フリーが職種別につるむと、縦割り組織と大して変わらなくなるのでは?問題
大きな会社とか役所なんかで、
「縦割りの弊害」というフレーズをしばしば耳にします。
私も、クライアントさんからの方針が、
内部事情でなかなか決まらなかったり、
決まったはずのことが後になって別部署の介入でひっくり返ったりするのに遭遇すると、
「これだから縦割り組織は・・・」
と、心の中で悪態をついたものでした。
こちとら、一匹狼のフリーランスだわい!
と言いつつも、ときどき一人ぼっちで働くことの不安に押しつぶされそうになります。だから、若い頃は、ライターだけのネットワークに所属していました。当然、そこに集まってくるのは、「もの書き」ばかり。
こういうの、何て呼ばれているんだっけ?
業界団体 とか言うのかな?と思い、調べてみました。
まぁ、自動車産業みたいに大きくもないし
ホテル・旅館業みたいな明確さもないですが、
版元の少ない関西で、
ライターさん、この指とまれ! をやれば、
いわゆる「情報誌」をやっている
グルメ・ファッション・エンタメ系のライターが大半の集団が形成されます。
私は数年後に、ビジネス系へと土俵を移したのですが、
そのときは、ネットワークを抜けていました。
別に、ビジネスライター協会 みたいなものがあるわけではないんですが、つるむことのメリットを感じなくなっていたんです。
それが、ジャンルの違いによるものか、
キャリア(年数)を重ねたからなのか、
当時の自分を振り返って考えてみても、よくわかりません。
でもたぶん・・・
ビジネスライターは、企業人とか経営者とか士業家とか商店主とか、そういうタイプの方々と対峙する仕事なので、
自分の知らないことをいっぱい経験しているインタビュイーたちと話すことが面白く、
ライター同士で縦割りの会話をするよりも、圧倒的に刺激的だったからじゃないかなぁ。
(これは、良い悪いの話ではなく、個人的な好みの話です。念のため)
そして私は50歳を超えたいまでも、
自分と似たような世界にいる人と話すよりも、違う世界・・・といっても、ちょっとズラすと延長線上にありそうだったり、かつて自分があきらめたけれど興味をもっていたり、といった世界に、
より強く惹かれてしまう ところがあります。
昔読んだマンガで、
シニアになって同窓会に参加したら、
子どもの頃から観察力の鋭かった同級生が、
どんな役柄にでもなれる俳優になっていた というエピソードがありました。
私もその人とちょっと似ていて、
夢中になれるもの、ひとつにかけて人生を深めるというよりも、他の人の人生もお借りしながら、深さよりも広さとバラエティを愉しむ派なのだと自己分析しています。
だから仕事においても、
縦割り組織はクライアントしても苦手だし、
自分が身をおくのは、もっとしんどいのですが、
実はいま、そういうところに所属しておりwww
「ここで、横串しをさす役割を担うんだ」ということを自分のミッションに掲げることで、モチベーションを保っておる次第です。
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