『弱虫ペダル』は 今、過去最高にアツい
こんにちは。布教プレゼン大好きオタクです。
突然ですが皆さんは、
『弱虫ペダル』という作品を知っていますか?
タイトルくらいは聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
『弱虫ペダル』とは、
週間少年チャンピオンにて連載中の、
自転車競技(ロードレース)を題材にした漫画です。
大事な部分をもう一度言います。
““連載中””
連載中!!!!!!!です!!!!!!
この記事を読んでいる方のなかには、
「そうだったの!?」と思った方もいらっしゃると思います。
本作は、アニメ1・2期が放送された2014年近辺は非常に人気が高く、ブームは自転車業界にまで影響を与えました。
その時期に比べると勢いは落ち着いたものの、しっかりとファンはおり、現在もチャンピオンで毎週最新話が掲載されていて単行本も定期的に発売されています。
そんな弱ペダですが、途中で読むのを辞めてしまっている人も多いのです。
その理由は長期作品だから、というだけではありません。
“主人公の学年が上がっているから”です。
作中で爆発的な人気があったキャラクターたち(巻島さん、東堂さん、荒北さん等)は、全員3年生だったため、1年生編で読むのを辞めてしまったという人が多いのです。
推しが卒業してしまったから読まないという気持ちはもちろん理解できます。
ですが、
弱虫ペダルは今、めちゃくちゃ面白いです。
というか、
過去最高に!!!!
アツくて!!!!!!!!!
エモい!!!!!!!!!!!!
から読んでくれ!!!!!!!!!!!!!
というわけで、
『 最新巻まで追いつきたくなる弱虫ペダル』
と題して、アニメシリーズをなぞりながら、原作の最新のストーリーまで語るプレゼンを始めます。
★注意★
このプレゼンは、“より読みたくなる”ように、
ストーリーの一部をネタバレしています。
レース結果のネタバレはありませんが、
完全初見で挑みたいという方はすぐに記事を閉じてマンガやアニメを見てください。
【あらすじ】
それでは、ストーリーを簡単に紹介します。
あらすじを読んでスポーツ漫画好きの方は、おっ?となったかもしれませんが、実は本作は試合描写の大半が「インターハイ本戦」です。
主人公の坂道が所属する総北高校は、千葉県内では敵なしの強豪校です。
レギュラー争いはしっかり描かれますが、予選はけっこうサクッと終わります。
インターハイは各校6人1組でチームを組み、メンバー全員が同時にコースを走る団体戦です。
さらにレース(試合)は1日ではなく、3日間かけて行われます。
【熱さの理由】
本作の“熱さ”の理由は、
「インターハイ & ロードレースのルール」
にあります。
インターハイの「優勝」の基準は、
“1番でゴールした人”の「所属する学校」が優勝
です。
このルール上、インターハイは、
基本的に「団体戦」です。
しかし、各日のゴール以外にも「リザルトライン」と呼ばれる順位が計測されるポイントがあります。
そこでは、学校単位ではなく、
「個人単位」で、順位が計測されます。
つまり、
基本は団体戦でありながら、個人戦の要素もあって、「いいとこ取り」なのです。
さらに、ロードレースは、
「チームのメンバー全員がレースを走りきらなくてOK」なのです。
もしもチームが1人しか残っていなかったとしても、その人が1番にゴールすれば、その人の所属するチームが優勝になります。
このルールによって何が起こるのかというと
「たとえ自分がリタイアしたとしても、エースの体力を温存させて、万全の状態のエースにゴールをとってもらう」
という戦術が主流になっています。
IHの最終日になると、共に走ってきた仲間がチームのために力を出しつくし、リタイアしていきます。
6人全員で限界まで繋ぎ、
託された1人が全力でゴールをとる。
この流れが、とても熱いです。
やってきました。第3期。
ここからがいわゆる「2年生編」です。
『弱虫ペダル』という作品をスポーツ漫画の一部として捉えたとき、1年生編だけでは「自転車を題材にした漫画」で終わってしまうのではないかと思っています。
2年生編以降があるからこそ、
『弱虫ペダル』はスポーツ漫画のなかでも、
唯一無二の魅力を持っているのではないか。
そう私は考えています。
【2年生編の魅力】
ハードルを上げまくったところで、2年生編の魅力を2つ紹介します。
1つ目は、“先輩と後輩の絆の描き方”です。
冒頭で、3年生が卒業してしまう、と書きましたが、だからこそ。
3年生が卒業してしまったからこそ、
“卒業してしまった先輩”と
“チームを託された後輩”の絆
を描くことができるのです。
これは世代交代しない作品だと描くことが難しいと思います。
具体的なプロセスは以下の通り。
そうです。卒業した先輩たち、出てきます。
しかも、ただ観戦するだけではありません。
後輩たち、ちゃんと気づきます。
リザルトラインで結果を出したとき。
ラストスパートで全力を出しているとき。
後輩は、自分が頑張っている姿を、
お世話になった先輩が見に来てくれたことに気づくのです。
個人的にここはかなり感動しますし、次は誰が見に来るんだろう?とワクワクしながら読んでいました!
2年生編の魅力 2つ目は、
“旧2年生の存在”です。
ここでの旧2年生とは、
“1年生編のときの2年生”を指します。
実は、1年生編の総北のIHレギュラーは、
「3年生と1年生」しかいません。
2年生とはIH前の夏合宿でレギュラー争いをして、坂道たちが勝ちました。
つまり、“2年生編の3年生”とは、
“去年後輩に負けてIHに出られなかった旧2年生”
なのです。
そのため、“読者も”、彼らが負けた姿をリアルタイムで見ています。
一度は後輩に負けて出られなかった夢の舞台。
だからこそ「勝ってほしい」と応援したくなりますし、才能がある後輩たちに負けないように最上級生として命懸けで頑張る姿が、とても魅力的です。
アニメ5期では、はじめて尺の都合で原作の展開の一部がカットされました。
(今までは原作とアニメでほぼ内容が同じで、細かい会話以外はあまりカットされていません)
具体的には、対戦相手が違います。原作だとここで初登場する新キャラと戦うのですが、アニメでは既存のキャラになっています。
対戦の内容や結果は変わっていません。
アニメ第2〜4話の内容は、原作だと49〜52巻にあたるので、気になった方はぜひ読んでみてください。
そしてこの5期をもって、2年目のIHはついにゴールを迎えました。
ここからは、“アニメの続き”となる原作コミックの見どころを紹介します。
IHの激戦を終えた夏休み後半、坂道が雉という青年に出会い、
「マウンテンバイク(MTB)」という種類の自転車に乗ることになります。
この短編はいわゆる“修行パート”のようなもので、3年生編では坂道がMTBから得た技術をロードレースに活かしていきます。
そして……
???????????!?!?!?!?!?
雉が、3年目のインターハイに参戦します。
正直これはMTB編最大のネタバレなので書くか迷いましたが、私はこれがきっかけで軽く流していたMTB編を読み込んだので書きました。
実際、今、雉くんめっちゃ出てきてます。
MTB編も飛ばさず読んでください。
そんな濃密すぎる夏休みや世代交代を経て、
坂道はついに最上級生になります。
ここで、“初心者の1年生”が登場します。
2年生編の新入生(鏑木や段竹)は、全員ロードレース経験者だったので、ちょっと新鮮です。
しかも、坂道と彼が出会った場所は、総北高校の裏門にある激坂、通称「裏門坂」です。
この場所は、1話で坂道が自転車部に誘われるきっかけとなった場所です。
あの日、裏門坂で自転車に誘われた坂道が、
今は、自転車に誘う側になったのです。
「今度は、お前が憧れになる番だ」
この台詞は、これからスタートする3年目IHの核になのではないかと思っています。
【あとがき】
ここまで読んでいただきありがとうございました!
5期の紹介の際に少し違いを書きましたが、基本的には原作とアニメの内容は同じなので、ぜひお好きな方から作品を履修していただければと思います。
なんと原作コミックは現在無料キャンペーン中です(2024年2月末まで)。
そして今月末から3年目のインターハイが始まるそうです。マジ????????
個人的には、悠人くんと高田城くんのコンビがどこまで仕上がってるのか楽しみでしょうがないです。
何を言ってるのかさっぱりわからないと思いますが当然です。なぜならこの記事ではキャラの話を一切していないから。
キャラの話もすごく書きたかったのですが、そこまで書いているとコミック無料公開第一弾の期間中にアップできなさそうだったので泣く泣く見送りました。
いつか好きなキャラを語る記事も書くかもしれません。新開兄弟の対決の落としどころ上手すぎるって話も今泉と杉元の関係くっそエモいって話もしたいし、手嶋VS葦木場の素晴らしさも伝えたいし2年生編で真波山岳がクライマーの頂点に君臨している話もしたいし京都伏見という集団についても語りたい……というかんじで魅力的なキャラいっぱいいるので!!!!
公式サイト見て気になるキャラ見つけて!!!
この機会にぜひ
『弱虫ペダル』を履修してください!!!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。