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2024年2月の読書記録

先月、後でまとめて書くと読んだ後に感じたことが薄れてしまったり、忘れてしまうのでその都度下書きに残そうと思っていたのに結局読了日をメモするだけで月末を迎えてしまいました。間に読んだ健康に関する本は自分の体調に関することで恥かしいので省略して、今月読んだ本を記録していく。今日日中でもしかしたら一冊読めるかもしれないけど目標の月10冊には届かず。※上手くリンクがはれないところがあるので後日直します。

1.風の向こうへ駆け抜けろ/古内一絵

何故かこちらが図書館の分館の方にあり、ドラマを視聴済みだったので風駆シリーズの2作目を先に読んでいました。やっぱり馬と騎手や厩務員さんとのやりとりが動物とあまり触れ合ったことがない競馬を見ているだけの私にもすごくわかりやすくて、馬のことも競馬のこともより好きになれる作品。競馬に興味がなくても楽しく読める作品だと思うし、そういう人にこそ読んで欲しい作品。

2.名探偵のままでいて/小西マサテル

このミス大賞を受賞していることもあり、前から興味があった作品。この作品の探偵がDLB(レビー小体型認知症)ということで職業柄どんな風に描いているのかとても興味があって手に取りました。DLBの人と関わったことがない人には伝わらないところとか不思議に思うこともあるかもしれないけれど、上手く症状と謎解きを絡めていておもしろかった。この前の本で面白いと感じているのに何故か進まないなぁっておもく感じることがあったけど、これは読み始めてさくさく進んで行ってあっという間に読めた。いわゆる読書スランプだったんだろうか。これが連作短編集じゃなくて長編だったらまた詰まっていたかもしれない。続編を読むのも楽しみ。

3.本屋の新井/新井見枝香

先月『胃が合うふたり』を読んで好きになってしまったので新井さんの本を読み始めた。今月は他にも2冊読んでいるけど読めば読む程、この人に会ってみたい(物理的には一方的に見るだけなんだけど)って思うのは何故なんでしょう。どこに惹かれているかと改めて文字にしようとするとどう表現したらいいのかもしれないけど、実際に会う(見に行く)にはハードルが少し高いので知ることから始めたいと思ってYoutubeやポッドキャストなどに手を出したことは言うまでもない。

4.女王さまの夜食カフェ マカン・マランふたたび/古内一絵

マカン・マランシリーズ2作目。それぞれの話の主人公が抱えている悩みや問題に向き合っていくところからも感じるところ(受け取るもの)がある作品。その後も夜食カフェ マカン・マランを通してみんなが繋がりあっていく空間も食事もあたたかくて、まだ全部は読み終えていないけど、読み始めたら全て読んで欲しい作品。

5.角野栄子の毎日いろいろ

角野先生の作品もだけど角野先生も好きなので角野先生のカラフルな家や服がたくさん写っている本は何度も開いてしまう。他の角野先生の本や映画などを見て、どんな形でもあんな風に好きなものたちに囲まれて暮らしていけたらいいなと思うようになりました。

6.きまぐれな夜食カフェ マカン・マランみたび/古内一絵

マカン・マランシリーズ3作目。今まで読み進めていて3作目にして一番好きなというか刺さる話に出逢ってしまった。ネタバレになるので詳しくは書けないけれど、その女性の恋愛の話がものすごく刺さってしまったのです。マカン・マランシリーズもまた読み返したい作品。

7.探してるものはそう遠くはないのかもしれない/新井見枝香

シリーズものの小説ではないからエッセイはどれから読んでもいいのかもしれないし、気にすることはないのだろうけどこれが一作目と後で知った。エッセイというものを読むことなく生きてきて、エッセイの定義みたいなものも知らないので、新井さんの本に書かれているようなものが私の中でエッセイとして定着としつつある。感じ方は人それぞれだと思うけど、かしこまった文章よりも新井さんの書く日常的なものが読みやすくておもしろいなぁと思う。私自身は自分が方言で話した時の語尾などがきついのでせめて文章では丁寧な言葉や正しい日本語を使えるようにと心掛けているけど、実際にしている言葉で書かれた方が伝わりやすいのかもしれない。

8.きれいな言葉より素直な叫び/新井見枝香

今まで読んでいたものは書店員として書かれたエッセイだったけど、これは新井さんが踊り子になるまでとなってからが書かれていて、私が知らない世界を描かれていることもあり、読み進めていくほどにどんどん見に行きたいと思ってしまう。私には高いハードルだけど、踊り子としての新井さんを見に行きたい…。

9.天久鷹央の推理カルテ 完全版/知念実希人

連続刊行を機に買い始めたのに積読状態だった天久鷹央シリーズを読み始める。医療ミステリーをコメディ要素もあり、キャラクターを個性豊かに書かれていてとても読みやすい。私でも知っている医療知識でも理解出来しやすいのも大きいのかもしれない。またここでまた知らないことを知識として得られて仕事に活かせるかもというのが読み進めてしまう理由なのかもしれない。

仕事の記録で文章が書けないということが読書を再開したきっかけでもあるのに、今月も少しもまともな感想が書けてしません。私はこれを後で読み返して読んだ後の気持ちを思い出すことが出来るんだろうか。私は心にはたくさん感動をもらったり、元気をもらったり、考え方に影響を与えてもらうことはあるのに、頭にももう少し何か残ってもいいんじゃないのかと悩みつつも3月もいろんな本に出会えたらいいなと思います。自分の好きなものを誰かに薦めるのは何かを強要しているようで苦手なので今月も自分が感じたことをそのままメモのように残してるだけだけど、それでも読んでいる最中や読んだ後の気持ちは大切に記しておきたい。

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