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250円の有料配信は、最終的にいくらの「収益」になるのか?
さまざまなSNSに、課金機能がくっつくようになりましたね。
さっそく使っておられる方も多いと思いますが、
利用者の方に支払っていただく金額(販売価格)と
それを提供する人が手にする金額(収益)とには
けっこうなギャップがあるのをご存じでしょうか?
いろいろな手数料や税金が引かれていくので、
おもいのほか収益・・・いわゆる「実入り」は少ないんですよ。
使用するプラットフォームが、どのくらい「中抜き」をするのか? あるいは支払うときに、どのアプリを使うか? によっても違いがあります。
その仕組みを理解していただくために、
今回はstand.fm #スタエフ の #有料配信 を例に具体的な数字を出してシミュレーションしてみましょう。
stand.fm の有料配信は、120円~10000円の55段階あります。
まず、この価格は「消費税込み」のようです。
つまり
たとえば、250円と書かれているものは、
本体価格 228円
消費税(10%) 22円
の合計額 250円 であるということです。
なお、業者によっては、本体価格227円+消費税23円のパターンもあるのではないかと思います。消費税の端数は、切り上げ・切り捨てのどちらを選んでもいいことになっているからです。
消費税の課税対象者は、販売している法人=stand.fmであって
コンテンツを提供している個人ではないので
(表示される)販売金額(税込)¥250
消費税(本体価格の10%)-¥22
-------------------
が引かれます。
よって、本体価格 ¥228 をベースに計算が進みます。
まず
決済手数料=(Appは本体価格の30%)-¥68
-------------------
の差し引き合計 160円が 販売収益です。
Androidから購入するとGoogle Playへの支払いになります。
App内課金の手数料は15~30%が一般的。高いとの声が多く、今後は見直されるかもしれませんね~
さらにそこから
販売手数料=stand.fm(販売収益の30%)-¥48
-------------------
となって
最終収益として 112円が支払われることになります。
※メンバーシップは手数料が30%でした。ただし、キャンペーンをやっていたので、早くから始めた方は「手数料0%」です。
この112円をすぐに銀行振り込みしてくれるわけもなく
それぞれ一定額がたまってから
→ギフト(投げ銭)コインは10000P以上
→SPP報酬は5000円以上
→メンバーシップは300円以上
→有料配信(コンテンツ販売)はいくらにするのかな?
(2022.2.2追記)
有料配信はメンバーシップと同じ売上管理画面に表示されていました。
なので、両者を合わせて300円を超えた月は、自動的に振り込まれることになりそうです。
手数料は配信者持ちで振り込まれるのがstand.fmでは原則です。
というわけですので
「え!このコンテンツ高いな~」と思わないようにいたしましょう。
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