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今日もユーミンが流れている

言わずと知れたユーミンこと松任谷(荒井)由実さん。

現役バリバリ、アーティストのTop of Top。

今でも多くの人々を魅力し続けるパワフルな女性。


我が家ではユーミンファンの母が家事、ドライブとことあるごとにユーミンのレコードを録音したカセットテープを大事に大事に聴いていた。


時は80年代後半〜90年代前半。


物持ちの良い母はレコードから録音したカセットテープを宝物のように扱っていた。

(我が家にCDが登場するのはそれから10年後)


毎回毎回大人の曲なので「アニメの歌か光GENJIを聴かせて!」と言っていた私。


ある日を境に自ら「ユーミンを聴かせて!」と言う日がやって来た。


宮崎駿監督の『魔女の宅急便』との出会ったのだ。


妄想好きで頭の中お花畑な私は、遊び相手が少ない一人っ子。

気に入ったらセリフを覚えるまで映画に没頭した。


作中で流れる

『ルージュの伝言』

『やさしさに包まれたなら』


母がずっとずっと聞いていたユーミンだった。


歌詞の意味は理解できないが昔から知ってる!と自分の中で最大にイキりたって唄っていたものだ。


しかし、耳コピで覚えるのでところどころ聴いたままの言葉のない言語である。

本人は気にせずご機嫌であっが、母は気にしていたのだろう。

幼稚園へ通い出し、平仮名を覚えた頃に母は言った。


母「これ見てユーミン唄おか!」


母から手渡されたのは『ルージュの伝言』と『やさしさに包まれたなら』の歌詞を広告の裏に平仮名で書いた、お手製歌詞カードだった。


赤と白の2色刷りのA4サイズの広告だったことを今でも鮮明に覚えている。


母の英才教育により、2曲をマスターした。


それを皮切りにユーミンにハマっていく。


勿論、レコードから録音したカセットテープで。


4、5歳の子供をファンにさせるユーミン。

流石です。


ドラマの主題歌で新しいユーミンの曲を知った小学時代。


歌詞の意味を理解し、少し大人になった気がした、中学時代。


「松任谷由実より荒井由実やわ!」と誰が言うてんねん!な、高校時代。


流行りの音楽より、フォークソングとニューミュージックに支えられた、大学時代。


イントロ、メロディーラインの美しさに固唾を呑む、現在。


(すいません、イキりました)


今日も我が家ではユーミンが流れている。



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