ここでしか聞けない「役者の話」
2024.2.11 #95
今月のテーマは【舞台・演劇】
以前ゲストでご出演いただいた
「竹尾一真さん」が助っ人として参戦!
サカモトさんと2人でゲストをお迎えしました!
本日のゲスト
山口景子さん
映像・舞台・CMなど、多方面で活躍されている俳優さん。
その他、イベント司会・研修講師、また、stand.fm(スタンドエフエム)にて
「山口景子の『ラシササイズ』」というチャンネルのパーソナリティーも務めていらっしゃいます。
ゲストにインタビュー!
3人の関係性は?
サカモト:元々同じ系列の事務所だったんですよね。
景子さん:そうですね。
一真さん:そもそも、お二人は一番最初は何だったんですか?作品というか...
サカモト:覚えてないのよ。
一真さん:思い出しておいてくださいよ!今日のために!!
景子さん: 一番最初は、サカモトさんがやっていた 「ひらり、空中分解。」の「バンドワゴン」という舞台が初めてでしたね。
一真さん:それはいつ頃??
景子さん:もうだいぶ昔だね。
サカモト:だいぶ忘却のかなたですね... それ以降4回ぐらいゲスト出演してもらって、それ以来ずっと交流が続いてる感じですね。
一真さん:へぇー。
サカモト:だから、大体僕の芝居の癖とかも全部わかってるっていうような感じなんですよね。
景子さん:分かってあげてるの。
一真さん:おおらかな心でねww
サカモト:温かい目で見てもらっています。
一真さん:その他、映像とかは...?
サカモト:映像で絡んだことはないね。同じドラマには出てたけど、何話と何話みたいなそういう感じ。
景子さん:ずらしてください。ってお願いして。
一真さん:NGになっちゃったんだw
サカモト:ちょっとまって!!(笑) 一真さんとは?
一真さん:ボクと景子さんは、舞台だと2012年?
景子さん:そうですね。あとドラマも一度一緒に。
一真さん:それは、もう10年ぐらい前
サカモト:それは絡みがあったってことですか?
一真さん:ガッツリと。夫婦の役で。舞台の方はそんなに大きな絡みはなかったですよね。
景子さん:そうですね。
一真さん: 結局、お酒を飲む場所とかはあったりしても、何か作品でご一緒することは、それ以降なかなかなくて。
景子さん:本日久しぶりに。ですね。
サカモト:結局その後、飲み仲間みたいになってますけどねw
景子さん:そうですねw
実は「扉座」出身の景子さん!
サカモト:実は「扉座」っていう劇団に、一時期所属されてて。
景子さん:そうなんです。
サカモト:六角精児さんとか、一時期、高橋一生さんも在籍してらっしゃったんですよね。
一真さん:知らなかった!
サカモト:扉座には何年ぐらい...?
景子さん:扉座には6年ぐらいいました。
一真さん:それはどれぐらい前?
景子さん:専門学校を卒業してから入ったのが扉座の研究所で、研究所を経て扉座に入所して、トータル6年いました。
サカモト:どんな役とかやってたんですか?
景子さん:どんな役やってたかな... なんか... でも....やってましたw
サカモト・一真さん:ははは!
景子さん:やってたんだけど!今回振り返ってみたけど、覚えてるのが「すごい通うのが大変だった」っていう印象なんですよ。
一真さん:え!?
景子さん:錦糸町なんですよ!稽古場が!
サカモト:そうかw
景子さん:私横浜在住で、朝早いし、夜遅いし、すごい電車を寝過ごした思い出しかなかった。
一真さん:なんか、よく劇団の方って、劇団の拠点の近くに住んだりとかあるじゃないですか。でも、そういうことはしなくて...自宅から通って...
景子さん:そうそう。だから朝も夜も1時間ぐらいかけて、終電とかってなってたから、本当に寝過ごした思い出しかなかった。
サカモト:あはははw
景子さん:でも、あの時代があったから今があるっていうぐらい、 若い演劇時代は積んできました。
演劇の世界に入ったきっかけ。
一真さん:景子さんは、そもそも専門学校も演劇関係・エンタメ関係の学校だったんですか?
景子さん:そうなんです。でも私、高校2年生までは幼少からずっと「保母さんになる」って言い続けてて。でもそれが高校2年生ぐらいで進路相談表みたいなのを書くときに「なんか私今ここに女優って書いたら、将来すごいことになるんじゃ」と思って書いたの。
サカモト:え。思い切って書いたの?
景子さん:そう。そしたら職員室に呼び出されたりして。
一真さん:あはははは!!
サカモト:確かにどうしたってなるよね。
景子さん:そこの高校は「高校3年生から幼児教育音楽の授業を受けられるよ」っていうときの段階で、何かそんなことになって、三者面談とかで母親とかにも「どうした?」みたいになったけど、そのときの担任の先生が「このぐらいのときに、明確にこれをやりたいっていうのがあるのはすごいことですよ」って言ってくれて。
サカモト:背中を押してくれたんだ。
景子さん: うん。なんか母親も納得してくれた。だから、それがあって今に至るの。だから、ずっと小さい頃からやりたかったとかではないの。
一真さん:へぇー!
サカモト:なかなか興味深い話ですよね。
景子さん:だから、専門学校は親に頼んで、ミュージカルの専門学校に行かせてもらっていました。
「研修講師」って?
サカモト:景子ちゃんのプロフィールに「研修講師」っていうのがあって、これがちょっと僕、興味深くて!「応対研修」っていうのをやってらっしゃるんですよね?
景子さん:そうですね。
サカモト:「応対研修」っていうのは、どういうものなんですか?
景子さん: 始めようと思ったきっかけが、俳優をやってる人たちは、台本もあるし、設定もあるけど、そうじゃない人たちってそれがない中で生きてて。でも何か「自分らしく」とか「違う自分を演じてやってみなさい」みたいな感じで仕事場に立たされてたりするじゃないですか。
サカモト:一般の職業?
景子さん:そうです。一般の職に就かれている方。なんかその人たちに、例えば営業マンだったら「これをこう伝えたら、こういうふうに伝わるよ」とか「言葉の組替えをするだけで、良くもなるし悪くもなるよ」みたいなのが「言葉って誰でも使える魔法なんだよ」っていうのを広めたくて始めたんです。
一真さん:へぇー!
サカモト:じゃあ研修を受ける方っていうのは、本当にその営業の方だとか接客業の方とかが結構多いんですか?
景子さん:そうですね。1回就職活動中の大学生にもやったことがあります。
サカモト:面接の時の...?
景子さん:そう。
サカモト:なるほど。そういう時にも使えるのか。
景子さん: 自分を良く伝えたいときに、それこそ書いて、覚えて、でも本番で忘れちゃうみたいなことがあるときに、何か本当に伝えたいことを軸にして「こうやるとこうだよ」みたいな。。これ以上やるとお金発生しちゃうんで...w
一真さん・サカモト:あははは!!!
サカモト:セリフのやり取りにも、こういうコミュニケーションって通じてくるもんだし、この俳優のお仕事がすごく活きてるお仕事なんだなと思って。それがすごく興味深くて。しかもねコミュニケーション不足とか、コミュニケーションが苦手で苦しんでる人って増えてて、それでストレス抱える人も増えてるじゃないすか。
一真さん:うんうん。
サカモト:だから、そういうのが普通に生活してる人のね何かヒントになるのかな。っていう。
景子さん:そうなんです。あとは子育て中のお母さんとか。褒めるにも、何かちょっと1個組み替えるだけで全然違ったりとかするよというのをお伝えしています。
サカモト: 何か人間関係がうまくいくような、ひとつのツールっぽい感じがしますね。
リクエスト曲はこちら!
高橋優『陽はまた昇る』
この曲は心が疲弊していた時期に、私もラジオっ子だったので、ラジオで夜にこのギターのまず「ガーン」って入ってきたのと、2番の歌詞がすごく何か刺さって。「何この曲!?」と思ってすぐ調べて、そこから高橋優さんが好きになりました。
今更聞けない「役者の話」
セリフの覚え方
サカモト:せっかく役者仲間が来てくれてるんで、あの実は聞きたいことがあるんですよ。今さら聞けない役者の話っていうことで。
一真さん:なんですか!?
サカモト:あの、セリフってどうやって覚えてます?
一真さん:いや、僕も聞きたいくらいです!!
景子さん:ふふふふw
サカモト:みんな人それぞれだと思うんですけど!なかなか今更、役者同士集まって、こういう初歩的な話って恥ずかしくて聞けないじゃないですか。だから、どうやってんのかなと思って。もう放送で聞くしかもう絶対聞けないと思って!
景子さんの場合
景子さん:私は目、め。
サカモト:何をいってるんですか!??
一真さん: 視覚でね!
景子さん:そうそう。「ここに、こういうセリフがこれぐらいの量あったな」とか「この漢字が、行のこの位置にあったな」とか「誰々のセリフの尺これぐらいだな」っていうのを覚える。
サカモト:ほう!台本の中の?
一真さん:物理的な感じですね!
景子さん:それで覚えて「あの人がこんぐらい喋ったから、次私がここで喋るな」って。
サカモト:ざっくり!!!
一真さん:あははは!!!
景子さん:セリフの感じでこうだからみたいなかんじでw
一真さんの場合
サカモト:一真さんはどうです? まず、詰め込みます??
一真さん:そうですね。詰め込まないとやっぱ出てこないんで。でも最近はいろんなやり方で、録音したりとかもしてましたけど... 最近は開き直って、後輩とか誰かに「ご飯ご馳走するから」っていって相手役をもうお願いしちゃう。
サカモト:あ!読み合わせ!
一真さん:そう。
サカモト:確かにね!人との会話してると体に入ってくる。
一真さん:ちょっとそっちになっちゃった。
景子さん:呼んでくれれば...わたし...
一真さん:是非ぜひ!!
サカモトの場合
一真さん:サカモトさんはどうやって?
サカモト:僕は、もうとにかくまず叩き込もうと思ってブツブツ言ってます。車ん中でブツブツ言ったりとか、歩いてるときにもブツブツ言ったりしてるんすけど...近年ワイヤレスイヤホンが普及し始めたじゃないですか。
景子さん:うんうん。
サカモト:そうしたら、住みやすい世の中になりましたよね。ずーっと歩きながら喋ってたから変な目で見られるじゃない!
一真さん:確かに!!
景子さん:怪しいもんね。
サカモト:今、普通にそういう人いっぱいいるでしょ。
一真さん:電話してるみたいなね!
サカモト:本当に良い世の中になりました。
景子さん:ふふふふw
一真さん:でも顔は多分そのセリフ言ってる表情になってるから、なんだろうってなってると思うw
サカモト:一生懸命気をつけてるんだけど!急にサーッと自転車が通り過ぎて行ったりとか、うっかり誰かとすれ違っちゃったりして「やべえ」と思うことが昔よくあったんです。
景子さん: でも、そういう人なんだなっていう感じには見えるから。
サカモト:ちょっと待って!僕の風貌の話ですか!!?(笑)
あるあるの話??
一真さん:あれはないですか??電車の中とかで、頭ん中で反芻してるつもりが、いつの間にかセリフ喋って「あ!口から出ちゃった!」みたいな。
サカモト:本当に!!?
一真さん:え!ないですか??なんか難しいセリフとか何かみたいな。
サカモト・景子さん:それはないなー。
一真さん:あー...そうですかー...全然あると思ったのに...
景子さん:はははw
サカモト:全然共通点を見出せないっていうねw
ゲストからのお知らせ!
山口景子さん
山口景子の『ラシササイズ』
スタンドFM にて、毎週月曜日から金曜日夜の10時配信中
インスタグラム
https://instagram.com/keico.yamaguchi/…
竹尾一真さん
インスタグラム
https://instagram.com/takeokazuma/
健やかラジオ出演回は、こちら!
【アフタートーク!】
あまりにも時間が足りずもっと喋りたい!というカンジだったので(笑)、放送後、場所を変えてアフタートークをしてきました!その模様は、stand.fmの山口景子さんのチャンネル「山口景子の『ラシササイズ』」にアップしていただいております。こちらもぜひお聴きください!
振り返って
次回のエンタメ2タイムの放送は、3/10 (日)午前8時から!
何がテーマになるか、皆様、お楽しみに〜!
来週 2/18 は「健やかラジオ Life is beautiful」をお送りします!
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【聴取方法】は
■狛江市内はFM 85.7 MHz
■ネット配信:サイマルラジオ・コマラジ
■スマホ・タブレットからは
アプリ「Redimo(レディモ)」より
関東「コマラジ」を選局
公式Twitterはこちら
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セットリスト
「陽はまた昇る」高橋優
→ 山口景子さん リクエスト
「Winter Kiss」Dual Dream
「Green Sleeves」レイ・バレット
「ケ・セラ・セラ」ドリス・デイ
「La Bassine en plastique」 Mini Groove Orchestra
「"D"Train」La playa sextet
「マイ・ガール」ザ・テンプテーションズ
「survival(feat.Chuck D)」チャックD
「Uptight(Everything's Alright)」スティーヴィー・ワンダー