考察しよう！7月期のドラマ
2023.10.8 #77
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今まで「ListenRadio」 (リスラジ)でお聞き頂いていましたが
10/1(日)から「Radimo」に移行することになりました。
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今月のテーマは【ドラマ】
サカモトのリクエスト
中森明菜『SAND BEIGE -砂漠へ-』(1986)
7月期振り返り
「何曜日に生まれたの」
サカモト：僕が一番気に入ってたのは「何曜日に生まれたの」
紀子さん：「ナンウマ」ね。
サカモト：これが僕好きで…
紀子さん：だって、放送される前から「あれ、いつから始まるんでしょうね？」ってずっと言ってましたよね。
サカモト：想定外だったのは、まだ最終回を迎えてないっていう笑
紀子さん：そうなのよ。だからそんな総括できないからね。
サカモト：そうですね。ただ、あの淡い水彩画みたいな雰囲気が好きで。野島伸司さんの脚本なんですね、「101回目のプロポーズ」の。このドラマは引きこもりの話なんですけど...主人公で引きこもりの飯豊まりえさんが、いろんな人と関わっていくうちに変わっていく、みたいなお話なんですが…
紀子さん：はいはい。
サカモト：引きこもりって、よくドラマで表現されるときに、部屋から出てこなかったりとか、家族の呼びかけを無視したりとかっていう「ダークなイメージ」で描かれることが多いと思うんすけど、今回このドラマでは、ワリと朝普通に部屋から出てくるし、お父さんとも何か会話したりする、何か新しいイメージだなと思ったのが印象的でした。
紀子さん：そうね。「こもりびと」って名前もいいし。
サカモト：そうですね。
紀子さん：なんかそういう意味では、リアルひきこもりを娘に持ってるので「こういうのは違うよな」っていうふうに思ったり...なんか高校卒業して1ヶ月ぐらい、本当に部屋から出てこなかったので。
サカモト：そうなんですか！？
紀子さん：どうやってご飯食べてたのかも覚えてない。すごい腹の中煮えくりかえってたんだけど。でも、そんな感じしないじゃない？お父さん役の陣内孝則さんは。
サカモト：そうなんですよね。なんか不思議な...ある意味リアルなのかもしれないし。おかげで、ドラマが重苦しくない、みたいなのはあって、会話も可愛らしいし、ということでこのドラマがすごく気に入っていました。
「VIVANT」
サカモト：紀子さんは？
紀子さん：「VIVANT」は、1話目にあまりにびっくりして！一体いくらかかってんだろうっていう。
サカモト：はいはいｗ
紀子さん：これはあくまで私の感想ですが、プロの目で見て... 1話は「ふーん。」、2話は「へー。」、3話は「どうしよう？」って思って、4話で「やっと来た！やっと面白くなってきた！」という感じでした。
サカモト：あーーー笑笑
紀子さん：でも、なんか3話まで見て「面白くない」って言ってやめちゃうのも、ちょっともったいなくて...どこで私の着火点が来るんだろうと思ってたら、4話で来ました！
サカモト：来ましたか！！
紀子さん： ネタバレになるけど....《別班》だってわかったときです。そこから「ちょっと物語が動き出した！！」っていう感じがして、それまでは「アクション映画か！」って思ってたので。
サカモト：本当にそうですよね。すごい壮大な...
紀子さん：本当に残念なことに！折角、二階堂ふみさんが出ているのに！私は二階堂ふみさんに1回もなれませんでした。。
サカモト：感情移入できなかったと...
紀子さん：そうです。怪しすぎて！
サカモト：わかんないんですよね。
紀子さん：それが、ちょっとモヤモヤの原因になりましたけど。
「こっち向いてよ向井くん」
紀子さん：今回、考察ドラマが、山のようにいっぱいあったんですよ。
サカモト：はい。
紀子さん：その中で、私の中でものすごくドラマとして面白く、大事な作品になったのが「こっち向いてよ向井くん」
サカモト：あー！向井くん。
紀子さん：それと「18／40 ～ふたりなら夢も恋も～」
サカモト：はい。深田恭子さん。
紀子さん：この2作品は「ご飯食べながら見られる」っていう。
サカモト：ご飯食べながら見られる！？
紀子さん：そう。なんか他の作品は、全部用意して、テレビにきちんと向き合わないと、どこで何が起こってるかわからないっていう。
サカモト：そうか！伏線が張ってあったりとか、見逃しちゃうとね！
紀子さん：そう！しっかりテレビに向かって見ないといられなくて。。そういう意味では、ご飯食べてるときに「テレビ見たいな、ドラマなんかあったかな。あ！向井くんでいいや」みたいな感じで..
サカモト：向井くんでいいやってｗｗ
紀子さん：だって、向井くんがヘタレすぎて！
サカモト：あはははｗｗ
紀子さん：漫画だからあれなんだけど「このドラマ何処まで行くんだ！？」って感じでした。
サカモト： なるほど。確かにそういう風にね、気軽に見られるドラマってのはすごく重要ですよね。
紀子さんのリクエスト
The Hollies『Bus Stop』(1966)
今流行の「考察ドラマ」について
サカモト：今回ですね、「VIVANT」とか、「ハヤブサ消防団」もそうかな。「最高の教師 １年後、私は生徒に■された」そうですかね。このあたりの、伏線がすごい張ってて、考察のしがいがあるドラマが人気の中心だったみたいで...もう本当に動画とかもいっぱい出てたりしてましたね。
紀子さん：そう。
サカモト：「VIVANT」は、SNSも意識して作ったのか...僕見られてないんすけど、特番があって、なんかいろんな人が考察してるのにちょっと触れてたりするそうですね。
紀子さん：そうそうそう。
サカモト：やっぱりそういう楽しみ方っていうのが今増えてますよね。
紀子さん：私は何よりこの考察に感動して！
サカモト：はい！
紀子さん：なんでかっていうと...それだけその作品をすごく楽しんでくれてるって、作りがいがあるじゃん！
サカモト：確かに。
紀子さん：ものすごく愛を感じるわけ！皆さんの！
サカモト：そうですね。
紀子さん：特番の中でも、「役所広司さんは、実は未だに《別班》なんじゃないか？公安なんじゃないか？」とか「黄色い服着てる人が怪しいんじゃないか」とか。もう本当にいろんなことが出てて！それにくるくる頭を回しすぎて、二階堂ふみさんになれなかったんです。
サカモト：どっぷり入り込むことができなくてねｗ
紀子さん：そう！で、その後、木曜日に「ハヤブサ」を見ると...安定の俳優さんたちが怪しかったり、面白かったり、色んな風に演じていらっしゃって。もうすっかり「この人じゃないかな？」とか「この人が裏切るんじゃないかな？」とかって、すごくもうワクワクドキドキ！
サカモト： やっぱりストーリーがしっかりしているからこそ、だとは思うんですよね。
紀子さん：原作は読まなかったんですけど、読んでる人は「ここまで忠実にやると思わなかった。」って言ってたから、この先読んでもいいかなと思いましたね。
考察する派？しない派？
サカモト：ちなみに、サカモトは「しない派」なんですよ。
紀子さん：そう。すごいもう全然嫌だって言うから「何で？？」って聞いたんだけど...
サカモト：素直に見られなくなっちゃうんですよね。だから「あの人とあの人が兄弟なんじゃないか」みたいな説がちょっとでも目に入っちゃうと、もう気になって、そういう風な目で見ちゃうじゃないですか。
紀子さん：うんうん。
サカモト：だから、動画のおすすめで流れてくる「考察！」みたいなサムネとかを見たら、すぐにミュートにしてました。
紀子さん：へえー！そうなんだ！
サカモトさん：放送中はねｗ
紀子さん：でも！私達が初めて出会った映画の中で、坂本さんの役柄は「ちょっと怪しい役」だったじゃない？そういうときはどうするわけ？
サカモトさん：僕ですか？僕がそういう役をもらった時に？
紀子さん：はい。
サカモト：いや、読みますよ、全部！台本を全部読んで、その役がどういう位置にいて、どういう意図で言ってるのか、それを匂わせた方がいいのか悪いのか、っていうのは判断しながら、総合的に読みますよ。
紀子さん：連ドラとかで、読まない人いるんだよね。
サカモト：そうですか！？
紀子さん：逆にオンエアで流れたときに「なるほどって思う」って。
サカモト： それは僕やったことないなー。演じ方もいろいろあるんですね。
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」
紀子さん：そういう意味で言うと...「最高の教師」で、松岡茉優さんが、なんでずっとこんなに疑ってるというか、変な顔してんだろうなってわかんなかったんですよ。
サカモト：はい。
紀子さん：それが最終回で見せた松岡茉優の表情が柔らかくなって気がついた。クラス全員が容疑者で「自分を殺した犯人は誰だ」っていう気持ちが残ってるから、変な顔してたんだって。最後犯人に対峙した後の松岡茉優が「いつもの松岡茉優だ」っていう表情に変わったときに、なんて壮大な演技プランだったんだろうと思って、背中がもうゾクゾクしました。
サカモト：あははは笑
紀子さん：俳優さんたちが、この台本のセリフとセリフの行間を、どういう気持ちで演じるか、演出ももちろんあるけど必ず出てくるじゃない。
サカモト：うん、うん。
紀子さん：だからもう、そういうことなんだなって思って。物語をただ作りゃいいっていう感覚ではなくなりましたね。
サカモト：制作陣の愛を視聴者が受け止めて、いろいろ昇華させていくっていうね。なかなかね、新しい楽しみ方ですよね。
アンケート・メッセージのご紹介
気になっている10月期のドラマは？
残念ながら放送内ではお話しできませんでしたが、
紀子・サカモト、2人が期待している10月期ドラマも挙げておきます！
サカモトの気になるドラマ
紀子の気になるドラマ
「ゆりあ先生の赤い糸」
「コタツがない家」
「いちばんすきな花」
振り返って
次回の「エンタメ2タイム」の放送は、
11 /12 (日)午前8時から！
何がテーマになるか、皆様、お楽しみに〜！
来週 10/15 は「健やかラジオ Life is beautiful」をお送りします！
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「健やかラジオ」は、
お越しくださるゲストの方の健康法を伺い、
みんなにシェアして、
みんなで健康になろうという企画です。
「健やかラジオ」はさらに爆進します！
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セットリスト
中森明菜『SAND BEIGE -砂漠へ-』(1986)
→サカモトさん リクエスト
The Hollies『Bus Stop』(1966)
→紀子さん リクエスト
ロジャー・シールズ
『エンタテイナー』
アルバム《CINEMA Classics Criminal Comedy Films THE STING/ BURN AFTER READING》より
ザ・青春ロックス
『夢 （Instrumental)』
アルバム《 ザ・名曲集 of ブルーハーツ&ハイロウズ<BGM Cover>》より
ナット・キング・コール
『It’s Only A Paper Moon』
ムービー・サウンズ・アンリミテッド
『Theme from Mission Impossible』
MICHALE JACKSON『Bad』