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『もう大丈夫だよ』

映画を観る時、
洋画は字幕派?吹き替え派?

日本の吹き替え技術は、
世界トップレベルどころか、
唯一無二の超絶技巧だと思っているが、
洋画は基本的にオリジナルで観たい人間だ。

だが、どうしても
日本語吹き替え版で観たい映画がある。
それは…


『ベイマックス』だ。

主人公であるヒロの兄のタダシが
“人を助けるためのロボット”として作ったのが、
この「まるっ」として「もちっ」とした、
ベイマックス。
彼の作業を終了させる時の合図…
というか合言葉?が、
「もう大丈夫だよ」だ。

この「もう大丈夫だよ」という、
日本語の素晴らしさは、
同じシーンを英語で観た時に痛感した。

英語だと何て言っていたんだっけ…?
でも、なんか早口で淡白に思えたのを覚えている。

「もう大丈夫だよ」
ベイマックスではなく、
ベイマックスに助けられた人が言う。

「もう心配しなくていいよ」
「助けてくれてありがとう」
たった一言に込められた思いの数々。
日本語だからこそ成せる、
万感の台詞ではないだろうか。


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