その土地ならではのご飯は本当に美味しいもの。普通の居酒屋さんや中華料理屋さん、イタ飯屋さんなどなど、メニューの中の一つにでも、ビーガンのメニューがあれば、動物性を食べる人も食べない人もみんなで同じ食卓が囲めます。野菜を塩・胡椒で炒めたものと白飯・お味噌汁のセットやトマトと美味しいオリーブオイルと塩・ニンニクを使ったパスタランチ、そんなご飯で十分嬉しいものです。

そんな中、食べれるものを求めて、一軒の蕎麦屋さんに入ったときの出来事。あまりにも食べれるところがなく、お腹が空きすぎて、最後の手段はお蕎麦屋さんでお蕎麦に醤油をかけて食べよう！と意気込み注文しました。

くるみ蕎麦を見つけてしまい、流石にくるみそばのつけ汁もカツオ出汁だよなぁと思いながらもお店の方に一応確認。
魚介アレルギーで、出汁もダメなんですが、くるみ蕎麦のつけ汁はカツオ出汁ですか？
「カツオ出汁なんです」
あ〜そしたら、盛り蕎麦を一つお願いします。
「すみません、、そのお出汁もカツオを使っていますが、、」
あ、大丈夫です！醤油をかけていただきます。（ちょうど食卓に醤油が置いてあった）

ちょっと困った様子でしたが、（本当にすみません、、）、厨房に戻っていかれました。

そして、出てきた盛り蕎麦のセット。そこには蕎麦つゆが。
「こちらの蕎麦つゆ、野菜出汁でさっと作ったものですので、どうぞ蕎麦つゆにつけて食べてください。」

！！！！！！！！！

涙が出そうなくらい嬉しかったです。なんて心優しいお店があるものかと。夫さんと同じように、美味しい蕎麦つゆで美味しいお蕎麦を堪能したのでした。

美味しい食事はお腹を満たすだけでなく、心も満たしてくれます。何らかの理由があって、食べれる物に制限がかかっている人も少なくないと思います。でも、食べて幸せな気持ちになれるのは誰でも同じ。

もっと気兼ねなく外でもご飯が食べられるように、食のバリアフリーがもう少し進んでくれたら嬉しいのになぁ！と強く思う今日この頃でした。（ただの食いしん坊）

最後まで読んでいただき、ありがとうございます！

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