HiHi Jets Arena Tour 2024 BINGO
検索で引っかかって開いてしまった人はすみません。ここは一ファンの日記のような、エッセイのような自分のための記録なのでお手数ですが閉じていただきますようお願いいたします。
今年のツアーが終わってしまった(もう今年はツアーはないであろうというスケジュールのため、そう記す)ライブの感想やレポではなく、この期間に感じたこと考えたことを残しておきたいと思ったので長くなるかもしれないけれど、発表されてから過ごした日々のことを残していく。
去年は台風の影響で最終公演の地・大阪が中止になり、本人たちも不可燃燃焼のまま終わってしまい、たくさんの人がそれを引きずっていたと思う。去年の3カ所から5カ所に増えた今年のツアー。発表が情報解禁前に流出してしまい、その日程に地元・新潟の文字を見て、これは誰かがいたずらで加工した画像なのではないかと疑いつつもデビュー前なのに来てくれるかもしれないという期待でどきどきした時間を過ごしたことを今でも鮮明に思い出す。情報がそんな形で解禁されてしまったからか、元からやる予定だったのかはわからないけれど、Youtubeの生配信で本人たちからお知らせを聞くことが出来た。47も都道府県があるのに本人たちの口から地元の県名を聞くことはとても嬉しかった。
ツアーなのでとりあえず日帰り出来る関東圏も行きたいと思い、申し込んだぴあアリ初日。グッズがオンラインではなく、現地で調達するコロナ禍前の販売方法に変わっていた。無事に整理券をげっとしてそれに間に合うように現地に向かっていた時のことだった。新幹線の中で本を読んでいた時に車両の中に緊急地震速報が鳴り響いた。揺れは全く感じなかったが大宮へ向かっていた新幹線が止まった。しばらくして電気は戻ったが線路の点検のために動くことが出来ず、間に合わないんじゃないか、ライブが見れないんじゃないかって不安でいっぱいだった。グッズを購入することは出来なかったが何とか開演時間に間に合い、オープニングからライブを見ることが出来た。現地で買うつもりだったのでペンライトを持てなかったのは悲しかったけど、無事にライブを見ることが出来ただけで満足だった。
横浜の後は1公演で帰らないと行けないくらいただただ楽しくて幸せだった。ジュニアの時期にしか先輩の曲のカバーをする機会はなく、その中でやってほしいと思っていたSMAPの『Fly』が見れたことがめちゃくちゃ嬉しくて、えびじのクレアクもめちゃくちゃ良い選曲で(涼くんの「クレイジーアークセール」で始まるのめちゃくちゃかっこよかった!)バク転の失敗が怖くて怪我するくらいなら止めて良いんだよと思っていたら曲毎変わってしまったのはもったい無いと思った。振り付けや演出を変えてでもクレアクを横浜以外にしか足を運べなかったファンの人にも見てもらいたかった。
新潟公演は地元なので地元だからという理由でライブに来てくれた友達も何人かいたし、HiHi Jetsのライブを見てもらえるということが本当に嬉しかった。彼らが先輩たちのツアーバックを務めたことがなく、地方ではどんなファンが来てくれるのか、どんなMCをしたら盛り上がるのかということを先輩たちから学ぶ機会がなかったことが残念だなと感じた。もう少しその地域の人たちに寄り添うMCが出来るようになったらいいな、その辺の意識が次のツアーで変わっていたら良いなと思った。それでも彼らなりに考えて試行錯誤してMCを進めていたことは感じている。次のツアーでも来てくれるという保証はないし、あの世代が来たいと思う魅力は少なかったかもしれないけれど、ちょっとでもまた来たいと思っていてくれていたら嬉しい。ツアー最終日のMCで知ったけれど1日目のライブ後に寄ったスーパーで花火を買い、2日目のライブ後に花火をしたという何ともエモいエピソードを話していて、単純な人間なのでそれだけで幸せな気持ちになった。
ツアー期間中はセットリストや構成のこと、MCでの発言に対していろんな人のいろんな意見が視界に入ってくることがあった。全肯定のファンではないので自分でも同じように感じることもあったし、過剰に受け取り過ぎではないかと思うこともあり、この期間はSNSを見るのが辛かった。今は情報が最初に発信・解禁されるのがSNSのため、SNS止めるという選択は出来なかったけれど、初めてログアウトしようかと思うくらい発信している人たちの攻撃的な言葉を視界に入れるのが辛かった。そんな風に感じることもあったけど、天候だけに限らず危険な演出もあったこのツアーを全員で完走する事が出来て本当によかった。と、ちょっとネガティブな気持ちで終わりそうなツアー期間が一転してハイテンションのまま、一日を終えることになろうとはそれまでをまとめていた私には夢にも思わなかった。
夜勤明けでぼーっとした頭で昼公演のレポを見ていたら、MCで去年のツアーの円盤化が発表された他に夜公演(オーラス)の途中でインスタライブをやりたいとの発言があったとのこと。やりたいという意志だけで確定したわけではなかったけれど、インスタのストーリーにやりたいと頼み込むJetsの動画が上がった。まさかやらないのにこんな動画を上げるわけがない。期待を膨らませてそわそわしながらiPhoneを片手にその瞬間を待っていた。通知が来て画面を開いたら、センステ付近のアリーナ席からステージを見上げる画角での景色が映った。まさかダブルアンコール1曲客席からの景色を見れるなんて思わなかったから本当に嬉しかった。会場には行けなかったけど、あの空気を共有出来たことで一緒にツアーを締め括れたような気持ちになって本当に幸せだった。そして、Aichi Sky Expoがどんな会場なのか画面ごとに見ることが出来て今後の参考になった。やりたいと発信してくれた5人、それから短時間の間に実行できるように動いてくれたスタッフ、カメラを向けて楽しんでいるメンバーを映してくれたチキマネ、全てに感謝しかない。
そんな幸せな気持ちで自宅にいながらも幸せな気持ちでこのツアーを締め括れた人は私に限らず、たくさんいたと思う。今回のツアーの中で本人たちからデビューについての発言を求めている人もたくさんいたと思う。私も初日にそのことについて触れるかなと思っていたけれど、きっとその言葉を聞いていたら悔しい気持ちでその日を終えていたと思う。正直、口にしないことで覇気がなくなっているように感じることもあった。それでも5人それぞれ胸に秘めているものはありつつも、ただ来てくれている目の前のファンを楽しませることだけに集中して、楽しませるためにライブをしてくれている。それだけで幸せな気持ちになった。今回のツアーで感じたものをこれからの成長、進化にどう繋げていくか次のライブ、ツアーが本当に楽しみになった。舞台もあり年内に見ることは難しいかもしれないけど、彼らのこれから見せてくれることに期待をしながらメディアでの活躍を楽しんで日々を過ごしていきたいと思う。