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「舐達麻 結成前夜」~俺達がアフロディーテになる迄~ ⑦
104はラップも上手くてスタイルも良くて、 周りから将来絶対売れるし才能の塊と言われていました。いまだに104が死んだということが信じられないし実感は全くないし、どこかで生きていそう な気配がします。 Aは毎日のようにバダサイさんに会っていたので、その日からどう過ごして いいかわからなくなり、何かを考えると無限に考えてしまうし、考えないと 何も動く気にもなれず、いつもドラックをキメて幻覚を見て快楽に溺れて嫌 なことからは逃げて向き合わずに自分を誇張評価して調子に乗って生きてき ましたが、 そんなことをしているうちに、本当のリアルな現実はとても耐えられない状 況になってしまっていました。
バダサイさんのお母さんとも仲良くさせて頂いていたので、お母さんと連絡 を取り少年院にいる細谷さんに手紙を書きました。 Aはちゃんと真面目になるのでバタサイさんも出てきたらそうしましょう、 待っていますというようなことを書きました。《19》
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