父親に対する娘の不満をシステム図で描いてみた
はじめまして、sukiの渡部です。
今回は日常生活でsukiMAPを使ってみたという少し緩めの事例です。
題して、
~お母さんがファシリテートして、お父さんに対する娘の不満をsukiMAPで話し合ってみたよ。~
最近お父さんの帰りが遅いので、娘がイライラしています。
お父さんがお酒を飲みに行った日、カレンダーにマジックで大きく「×」を書き込む娘の不満を親子で話し合ってみました。
●お父さんの主張
「お酒を飲みに行く回数を減らしたくない」
●娘の主張
「お父さんにお酒を飲みに行く回数を減らして欲しい」
意見の対立…。
補足すると、お父さんは楽しくお酒を飲むタイプで体調やお金の心配があるほど深酒はしません(笑)
●お父さんの主張
「ストレスを家庭に持ち込みたくないし、人脈を増やすためにも必要なんだよ」
●娘の主張
「行って欲しくない」
平行線…。
お父さんの主張をsukiMAPにするとこんな感じ。
「飲みに行く回数が増える → ストレスが減る」「飲みに行く回数が増える → 人脈が増える」お父さんにとって良いサイクルなのです。
●お母さんの質問
「なんで行って欲しくないんだろう?」
●娘の答え
「寂しいから」
寂しさを減らすこと。う~んちょっと違う気がする。もっと前向きな話合いにしたいな!
ということで、楽しくなることを一緒に考えてみることにしました。
●お母さんの質問
「(娘へ)どうすれば楽しくなる?」
「(お父さんへ)どうやって楽しませてあげられる?」
●娘の答え
「話を聞いて欲しい」
●お父さんの答え
「平日は朝ごはんを必ず一緒に食べよう」「休日はもっと時間を作るよ」
お父さんと娘の答えをsukiMAPにするとこんな感じ。
「朝食を食べる時間・休日に一緒に過ごす時間が増える」 → 「親子の会話量が増える」 → 「娘の承認欲求が満たされる」 → 「娘の親への信頼度が増す」 → 「お父さんの承認欲求が満たされる」 → 「親子の会話量が増える」お父さんと娘とウィンウィンの良いサイクルになりそうです。
お父さんがお酒を飲みに行くことが負の連鎖だと思っていた娘と、反対にお酒を飲みに行くことが正の連鎖だと思っていたお父さん。
そもそも視点が違う2人の主張をsukiMAPで整理してみると、新しい正の連鎖のポイント(親子の会話量を増やすこと)を発見することが出来ました。
最後に、「お父さんの承認欲求が満たされる → 飲みに行く回数が減る」サイクルをこっそりお母さんが書き足しました。お父さんには『その飲み会って本当に必要?』と考える気持ちの余裕を持って体を大切にして欲しいですね。
意見の対立が起こった時、お互いの意見をシステム図を描いて整理することで、問題だと思っていたことが問題ではなかったり、違う問題や解決策が見つかったり、第三者の意見も取り入れやすくなったりしますよね。
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思考を整理ツールsukiMAPについては過去の記事もご覧ください。