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黄色いマヨネーズより黒いマヨネーズ

第2回目は2005年M-1グランプリチャンピオン、ブラックマヨネーズ(通称:ブラマヨ)。

強面ブツブツ、どうかしてるぜっ!吉田さん(ネタ作成)と最近ダイエットに成功したものの臍ヘルニアが目立つようになったヒーハー小杉さん。

共に1973年生まれの京都府出身、NSC13期生、同期にはチュートリアル(徳井さん)、次長課長、野性爆弾、シャンプーハット(オーディション組み、同期扱い)…今や誰もが知っている芸人さんがたくさん!


そんなお二人の魅力は…


①ネタ…心配性と的確な指摘

②ギャグ…代表ギャグの裏に伝説のギャグ

③コンビ仲…男の義理人情


では早速…語っていきます!


①ネタ…心配性と的確な指摘

ブラマヨのネタは吉田さんが小杉さんに相談を持ちかけたり、ケチをつけたり。

心配性な吉田さんと的確な小杉さんのやり取りがヒートアップしていく様が笑いと比例する漫才が魅力。

中でも、ボケである吉田さん独特の感性に凄く共感する!

一言で表すと細かい、神経質…なのだが、実は人間の真意、誰しもが思っても言えないことがボケになっていると感じる。

考えれば考えるほど心配は尽きない人間の性。

一方、張りのある小杉さんのツッコミはバシッと決まるがキツすぎない、語尾は強いが表情、動きに優しさが垣間見え(見た目の柔らかさ含む)、吉田さんと真逆なイメージが更に笑いを加速させている。


②代表ギャグの裏に伝説のギャグ

吉田さん「どうかしてるぜっ!」

小杉さん「ヒーハー!」

どちらもメジャーでブラマヨといえば!なギャグである。

しかし、大阪時代から彼らを知るファンには伝説と言っても過言ではないギャグの存在が。

吉田さん「ずぼり!」「やっぽり!」

小杉さん「ヘイヘイ!オーライ!」

二人が漫才中に発すギャグである。

ホスト系漫才と打ち出し、吉田さんがファーコート、小杉さんは白系スーツ。

小杉さんは今の半分くらいの体重でテンダラーの白川さんとよく間違われるほど、可愛らしい青年であった。

しかし、時はbaseよしもと全盛期。

会場の8割は女性でアイドル並みの人気を誇っていた芸人さんファンほとんどが女子高生。

同じ舞台で二人は元気に!大声で!漫才中に!披露しても、1割の男性ファンと1割の真のお笑い好き女性の笑い声が目立っていたものだ。

そんな中、吉田さんがT-BOLANの「By for now」を唄うネタもあった。

時は2000年初頭。

女子高生はT-BOLANを知らない。

知らないものは笑えない。

(私は中古で買ったT-BOLANのCDで勉強していた。)

時代や客層に左右されず、自分たちが面白いと思う笑いをやり続けるカッコよさが魅力である。


③男の義理人情

ブラマヨの二人は仲が良い。

お互いに尊敬し、感謝している様が滲み出ている。

大阪時代は同じマンションの上下階に住んいたが、小杉さんはネタを書いている吉田さんを想い「階段の上り下りだけは楽にしてほしい。」と5階に住んだり、タクシーに乗る際、小杉さんはネタを書いている吉田さんを想い、後部座席の『こんもり』に座ったり(吉田さんに指摘された過去あり)、ブラマヨの新作漫才は必ず毎月一回開催している小杉さんの単独ライブ『小杉ライブ』で披露したり(この回は毎回満員である)、お互いの婚姻保証人であったり。

「どうでもいいこと」をしっかりする、それが思いやりの精神ではないか。

言葉だけでなく、体現する…義理人情に厚い二人がブラマヨの魅力だ。

今やテレビで大活躍のお二人。

わざわざ私が伝えなくても、十分な魅力があるからこそ。

まだまだ語れる、あれもこれも言いたい!

書ききれないほどの魅力がある、それがブラックマヨネーズである。






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