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タヌキだって一生懸命生きている。

高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』
を思い出した。
きっかけはこれだ↓

『平成狸合戦ぽんぽこ』の中で、
四国の長老タヌキが3人…いや、3匹か?
東京都多摩地区のタヌキたちの窮地を救うべく、
やって来てくれるのだが、
その中のひとりに“金長”さんがいる。

“金長大明神”の何代目だったか…
とにかく、このお菓子を発見して、
思い出したのが『平成狸合戦ぽんぽこ』だ。

ジブリブランドの中でも悲しいことに、
あまり人気がない作品になってしまっている…
と思うが、是非是非、観ていただきたい。

懐かしいと思う時がある。
決して戻らない時間がある。
そんな風に感じる人におすすめしたい。


タヌキを研究している先生が言っていた。
「タヌキは他の動物のように
 “技”と呼べる術を持っていない」
「タヌキはひたすら歩いて
 食べ物を探すしかない」

多摩川の生態系を調べている先生が、
定点カメラを仕掛けて、
多摩川の動物たちを観察した時、
ものすごい確率で映り込むタヌキに対して、
「また狸か!!」と叫んでいた。
↑メイン観察対象のニホンカワウソのお母さんは、巣穴に残った魚の臭いにつられてやって来たタヌキに毎日のように悩まされ、ついに引っ越してしまった。

「他を抜く」ということで、
信仰対象になっているタヌキだが、
その実態は、こつこつ努力型のド根性。
何だか人間に1番近い存在のような気がしてくる。

本当かどうか…
四国にタヌキを奉る神社仏閣が多いのは、
明石海峡大橋が出来るまで、
四国にはキツネが存在していなかったから…とか。


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