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「しゃべって暮らせるということは幸せやなぁ〜。」「書いて暮らせるということも幸せやなぁ〜。」by『べしゃり暮らし』最終巻の帯

べしゃり暮らし 19巻』を読んだ。『ROOKIES』などの有名作を書いた森田まさのり先生の作品。


『ROOKIES』は大好きすぎて、最後の御子柴の満塁ホームランのシーンは何度も見返すほど。もちろん、森田まさのり先生自体も好き。


そして、『べしゃり暮らし』で扱っているお笑いも大好き。「森田先生」と「お笑い」という好きなもの通しの組み合わせなので、当然ながら『べしゃり暮らし』も大好き。カツカレーみたいなもんだった。


それくらい大好きで読んでいた『べしゃり暮らし』が完結した。感想としては最高だった。ネタバレになるので、内容には触れないが「とにかく笑といたらええねん」という言葉が非常に刺さった。


この漫画から学ばせてもらったのは、笑っていればそのうち楽しくなるから、辛い時も笑っておきましょう、ということだ。


自分は非常に悲観的で心配性だから、嬉しいことがあってもすぐその出来事の粗を探して自分はミスしてないかを探してしまう。以前、南海キャンディーズの山ちゃんが漫才において爆笑を取ったのに、相方のアドリブを拾えなかったことを悔やんでいたエピソードを聞いた。山ちゃんは、ウケた喜びよりも、ボケを拾えなかった自分への後悔の方が印象に残っているということだ。


自分もこういう人間だ。何か幸せなことがあっても、ミスした方にフォーカスしてしまう。こうした悲観的な人間としては『べしゃり暮らし』における「笑といたらええねん」には救われたような気がした。


漫画の登場人物のように常に笑っていられる人間になろうと思った。そっちの方が絶対幸せだから。


と、作品から感じたことはここまでにして。タイトルで引用した言葉について。


タイトルにも使った「しゃべって暮らせるということは幸せやなぁ〜。」。これは漫画帯で千原せいじさんが使っていた言葉だ。お笑い芸人として活躍する人間の言葉だからこそ、なんだかグッときた。

弱肉強食な芸人の世界では専業で食うことすら厳しい。それができるのはほんの一握りの人だけ。そういった厳しさを強く感じさせる言葉なのである。


そして、この言葉を自分の立場に当てはめてみたとき、自分はなんて幸せなんだと思った。ブログ一本で生活できているなんてめちゃくちゃ珍しいし、たぶんそれに憧れる人は多いだろう。


そんな中、自分はそれが実現できている。こんなに幸せなことはない。日々、過ごしているとそんなことも忘れてしまっていた。そして、この幸せを漫画によって認識することができた。まさに「書いて暮らせるということも幸せやなぁ〜。」である。


こんなに幸せなのだから、とにかく笑とこうと思う。これからは。


そんなことを考えるきっかけとなった『べしゃり暮らし』。マジでオススメなので読んでみてください。これはお笑い芸人がのし上がっていく姿を描いた自己啓発マンガです。いろんな層の人が共感できるので、ぜひ。


ではまた!

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伸びしろマン
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