必ずハマる!カメラ沼の世界【コンデジ編】
このnoteを読んだ瞬間より、あなたのカメラLIFEは始まる…
スマホカメラで満足している君!
スマホも良いが、やっぱりカメラで写真撮るのは良いぞ!
3週連続でカメラの魅力について語るnote書きます。
第1週目【 コンデジ編 】
第2週目【 一眼レフ編 】
第3週目 【 ミラーレス編 】
今回は第1週目【 コンデジ編 】を書いていきましょう。
ブログでもカメラのこと書いてます→menokuma
そもそもコンデジとは?
コンデジとは、【 コンパクトデジタルカメラ 】の略です。
1975年にイーストマン・コダック(Eastman Kodak)社が、世界初の静止画をデジタルで記録するカメラを発明。
(元祖デジカメです)
そんなコダック社は経営破綻し、フィルムカメラのフィルムを作る会社として存続しています。
機会があれば、フィルムカメラも使ってみたいが、フィルム代を捻出する予算がないもので…w
その後、1993年に一般的向けに販売を始めたのはFUJIFILM。
そしてデジカメを広く認知させたのは、今回の記事でも紹介するCASIOなのだ。
(CASIOが流通させたのは1995年。)
デジタルカメラって意外と歴史が浅いと感じるのは私だけだろうか?
コンデジのメリットって?
一眼レフやミラーレスが存在する今、コンデジなんて使うの?
って思うかもしれないが、個人的には気軽にキレイに撮影したい方には、むしろコンデジをおススメしている。
確かに、スマホカメラの高性能化により、コンデジ市場は縮小しつつあるが、コンデジも凄まじい進化を遂げている。
さすがに1~2万円程度のコンデジと、スマホカメラなら用途で考えるならスマホで十分。
しかし、10万円前後の高級コンデジと呼ばれるカメラは別格。
私がこよなく愛するD7500と同等のセンサーを搭載しながら、手のひらサイズで持ち歩けるコンパクトなカメラも存在する。
要は写真がメインではないけど、散歩や旅行でのスナップ写真や、自転車乗りや一人旅に、荷物を増やしたくないユーザーに高級コンデジはおススメだ。
レンズ交換式カメラは、例え小さなレンズを選んだとしても、コンデジのコンパクトさには敵わない。
用途で考えるならコンデジという選択肢は十分あると言える。
あえてコンデジを使う意味
前述のように、高性能なコンデジであれば、手軽に持ち歩き・撮影ができ、スマホよりキレイに撮影ができる。
とは言え、繰り返すが最近のスマホカメラの進化は凄まじく、正直なところiPhone11レベルの写真が撮れるなら、わざわざコンデジなんて買う必要ある?ってなるだろう。
(そして私もiPhone11が欲しい…w)
だがよく考えてみてくれ。
スマホで写真撮る習慣ってあります?
ズバリ言いたいことはこれ。
日々の通勤や通学、立ち寄ったカフェ、手作りの料理、自分へのご褒美、野良猫、キレイな夕日…
ちょっとした小さな時間、出来事、その瞬間って意外とスマホで写真撮ったりしないと思いません?
スマホはほとんどの時間を共に過ごすデバイス。
故に" いつでも撮れる "と言った気持ちになり、結果的に撮影機会が失われる。
車や自転車好きが" 乗れれば何でも良い "とか思うだろうか?
食べるのが好きな人が" 食えれば何でも良い "とか思う?
写真も同じで" 撮れれば良い "とか思ってると、意外と撮影したりしないもの。
あえて不便でも、" カメラ "を使うことで撮影機会が増え、後で思いがけない小さな記憶の一部になるだろう。
これが、" カメラ "を使う決定的な理由の一つだと私は考える。
私が買った初めてのコンデジ
これだけ熱く語っておいて、私がカメラにどハマりしてから1年も経っていない。
しかし、知れば知るほど、撮影すればするほどハマり続けており、惜しみなく時間と小遣いを投入しているのは言うまでもない。
(詳細は下記のnoteに記載)
しかし、実は20歳の記念(今から9年も前)に、人生初のコンデジを購入していたのである。
9年前と言えば、まだガラケーも多い時代であり、スマホユーザーと半々くらいの時代。
当然、スマホカメラの画質もイマイチで、まだまだコンデジ市場は活況に沸いていた時代だ。
そんな時代に私が初めて購入したコンデジがこれ!
HIGH SPEED EXILIM EX-ZR100
今はカメラ事業から撤退したCASIOのコンデジである。
このコンデジも当時は1万円未満の格安カメラがラインナップされる中、清水の舞台から飛び降りる気持ちで3万円くらいで購入した、当時では評判の良かったカメラである。
(ちなみに当時の店頭価格は4万円ほど、実はこの頃から値切りの達人)
スペック紹介
有効画素数→1210万画素
撮影素子→1/2.3型CMOS (裏面照射型)
焦点距離→24~300mm(光学ズーム12.5倍)
F値→F3~F5.9
ISO→100~3200
そりゃ9年も経てば見劣りするスペックだが、詳しいスペックが理解できる今の自分が見ると、割と良いカメラだったなって思える。
(当時は写りが良い!ってくらいの気持ちで購入w)
会社の資料作成や製品撮影のため、実はまだ現役で使っているが、壊れる様子もなく、さすがはCASIOだなと痛感する。
操作ボタン類はシンプルで、説明書が要らないほど直感で使える。
(というより説明書を読んだことがない…)
コンデジの良いところは、光学ズームができるところ。
光学ズームとデジタルズームは意外と違いを知らない人も多いが、似て非なるものである。
光学ズームはレンズが伸びることで、焦点距離を変化してズーム撮影できる。
よって画質の劣化はない。
デジタルズームは、ただ画像を切り取って拡大撮影するだけなので、当然画質が劣化する。
スマホは焦点距離がスマホの厚み以上に伸ばせないので、光学ズームができるコンデジにはズームでは敵わない。
カメラ性能が素晴らしいiPhone11Proでさえ、光学ズームは4倍となっている。
焦点距離24mm
光学ズーム12.5倍
デジタルズーム
上記の画像は全て同じ位置から撮影したもの。
コンパクトなカメラで、光学ズームだけでここまでアップできるのはコンデジの優秀なメリット。
(一眼レフ機だと、ここまでのズームレンズだけでコンデジより大きい)
デジタルズームを使用すれば、この位置から1mm単位でメモリを撮影できる。
9年前のコンデジでこのレベル…
当然、現行機はさらに格段に進化しています。
オススメのコンデジ紹介
まず初めに、おススメするコンデジはカメラを知らない人からすれば、トンでもなく高額ですw
本当にそんな価値あるの?って思われるかもしれませんが、現品をカメラ屋にでも行って、ぜひ使ってみてほしい。
一度使えば沼にダイブは必須のコンデジを紹介します。
とは言え、高級コンデジにもなると、それぞれのカメラの特性が異なります。
使用シーンを想定した、このカメラがおススメな人も同時に紹介しよう。
RICOH GR III
2020年4月の最安値は9万円前後。
このカメラは、コンパクトながらAPS-Cセンサーを搭載したコンデジ。
F2.8の単焦点レンズで、ボケ味は文句なしに最高。
このカメラは単焦点レンズのみで、光学ズームは搭載されていないが、焦点距離28mmはスナップ撮影に向いており、撮れば世界が変わります。
(クロップ撮影で28→35→50mmの撮影が可能)
また、強力な手ぶれ補正やWi-Fi転送機能など、現行機として十分な仕上がりです。
PROの一眼レフユーザーが、単焦点レンズ代わりに本機を購入するほど、描写力も高い。
お散歩スナップ・料理写真など、近距離の撮影スタイルが多い人におススメ。
LUMIX DC-LX100M2
2020年4月の最安値は9万円前後。
前述のGRIIIより小さい4/3型(フォーサーズ)センサーを搭載。
センサーが小さいとは言え、開放F値はF1.7の明るくてボケるレンズ。
(F値などの意味は下記参照)
そして光学ズームが3.1倍できる点で見れば、GRIIIより幅広いシーンで使用することができる。
旅行や自転車乗りなど、近距離から中距離程度の撮影スタイルにおススメ。
COOLPIX P950
2020年4月の最安値は8万円前後。
先に断っておくと、もはやコンパクトさはないw
本機は一眼レフ並みのサイズで、レンズが交換できないコンデジとなる。
しかし、このカメラは24mm~2,000mmという、広角から超望遠まで撮影ができるので、1台あれば撮れないものはないだろう。
1/2.3型CMOSセンサーで、センサーサイズは小さいが、光学ズーム83倍という驚異のズーム域で、どんな撮影スタイルにも使える。
野鳥撮影や動物の撮影、子どもの運動会など幅広く使う方におススメ。
コンデジの撮影テクニックと作例
最後にコンデジの撮影テクニックを紹介します。
と言っても、私が持っているコンデジは、前述した9年前の古い機種。
現行機であれば、テクニックを使わずとも良い写真を撮れる頻度が高くなると思います。
基本的には、GRIIIなどの大型センサー搭載機を除き、コンデジは小さいセンサーを搭載している機種が多いです。
センサーが小さいと、望遠に強いメリットがある反面、ボケ味・明るさの面では劣るデメリットがあります。
しかし、望遠に強いメリットを活かせば、圧縮効果を得やすく、テクニック次第ではそれなりの写真を撮影することもできる。
まず、1番大事なことは、カメラは両手で真っ直ぐに構えること。
(そして、脇を締めろ!)
現行機では、ディスプレイに水準器表示ができる機種が多いので、カメラが水平になるように構えるとキレイな写真が撮りやすい。
この写真はあえて離れた距離で、望遠ズームして撮影している。
被写体をフレームに収めつつ、背景もしっかり写すのがコツだ。
被写体と背景が遠ければ、より圧縮効果を得やすい。
古いコンデジを使用しているため解像度は低いが、背景に写る桜が大きく見える。
実際はかなり遠い位置にある桜だが、カメラと被写体をあえて遠くし、遠距離から望遠ズームで撮影すると、このような効果が得られるのだ。
これはあえて前ボケを使って撮影。
後ろの桜にピントを合わせることにより、シャボン玉の輝きが良い感じでキラキラに写ります。
1/2.3型CMOSセンサーで絞りF5.9という条件でも、ここまでボケを楽しめます。
前述の前ボケ写真を後ろボケで撮影。
前ボケ・後ろボケを使い分ければ、撮りたい写真も思うままになります。
カメラを近づけて撮影
遠距離でズームして撮影
ちょっと位置が異なるのでわかりにくいかもしれないが、上記2枚の写真は同じようなアングルで、被写体とカメラの距離を変えて撮影しました。
カメラを近づけて撮影すると、背景のボケ味はあまりなく、割りとハッキリした背景になっている。
しかし、遠距離でズームした2枚目の写真は、背景がグッと寄って大きく見え、ボケ味が増しているのがわかるだろうか?
(これが圧縮効果です)
続いて、地面に散った桜を撮影してみました。
コンデジでも、あえてズームして撮影すると、ここまで大きくボケます。
桜の写真も撮ってみました。
どうでしょう?!
割りと古いコンデジでも、それなりにキレイに撮影できます。
3枚目の写真は思いっきり白飛び写真になってしまいました。
これはセンサーサイズの限界と、使用機種のシャッタースピードの限界で、露出オーバーとなったのが原因。
特にシャッタースピードは1/4000以上でないと厳しい。
(本機は1/2000が上限)
何だかんだでめっちゃ楽しみ過ぎたw
なんかレトロカメラ使ってる感覚で、使いづらいのも良さを感じます…
遠距離でズーム撮影の他に、マクロ撮影(近接接写)のように、カメラを被写体にグッと寄せて撮影するのも良い。
集合写真とか全体を写す必要がある場合は、あまり意識しなくても構いません。
こだわりの写真を撮影する際は、上記のマクロ・望遠撮影を意識すれば、良い写真が撮れる確率が上がるでしょう。
コンデジまとめ
コンデジ市場はスマホカメラの進化により衰退しつつありますが、むしろ用途を絞ることで、優劣が明確な特徴あるカメラが多くなった気がします。
今回、おススメしたコンデジは用途が合えば最高の1台となり、ライトな撮影スタイルな方のお供になるはず。
コンデジはレンズ交換ができないからこそ、余分な欲(レンズ欲)が湧かないメリットもあります。
自分にとって的確な用途があるなら、無理して一眼レフ機を買わず、高級コンデジを末永く愛するのも悪くありません。
投げ銭貰うほどの人間ではありませんが、投げ込まれた銭は私の体重増加に繋がります。