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映画感想05「 X-MEN:フューチャー&パスト」

※多少ネタバレあり

未来から過去へと送り込まれたウルヴァリンや、超人的パワーを持つX-MENのメンバーが、二つの時代を舞台に地球の危機を救うべく戦いを繰り広げるSFアクション。ブライアン・シンガーが『X-MEN2』以来の監督として復活し、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンをはじめ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ハル・ベリーなど豪華俳優陣が競演。プロフェッサーXと宿敵マグニートーの共闘、過去へ向かうウルヴァリン、X-MENの集結など、過去と未来で複雑に絡み合うストーリーと壮絶なアクションに期待が高まる。
(引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/348170/story/)

「もしジーンやサイクロプスが生きていたら」「もしミュータント達の学校が壊されていなければ」
そんな"もし"が今作によって今後見られるかもしれない。次の作品以降に希望を持たせてくれる、Xメンシリーズの中でも重要な位置づけにあると思う。

そして前作の「ファーストジェネレーション」に続き、ウルヴァリンの活躍を抑えてプロフェッサーXやマグニートーらのアクションを中心に据えたことも印象的。アダマンチウムの入っていない骨で戦うウルヴァリンは終始、活躍があまり見られないことからもそれが分かる。より群像的に描かれている。

ミュータントは敵か味方か。それを決めるのはミュータントではなく人類である。ミュータントには本能的な闘争意識も無い。人類が敵視するから彼らも敵視するのだ。Xメン作品全体を通じて、このメッセージが根底にあるように感じる。
現実世界で見れば、ミュータント=他国と置き換えると、自国と他国の争いも自ら招いているとも言える。他国を敵と思えば、向こうもそう思う。いきなり相手をハグせよとは言わんが、敵味方の二元論で考えるのではなく、敵味方でもない、中間(オフホワイト?)もあるのだと考えるべきである。

本作を見て、そう思った次第。


monkey01

最後までお読みいただき、ありがとうございました!「こうした方がもっと読み手に伝わるよ」など、いろいろアドバイスいただけると嬉しいです!!