お金以外で、障害児の親に障害者グループホーム開業をお勧めする理由
こちらを読んでいただいている前提で書きます。
今日は、前回とは違った視点からお勧めする理由を書いていこうと思います。
私は何故、障害児育児をしている親に、障害者グループホームの開業をお勧めするのか?
知的障害者・精神障害者は千差万別。
「こういう人達です」と言えません。
だから「こういう時はこうすればいい」と言うのがありません。
あくまで「この方には」こうした方がいいかな?があるだけです。
以降、少しでも伝わりやすいようにあえて言葉を選ばずに書きますね。
重度障害者の方は、反応が素直です。
例えば、嫌な時は全力で嫌がります。
「迷惑かけないようにしないと」という変な知恵が働かない分、素直に嫌がります。
こういう方と接すると、普段、いかに自分にとって都合のいい事を、子供に「良かれと思って」「しつけだ」と言って押し付けていたかがめちゃくちゃよくわかります。
例えば、歯磨き一つとってもそうです。
子供が虫歯になっても、歯医者の方から来てくれて、お金がかからず、痛い思いをする事なく歯を替える事が出来るなら、口うるさく「歯磨きしなさい!」と言いますか?
子供は虫歯があるのが普通で、虫歯が無いとヒソヒソ噂される環境ならどうでしょう?
何が言いたいかと言うと、
・「歯磨きすらさせない親なのか」と思われたく無い。
・お金がかかるから行かないで済むようにして欲しい。
・歯医者に連れて行く時間が勿体無い、面倒くさい。
・歯医者の音が嫌いだから行きたく無い。
・子供が泣き声を聞きたく無い。
・虫歯があるのはカッコ悪い。
・痛い思いをしてほしく無い。
という、自分の問題を子供に押し付けている事を自覚すると、必ず「子供への伝え方」が変わります。すると、イライラが減ります。
・自分の言う事に従わない事に怒ってるんだ。
・自分のしたいようにしてくれない事に怒ってるんだ。
そう自覚出来たら、あまりに自分勝手な自分に笑えます。
すると、伝え方を工夫出来るようになります。
だって都合の良いように動いて欲しいんですもん。そりゃ全力で工夫します。
他にも、障害者さん本人、その家族、行政対応、事業所対応、スタッフとの面談などで
・親に自分と向き合ってもらえずに育った障害児は、将来こうなるのか…
・行政任せでいたらこうなるのか…
・昔からある大きな社福のホームや作業所ってこんな感じなのか…
・スタッフにこう思われながら一生過ごすのか…
全部、知れます。
そして、知れば変わります。
子供への接し方、人生観、子供への執着、子供に教える事…全て変わります。
それにプラスして、お金という安心感も得られます。
すると、同じ境遇の方にオススメするようになります。そして私のように、記事を書くでしょう(笑)
もしかしたら、講演する人だっているかもしれません。
前回はお金の面での話が主でしたが、今回はお金以外で得られる大事な事について書いてみました。
開業するのが怖いなら、ぜひグループホームで夜勤バイト等を体験して下さい。自分に何が足りないのか、何が必要なのかが、きっと見えてきます。
自分で開業すれば、その見え方がもっと明瞭で、有益で、そして残酷です。
・その残酷さを自分の手で変えるか。
・蓋をして、見ない事にするか。
・全てを自分で抱え込むか。
・素晴らしい事業所・関係者に出会える運否天賦に任せるか。
障害児の親は、どれかを選ぶんです。
もちろん、どれを選んでも良いです。
でも、いつかは、どれかを選ぶんです。
二人の障害児の父
すけじろう
開業についての相談・サポート、開業後の営業、書類関係、家探し、全てお手伝いします。
特に、私と同じ障害児育児中の親御さんからのご連絡はとても嬉しいです。
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