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アイアムフジター

気持ちアムラーみたいな感じでフジターさせてもろてます。


気持ちシノラーみたいな感じでフジターさせてもろてます。


藤田のer系、フジター。





藤田嗣治が好きだ。

中学生の頃、地元の歴史博物館で見た藤田嗣治ことレオナール・フジタに度肝を抜かれた。


陶器みたいな乳白色で柔和な女性に見惚れていた矢先、

今にも目の前に飛び出しそうな躍動感あふれる猫たち。

目が回りそうになる。


作品の横には作者紹介。


オカッパ、チョビ髭、丸メガネ。


奇抜でハイカラなオジさん、それが藤田嗣治だった。


絵の感じと思ってた作者が違う!


溢れ出す唯一無二の存在。

名だたる作品がある中、そこだけ輝いて見えた。


美術部で油絵を描いていた私は、

影、空、水、草、木、、、

濃淡、陰影の付け方が苦手だったこともあり、手法を観察する癖がついていた。


学ぶことが多過ぎてパンク寸前、嫌気がさしていた頃に、それまで見たことない手法が目の前に現れた。


私が思う『綺麗』の意義が揺らいだ瞬間。


油絵のベタ感がなく、柔らかいのは何故?

柔らかい線にするには枠を黒じゃなくて同系色で描いたら良いの?

あの白色(乳白色)はどうやって作ったん?

色塗ってないとこあるんちゃうん?



当時はネットが普及されていない時代。

本を買うにもお小遣いがない。

すぐに答えは出ず、疑問は残っていたものの、

『凄いもん見た!』という嬉しさが優り、帰り道はずっと藤田の話をしていた。



基礎があれば自由!


そう言われた気がした。


(そして基礎練に励めば良いものの、『自由』を勘違いし楽な方へ流され大した作品を描かなかった)



疑問に思っていた答えは数年後、書籍や展覧会で知ることなる。


苦労なく新しいことをやって認められたわけではない。


海外で評価された裏には日本で認められなかったことがあり、

その経験から一目で『藤田』と分かる0から1の作品を生み出した。


『やり続けること』


ただやるだけでなく、想いをもって、?をもって、振り返って、試行錯誤して、軌道修正含め、諦めずにやり続けること。


これからもフジターの名に恥じぬよう、あの日の衝撃を忘れないよう、毎日過ごしていこう!


※初めて藤田の作品を見たのが今の時期なので毎年思い出し、浸っております。








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