田舎への配属が苦しい理由&対策
こんにちは。スキヤピ(@SUKIYAPI_0123)です。メーカーで働いており、田舎と呼ばれる某地方に住んでおります。
都市部出身の人であっても会社員として勤めていると、田舎への転勤が発生することが多々あります。特に大手の会社に新卒で入社する場合は、全国各地に会社の支店や工場があり、全く知らない地域に配属されることもあり得ます。
僕はTwitterをやっているんですがそこで見ている範囲でも
「東京への配属だと思ったら知らない田舎に配属されてショック」
「自分は田舎配属でも大丈夫だと思っていたのに、想像していたより苦しい」
といった話を毎年聞きます。
僕自身都市部育ちだったんですが、新卒就職していきなり田舎に配属され、それなりに初めは辛かったので、共感する部分はあります。
というわけで今回のnoteは、なぜ田舎への配属が苦しいのかという内容です。また、どうすれば耐えることが出来るのか(対策)についても併せて提案したいと思います。
それでは始めましょう。
田舎への配属が辛い理由
プライベートの人間関係を失う
一番辛いのは、これまで築いてきた人間関係を失うことだと思います。
家族となかなか会えなくなったり、友人が周りに一人もいなかったり、恋人と別れることになったり、といったことが田舎への配属では同時多発的で起こります。
勿論今はオンラインの時代なので、ネットを介して連絡を取ることは容易です。
しかし、直接会って一緒にご飯を食べたり、遊びに行ったりすることに比べると、ネットでのコミュニケーションでは充実感が得られません。
プライベートの人間関係は、社会人生活の中での癒しです。
誰も知り合いのいない田舎に住んで、癒しとなる人間関係が存在しないことは、少しずつメンタルにダメージを及ぼすのです。
娯楽を失う
都会生まれ都会暮らしの場合、買い物をしたり、コンサートを観に行ったり、外食を楽しんだりといった娯楽を日常的に楽しんでいる方も沢山いると思います。
しかし、こういった娯楽は、田舎に住むと気軽には楽しめません。
田舎に行くほど、買い物をする場所は減り、コンサートの開催頻度は少なく、外食は大手チェーン店が中心、といった環境になります。
都会に過ごしていた頃にこういった娯楽で日常のストレスを発散していた場合、田舎ではストレスの発散場所が無く、どんどんストレスが蓄積していってしまいます。
選択肢が多くて悩む
田舎に配属された後にそこから自力で脱出するのが極めて難しければ、ある意味開き直ることが出来て、田舎の環境で楽しく暮らそうという気持ちにもなれるでしょう。
しかし、大卒の人が若い頃に田舎に配属された場合は、そうではありません。転職で田舎を脱出するという選択肢が残っているのです。
今では20代のうちに転職するというのもよく聞く話。優秀であれば勿論転職できますし、スキルが無くとも第2新卒という枠で転職する方もいます。
こういったキャリアの選択肢が複数ある状況下で、「このまま苦しくても耐え続けるべきか」「それともいっそのこと転職してしまうべきか」、といった悩みが続いてしまうため、辛くなってしまうのです。
以上を踏まえ、どのようにすれば辛さを乗り越えられるかを考えてみます。
苦しさを乗り越える方法
人間関係を作る
気心の許せる人間関係を作ることが、田舎配属の苦しさを解消するのに有効です。
方法は次の2つがあると考えます。
・会社の同期と積極的に遊びにいく
・趣味の仲間を作る
会社の同期と積極的に遊びに行く
学生時代は、例えば同級生だとかサークルの同学年のクラスに所属します。自然と周りに友達の候補が数多く供給され、色んな人と話すうちになんとなく気が合う人と友達になれます。
しかし、社会人になると同世代の人間が簡単には現れなくなります。
そんなとき、助けになるのは会社の同期です。
同じ勤務地に複数人の同期がいるなら、積極的に遊びや食事に誘いましょう。また、誘われたらドンドン乗っかっていきましょう。
同期全員と仲良くなる必要はありませんが、誰か一人でも本気で仲良くなれれば、辛い時に助け合えるはずです。
課外活動に参加する
サークルや習い事などの課外活動に参加していれば、活動の繋がりから仲の良い人間関係を構築できることもあります。
例えば僕の知り合いの中には、楽器を始めてサークルに所属することで仲間を作ったという方もいました。格闘技やスポーツのサークルに入ったり、ジム通いをしたり、といった方法も良いとおもいます。
この場合、仲の良い相手は会社内の人では無いので、会社に対する不満や愚痴を言いやすかったりするのもメリットです。
趣味を楽しむ
今は働き方改革の時代のため、仕事がなるべく早く終えて帰ることが奨励されますし、土日に出勤を強いられることも少なくなりました。
そのため、趣味や娯楽を楽しむ時間もそれなりに多く取れると思います。
特に田舎への配属の場合、家と職場が近く通勤時間が取られませんので、平日でも多少は遊ぶ時間が取れるでしょう。
田舎を活かしてアウトドア系の趣味を始めてもいいですし、楽器などの音楽活動やブログを書くなどの趣味をするのもいいと思います。
まずは色々と試して、のめり込んで続けられそうな趣味を見つけましょう。
転職活動する、もしくは経験者の話を聞く
転職をして田舎を脱出することもできます。また、若い間は未経験で応募することもできるため、参入できる仕事の選択肢も多いです。
しかし、その仕事の選択肢が果たして本当に自分に合っているのかは、実際に転職活動を通して確かめてみないことには分かりません。
転職活動と言っても、面接まで受ける必要はないと思います。
ためしに転職サイトや転職エージェントに登録して、どのような求人があるか眺めるだけでも、ある程度求人の状況が分かると思います。
また同じ業界で転職したことがある人の経験を聞くのもよいでしょう。
同じ業界の人のブログを読んだり、Twitterで転職経験者に聞いてみたり、色々確認手段はあります。
実際に転職活動をしたり経験談を聞いたりすると、自分の業界で新卒ですぐ転職した人がその後どんな働き方をしているのかについて、より解像度の高い情報を得られます。
「思っていたより給料下がるな…」
「結局全国転勤の企業にしか入れなさそう」
このような感想を持てば、今の会社で頑張り続ける決心もつくと思います。
逆に「転職全然アリじゃん!」と思えたなら、実際に本気で転職に向けて動けばいいのです。
まとめ
会社員として働くなかで田舎に突然転勤を命じられ、苦しい思いをする方々をネットでもリアルでも頻繁に見かけます。今回は、なぜ田舎への配属が苦しいのか3パターンに分けて説明しました。
・プライベートの人間関係を失う
・娯楽を失う
・選択肢が多くて悩む
モヤモヤとしたまま苦しいことでも、言語化すると楽になることもあります。自分がどうして苦しいのかを言語化してみましょう。
また、自分の苦しさをどの要素が大きく占めるのかが分かれば、対策を取りやすいと思います。田舎配属を苦しく感じている方の助けになれば幸いです。
ではまた。
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