伊勢丹新宿店本館地下一階の催事
本年の1月23日から一週間ほど、伊勢丹新宿店本館地下一階フードコレクションで悠木農花のエディブルフラワードレッシングを販売しています。悠木農花は、Suki Flower Farmの食用花を使った花の加工食品を製造、販売している組合です。Suki Flower Farmはお花のみ生産する農園で、悠木農花が六次産業化をサポートしています。
私はその一週間、売り場に立たせていただきました。一介の百姓に過ぎない私が、日本一の売り場に立つのは光栄であり、なかなか体験できることではありません。1分1秒が本当に貴重で、緊張もあり、畑の肉体労働よりはるかに疲れました。販売するのは大変ですね、本当に。
今回のイベントは、日本オイル美容協会のご推薦をいただき、エディブルフラワードレッシングを販売させていただきました。私どもの商品と、伊勢丹のお客様との相性はどうなのか、そもそも伊勢丹のお客様に相手されるのか、たくさんの不安の中でスタートしています。
結果から申し上げますと、私どもの目標の販売数字には届きませんでした。一見さんのお客様を引きつける力が足りなかったかもしれませんし、それは商品力の不足かもしれませんし、私どものアピール不足かもしれません。ただ多くのお客様とお話しさせていただき、数え切れないほどのヒントを頂戴しています。
たまたまギフトをお探しだった方は、購買率が非常に高かったのは自信になりました。伊勢丹のネーム入りリボンを付けた簡易ラッピングものが、思っていた以上に販売できました。プチ伊勢丹ギフトという具合です。ただ食品の売り場にポンと商品が並べられるだけでは、おそらく埋もれてしまい売れないでしょう。売り場とお客様の関係性がマッチしたとき、商品は確実に売れます。当たり前のことですが、私どもの商品がどのような売り場で求められるか、そのような売り場で販売いただけるか、このあたりが店売りマーケティングの基本となりそうです。そのヒントを得られたことが、今回の催事の最大の成果となりました。