私とオーズ(好きなもの14)
今日もクラシックの話の続きをするつもりだった、ほんの一時間前まで。
ビリーズブートキャンプをしようとスマホを開いたら、youtubeの通知が来ていたので何気なく見た。
仮面ライダーオーズの最新映画。
最新映画?
いやいやいや、仮面ライダーオーズが出ていたとしても、仮面ライダーリバイスメインのものでは?リバイスは何度か見たが、ジャイアン役の木村昴さんの、まるでアラジンのジーニーのようなコミカルでキュートな演技が印象的だった。
そのリバイスの助っ人的な役割では?
オーズの映画なんて、とっくの昔の、将軍と21のコアメダルで終わったのでは?
オーレ手を繋ごう~の歌をリピートして聴き続けていた、あれはいつのことだっただろうか。ちょっと迷惑そうにでも手をちょこんと差し出すアンクを何度見たことだろう。
あまり期待をせずに再生ボタンを押すと、昨日まで仮面ライダーオーズを撮影していたのではないかというほど変わらないキャストたちが演技をしている。
科操研でいつも見ている秀くんが、久しぶりに見たりょんくんが、 そしてだてさんにきみじーが。
これが本当に令和の映像なのかと、疑うほどみんな変わっていない。
そして、本当にどこからどう見ても仮面ライダーオーズメインの映画ではないか。 リバイスなんてどこにもいない。
一瞬で目が覚めた。
急激にあの10年前に引きずり戻されたような感覚。そういえば去年、10周年記念でアンクの腕枕が発売されていたことは知っていた。しかし映画があるとは聞いていない。
仮面ライダーオーズ放送当時の私は、人生を揺るがすほど、仮面ライダーオーズにはまっていた。
きっかけは、バイト先の児童館にいた小学生の一言だ。
「ねぇ、仮面ライダーオーズってさ、腕だけになっちゃったアンクといっしょにたたかうんだよ」
腕だけになったアンク?一体なんの話なのだ。
もっと詳しく説明してくれと頼むも、小学校低学年の解説。よく意味がわからないので、自分で見るしかない。
早起きして、ニチアサというものを初めて見た。
なるほど、本当にアンクという怪人が腕だけになってふよふよと浮いていた。小学生の説明は正しかったのだ。
坂道を転がり落ちるようにオーズにはまった。グッズを買い、歌を覚え、映画を見た。
あらすじをめちゃくちゃ簡単に説明すると、人を助けたいという思いの強い主人公と、その主人公が変身するための力を貸す怪人がお互いの利益を求めて共に戦う話なのだが、最終回はもう涙なしでは見られない展開なのだ。
その、オーズの新しい映画が見れるとは。
昨年からずーっといいことがなかったけど、急に人生の楽しみができてしまった。
久しぶりに海での殴りあいシーンでも見返してみようかなと思う。
くらいのパトロンになりたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。その際には気合いで一日に二回更新します。