映画「インセプション」あらすじとレビュー【プライムビデオ】
お前の頭へ侵入する。
2020年9月現在、話題沸騰の「TENET テネット」を手掛けたクリストファー・ノーラン監督が2010年に公開した作品「インセプション」。
この映画が公開されて10年も経つなんて、時が経つのが早すぎる。
インセプションは何度も見たくなる中毒性の強い映画で、ストーリー・キャスティング・作り込み全てにおいて、完成度が高い作品だと思います。
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映画「インセプション」の作品情報
インセプション
2010年7月23日
148分
アメリカ
クリストファー・ノーラン
レオナルド・ディカプリオ(コブ)
渡辺謙(サイトウ)
マリオン・コティヤール(モル)
キリアン・マーフィ(ロバート・フィッシャー)
映画「インセプション」のあらすじ
「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督が、オリジナル脚本で描くSFアクション大作。人が眠っている間にその潜在意識に侵入し、他人のアイデアを盗みだすという犯罪分野のスペシャリストのコブは、その才能ゆえに最愛の者を失い、国際指名手配犯となってしまう。そんな彼に、人生を取り戻す唯一のチャンス「インセプション」という最高難度のミッションが与えられる。主人公コブにレオナルド・ディカプリオ、共演に渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レビット、マリオン・コティヤール、エレン・ペイジほか。第83回アカデミー賞では作品賞をはじめ8部門にノミネートされ、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、音響録音賞 と技術系の4部門を受賞した。2010年製作・公開。2020年8月には、ノーラン監督の「TENET テネット」公開にあわせ、IMAXおよび4Dでリバイバル公開。IMAXでは、「インセプション」公開10周年を記念してIMAXデジタルリマスター版で上映される。
映画.comより引用
映画「インセプション」のレビュー
最新作「TENET テネット」が上映されているため、監督前作品が気になった人や、リピートで今現在も見ているようですね。
と言う私もこの映画は好きで、年1回くらいは見てるんじゃないかと思います。
インセプションのストーリーは、キャッチフレーズにもあるように、相手の頭の中(潜在意識)に入り込み、相手の持つ情報を奪うと言った内容です。
その潜在意識に入り込むには、相手が眠っている間に夢を共有、夢の中で知りたい情報を探ったり、相手に新しい潜在意識を埋め込み操作したりします。
ただし夢の中には複雑なルールがあり、当初は楽観視していたミッションは、予想外に危機的状況へと発展していきます。
映画「インセプション」のみどころ
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
インセプションのみどころはズバリ、「夢の中でのルール」でしょう。
本当に練られた設定だと思います。
夢の中では「時間の流れがゆっくり」で、現実世界の10時間は1週間となります。
また、夢には「階層」があり、現実の10時間は第1階層では1週間、第2階層で半年、第3階層で約10年となり、深い階層へ落ちるほど時間の流れが遅くなってしまいます。
主人公のコブは、妻のモルと深い階層で思い通りの世界を構築し、理想の世界を目指して夢を共有していました。
しかし、モルはいつしか夢と現実の区別ができなくなってしまいます。
コブはそんな妻に、現実世界で生きるために、「ここは夢の世界だ」と言う潜在意識を埋め込みます。
しかし、現実世界に戻っても、その潜在意識から解放されることなく、モルは現実世界に戻っても「ここは現実ではない」と思い込むことに。
夢から現実世界へ戻るには、現実世界で起こしてもらうか「夢の中で死ぬ」しかありません。
現実世界を非現実だと思い込んでいるモルは、現実世界へと目覚めるために、自死を選択してしまいます。
このように自分の夢の世界は、理想を作り出すことができる、まさに「夢の世界」ではありますが、複雑なルールとリスクが存在します。
モルは自死を決行する前に、自分の死はコブによる殺人となるように準備していたため、コブは殺人犯となり、国外へと逃亡するしかありませんでした。
しかし、自国には子どもを残したままとなっており、なんとか帰国を図りたいと考えていたコブの前に、サイトウと言う男が現れます。
サイトウは海外逃亡者となったコブを帰国させることができる実力を持つ男で、あるミッションを成功させれば報酬として帰国させてやると提案します。
コブは帰国するためには、条件を呑むしかなく、依頼主のライバル企業の御曹司、ロバート・フィッシャーの潜在意識に入り込み、依頼された潜在意識を埋め込む作戦を決行します。
しかし、ロバートは潜在意識を守る訓練を受けており、夢の中には武装した集団に襲われて…
このように、目が離せない展開になっています。
映画「インセプション」のまとめ
"夢の中で理想の世界を築き上げる"
実際にこんなことができれば、きっと夢の中で生きたくなりそう…
とても複雑なストーリーなので、1回見ただけでは理解するのは難しいかもしれません。
手に汗握るSFアクション映画で、公開日2010年と古いにも関わらず、今見ても楽します。
この映画がおススメな人
・非現実的なストーリが好き
・レオナルドディカプリオが好き
・練り込まれた設定の映画が見たい
とてもおススメなんで、ぜひ見てください。