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どう生きるか、正解はない

50代前後の女3人が集まった。

一人は仕事あり、子供はいない。人当たりのよい明るい経営者の夫、盛大な結婚式、都心のマンション、うらやましいほど幸せな結婚にみえた。いまでは別居中の夫に離婚を突き付けられ、この先どうやって生きていくかを思い悩む。
聞けば夫の気持ちは氷点下だ。もう気持ちが戻ることはないだろう。彼女にはまだ愛情はあり一緒にいたいと思っている。

一人は仕事なし、子供がふたり。開業医を結婚、彼女は手に職があったけれど仕事を辞め、すぐに出産、都心に一軒家も持ち、家にいけば家族写真が飾ってあり、それはそれは幸せそうにみえた。いまでは夫のDVに悩まされ、この先どうやって生きていくかを思い悩む。
魅力的な彼女が言葉の暴力を受け、自信を失っていく。子供が成人するのはまだまだ先だけれど、彼女は少しづつ仕事を再開しはじめた。

わたしは仕事あり、いままで独身のまま。ひとりで誰からも縛られず自由に生きている。適当に恋愛をし、セフレが何人かいて、もてているようにみえて、誰からも愛されていないわたしはこの先の老後を誰かと結婚しておいたほうが良いだろうと思っている。

3人で思い思いの話をする。気が滅入った。
ひとりは寂しいか自由か。
どう生きるか、正解はない。

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