ネガティブな感情は否定せず、そのまま受け取る(ありのままの自分で生きる為に…)
僕は「ネガティブではなくポジティブの方がいい!」「ポジティブの方が人生楽しそう!幸せそう!」と思っていました。
もしかしたら今この記事を読んで下さっている方もそう思っているかもしれません。
僕はどちらかと言うと、ネガティブ思考が強いです。
”物事を悲観的に捉える”と言う色眼鏡を通して、自分・世界を見ています。
それにハッキリと気づくことが出来たのもここ最近の話です。
だからこそ僕はポジティブな人に憧れを持ったし、ポジティブな方が幸せだろうなと思っていました。
そんなポジティブな人に憧れを持っていたのと同時に、「自分は何でポジティブじゃないんだ…」と自分を否定するようになっていました。
明確に「自分はネガティブだ」と認識していた訳ではありませんが、ポジティブに物事を捉えられることがほとんどなく、ネガティブループに入ると数ヶ月とネガティブループをぐるぐる回って抜け出すことが出来なくなります。
「何で俺はこんなにもネガティブなんだ」「こんな悲観的でネガティブな人間は価値がない」「人生つまらない、楽しくない」そんなことを思うことがとても多かったです。
どうにかしてネガティブ人間からポジティブ人間に変わりたいと強く思っていました。
ポジティブ人間に生まれ変わりたいとも思っていました。
でもそんな考え方・行動は、ありのままの自分から遠ざかるものになっていました。
僕は「自分らしく生きたい!ありのままで生きたい!そんな風に生きれたらどんなに幸せか…」と強く思っていたと同時に、「自分らしく生きることは、自分を明るく振る舞うこと・ポジティブに生きることだ」と言うおかしな解釈が混じっていました。
このおかしな解釈と言うのは、”一般社会から見て評価される人間像”を表したものでした。
なので僕は「自分らしく生きたい!」と思いながらも、一般社会から見て評価される人間像になろうと行動していたのです。
「ポジティブ人間の方がみんなに良い評価がもらえる」「明るくて行動力があったほうが好印象を持ってもらえる」
そんな人間像が世間から評価されるということを、僕は無意識の中で考え、評価される人間になろうと行動していたんだと思います。
でも僕が勝手に抱いた”世間から評価される人間像”と言うのは、本来自分の中にあるありのままの自分からはかなり遠ざかっていました。
僕という人間はネガティブで、マイペース(周りよりも行動が遅い)で、人見知り(警戒心が強い)で…
と言う、僕が憧れを持っていたポジティブ人間とは真逆に近い人間なのです。(なんだと認識しています)
だから僕は無理して、自分ではない違う誰かになろうとしていたんだと思いました。
ありのままの自分で生きるとは、思考の力・行動力によって今の自分から別の人間に変わろうとすることではなく、ありのままに感じる感情を受け入れて生きることなんじゃないかなと思いました。
ありのままに感じている自分を否定しない。
ネガティブな未来を想像したり、失敗するイメージが浮かんできて不安になったりしてもその感情をそのまま受け取る。
「ネガティブなことを無理にポジティブに捉えよう!」とか、「失敗のイメージじゃなくて成功のイメージを無理矢理にでも持とう!」としなくていい。
無理矢理に感情や考えをねじ曲げなくていい。
自分が感じた感情、浮かんできた考えをそのまま受け取る。
自分を変えようとする行動は、「変えよう!」と思いながらも実はありのままの自分を否定してしまっているかもしれません。
ありのままの自分を否定してしまうことが長く続けば、どんどん自分が嫌いになっていきます。
どんなに”世間から良い評価が貰えないと思える自分”でも、否定しないこと。
だってそれはありのままの自分を否定してしまうことだと思うからです。
「あ、俺って”ちょっとネガティブ”とかじゃなくて、”めちゃくちゃネガティブ”なんだ」と思えてからは、すごく生きやすくなったと感じています。
前までの僕は本音としてネガティブを感じていたのに、どうにかしてポジティブに変換することを続けていたことで、心が拒否反応を起こし、モヤモヤ・胸が苦しい・生きてるのが辛いという状態になっていました。
でも今では心のモヤモヤや胸の苦しい感じがなく、とても生きやすくなっています。
それも自分が感じているネガティブ感情をそのまま受け取ることが出来ているからだと思います。
まずはそのまま受け取ること。
現状の自分を自分自身が受け止めて上げることで、はじめて良い方向に人生が動いていくのかなと思っています。
現状の自分を受け入れず、自分を違う人間に変えよう!と思っても、ありのままの自分を否定してしまっている拒否反応で心が苦しい状態になってしまうと思います。
だからどんな時もありのままの感情、そのままの自分を受け入れること。
別に無理に変えようとしなくてもいい。
自分を受け入れることで、変えようとしなくても自然と変化して自分がもっと生きやすい方向へと流れていくんじゃないかなと感じています。
この記事が読んで下さっている方の新たな気づきとなれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!