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子宮&筋腫摘出手術の顛末記

なんと事件が

ぜんぜん起きなかった😉
子宮と筋腫の摘出手術が終わりました。今回は入院前~手術後の顛末を書こうと思います。

過去のいきさつについては以下の記事にあります。


ついに手術が終わりました。

これを書いているのは、手術から1週間後になります。まだ1週間か。遠い昔のようだぜ。(色々無事終わって調子こいてます)

時間軸でいうと、水曜日の午後に入院して木曜日に手術、今これを書いているのはその次の金曜日です。月曜日に退院して、家におります。

今回は予定してあった入院なので色々準備もできて、特に不便もなかったです。今まで別記事に書いた腎盂腎炎で3,4回入院したことがあるんですが全部緊急入院だったので、必要なものが揃ってるとQOLならずQONが上がりますね。Quality Of Nyuin。

突然ですが入院でこれがあって助かったな~というもの1位を発表します。
- https://www.nealsyard.co.jp/c/facecare/oil/Wild_Rose_Beauty_Balm_50g
これです。
ニールズヤードのワイルドローズ ビューティバーム。
これあれです、イモトアヤコさんがロケで僻地に行ってもいつもあの美肌を保ってくれていたというあのあの。
手術後の動けない顔も洗えない時でも、病院のあの乾燥でも、肌荒れせずに済みました。インナードライも感じないし、これをぱぱっと適当に塗っておけば大事故は防げます。ちょっとお高い&癖のある匂いがありますが、その価値はあるから。これはきっと、あの乾燥しまくったオーストラリアに移住しても私の肌を助けてくれるに違いない。(あっちで買えるかは知らん)

手術は8.5時間かかった

手術前日の昼過ぎに入院して、夜中は下剤に軽く苦しみましたが特別つらいこともなく、翌朝の9時から手術は予定の時間通りに始まりました。手術は5時間の予定。
毛って剃るのかな永久脱毛しておけばよかったな~とか、硬膜外麻酔って背中に刺すやつ痛いのかな~とか、色んな心配はしてましたが、毛剃らなかったし背中刺すのも痛くなかった。そしていつ麻酔で意識がなくなったのかも覚えてません。起きた時はなんか仕事の夢を見てた気がします。

ひとつびっくりしたのは、今手術中に家族ってずっと待機してなくていいんですね。手術前に家族同伴で細かい説明も、お願いされればやるけど今は癌とかじゃない限りはやらないかな~と言われました。(国立の病院です)
家族は終わるころに来ていてください、終わったら説明しますねって感じでした。

でも8.5時間かかった。そりゃ家族は焦ったことだろう、2時に終わるって言われて、終わったの6時前とかだもん。途中で筋腫が思ったより大きいので時間かかってるけど大丈夫だと一回説明があったそうです。

そして自分より大きい筋腫を産んだ

私、今は巨体ですが未熟児で1773gで産まれたんです。小さく生んで大きく育てる。エコですね。
で、筋腫は2.1キロあったそうです。
でけえ。生まれた時の私より大きいじゃん。2リットルペットボトルくらいじゃん。そんなでかいのが家賃も払わずに私の腹に入ってたのかい。
主治医の先生、「僕史上最大だった」って言いにわざわざ病室まで来たよ。

手術については、腹腔鏡と小開腹の併用ということで、おへそを含む小さい穴が3つと、へそ下(毛のちょっと上くらい)に横に5センチくらいの開腹で済みました。
そういえば取ったやつ見ますかイベントは発生しませんでした。見たくないよねそんな塊。見たらお肉とかしばらく食べたくなくなりそうだし。今調べたら、焼肉2キロはだいたい7~8人前だそうです。でかい。家賃払え。

手術が終わって起こされた時は、何の痛みも感じませんでした。でも物凄い寒くて、歯がガタガタいっていたのでマウスピースをくれ、歯が割れるぅ と思ったのを覚えています。心配するとこそこか? 

そのあとは病室に帰って寒さと暑さが行ったり来たりして、高熱を出したりもしましたが、物凄く痛い!なんてことはなくて、痛かったら押してくださいねと渡されていた麻酔のあれも押すことなく、いつ痛くなるのかな…?と思っているうちに朝が来て水を飲むことができました。3,4時間おきに看護師さんが血圧と熱を測りに来てくれましたが、その間も寝ることができたし、痛みでつらいことはなかったです。

2日目から結構元気

手術翌日の朝から調子が良かったので体を起こしてもらい、じゃあ歩きましょうか~と言われた時は厳しすぎんか…?と驚き、頭の中をスパルタ人が駆け抜けました。でもできた。余裕でナースステーションまで行って歩いて帰ってこれた。昼からは重湯も飲めて、はて…いつおなか痛くなる…いつ病人っぽくなる…?と思ってるうちに3日目には背中の麻酔の管も手の点滴の管も取れて、シャワーまで浴びちゃって、常食になって、4日目にはお腹の防水シートも取れて、気づけば5日目の月曜日に退院してました。

拍子抜け。

1週間~10日は入院するのかな?なんて思ってましたが、5泊6日で家に帰ることができました。
肝心のお腹の痛みですが、今は起き上がるのもだいぶスムーズになっています。歩くのは少し遅くて、笑ったりくしゃみしたりはちょっときつい。伸びる動作がちょっと怖くて、階段は意外といける。そんな感じです。

生活の制限も思ったより少ない

退院に際して、やっていいこと、いけないことを先生に伺ってみました。

  • 食事制限なし(コーヒーなどの刺激物や生もの等も可)

  • 飲酒も可(まだ怖いから飲んでない、えらい)

  • シャワー可(バスタブでの入浴は不可)

  • 3か月は重いものを持たない(姪の2歳児だっこ不可)

  • 車での移動は可

  • 次回検診まで性生活は不可(そもそも相手が日本に居ない)

移動については1か月後に飛行機に乗る予定があるんですが、と伺ったところ、1か月後の診察の予定を1週間早めてくださって、飛行機に乗る前に診て下さることになりました。大感謝。調子乗ってそこでお風呂入って良くなってたら温泉入って良いか聞きたい。(強欲)
そして手術の2か月後から3か月ほどオーストラリアに結婚の手続きで滞在する予定もありますが、こちらは事前に確認していたものの不安だったのでまた聞いてみました。術後検診は1か月後の1回だけなので、特に問題ないそうです。元気な奴は来なくていいよってことね。了解。

調子いいよ

手術が終わって、思ったよりも何も変わらないんだな、という気持ちが意外と強かったです。2キロの塊と子宮がお腹の中からなくなっているので、何か感慨深いものがこみ上げたりするのだろうかとも思っていたのですが、はぇ~本当になくなったのかな?という気持ちのほうが今はまだ強いです。

でも仰向けになってお腹を触ると堅くボコっとしていたものはなく、ぷよぷよのおなかになっているし、筋腫が邪魔で見えなかった床が見える。生理はしばらく止めていたので今も影響はないけれど、地味にうれしいのは筋腫で膀胱が圧迫されていて頻尿だったのが解消されたことです。私のガラスの腎臓にも都合よさそうじゃん。あと、腹ボッコーンがなくなったことでシャツインのコーデとかもやりやすくなる気がします。

彼氏とは、8月に結婚の予定です。めちゃくちゃ心配してくれていて、手術が長引いた時なんて仕事中に泣きそうになっちゃったらしいです。しっかりせぇよ。
これで確実に私たちが自分の子供を持つことはなくなりましたが、それは何度も話し合って納得したことなので、二人ともすっきりした気持ちです。なんなら、結婚後に子供は~?とか失礼なこと聞いてくるヤツ居たら「あ、私、子宮ないんで~!」とか返してちょっと申し訳ない気持ちにさせられるね、なんて話してました。性格が悪いし、そもそも超高齢出産なのであまり可能性はないんですが。
子供がいない分、そして今まで長いこと遠距離で暮らしていた分、ふたりで静かに楽しく暮らしていけそうだね。リビングに自転車2台置くのは絶対に許さねえぞ。

さいごに

全然闘った気もしませんが、これで私の子宮筋腫闘病記も終わりです。私が手術前にどんな感じか知りたいな、とほかの方のブログを読んだ時に知りたかった情報は書いたつもりです。半年とか1年後にまたどんな感じか書こうかな。

最後になりますが、
今回の手術にあたり支えてくれた家族はもとより、医療関係者の皆様がたに心からの感謝しています。ありがとうございます。
毎回入院するたびに、健康が一番大事だなって思うのに日が経つと忘れちゃうんですよね。心の健康も体の健康の上に成り立っていると感じます。元気があればなんでもできるわけではないですが、元気がないと何もできないのは確かなんですよね。
忘れないようにしたいと思います。

ではでは、次回からはオーストラリア人との結婚の手続きやビザ申請を含めたオーストラリア移住記に移行していきたいなと思ってます。これもね、いま孤軍奮闘しててほんと調べてもわからないことが多すぎるので、多少なりとも経験と情報を残してお仲間や後続の皆様の「なるほど」や「わたしも~!」になれたらいいな。(法制度的なことが絡むので、私の経験の話に留まるものです。確実にこうしたらビザがうまくいくよ!とかそんなアドバイスはする資格がありません)

ではお体に気を付けて、生理重かったら病院に行ってね!

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