使わなけりゃ無くなっていく
こんちは。今日は『ぼくのどくしょかんそうぶん』です。今回読んだ本は「脳を鍛えるには運動しかない!」という本になります。
この本は運動が僕たち人間にどんな影響を及ぼすのか、なぜ運動する事が大切なのかという事についてが最新の研究結果を基に書かれていました。
早速内容について僕なりにざっとまとめていきます。
運動は脳を育てる
まず初めに著者は運動によって『筋力や心肺機能の向上』『気分がスッキリする』などの効果は魅力的だが、それらはあくまで副次的効果に過ぎないとしています。
それ以上に運動は、脳を育てて良い状態に保つ為にするべきだと主張しています。
意外と忘れがちですが僕たち人間は元々狩りなどをして生活していました。長く生き延びる為には知恵を働かせて食物を見つけ、蓄えなければなりません。
それが文明などの発達によっていつの間にか動かなくても生活が出来るようになってしまいましたが、人間の脳には食物と体の活動と学習のつながりがもともと組み込まれています。
人間本来の性質として脳と運動には密接な関係があります。筋トレをしてた人が運動をやめると筋肉が落ちていくように、同時に運動をしなければ実際に脳も縮んでしまうのです。
運動で学習効率アップ
では実際に運動がどのように脳に作用しているのか説明していきます。運動は3つのレベルで学習を助けています。
まず1つ目に気持ちが良くなり、頭がスッキリします。そして注意力が高まり、やる気が出ます。
運動をした後『気持ち良い!』と感じますよね。それのことです。
2つ目は新しい情報を記録する細胞レベルでの基盤として脳内物質であるニューロン同士の結びつきを準備し、促進します。
このニューロンこそ学習において重要な役割を果たします。何かを学習する為にはこのニューロンのつながりを強化する事が欠かせません。
脳が情報を取り込むように命じると、自然にニューロン間の活動が起きます。その活動が何度も繰り返されるほど、ニューロン同士はより強く連絡し合い、信号は伝達しやすくなります。その結果ニューロン間の結びつきが出来ていきます。
例えばイタリア語の単語を覚えたいとします。初めてその単語を聞く時は新たな回路を作る為に導入されたニューロンは信号を受信します。
もしその単語を2度と練習しなければ信号は弱くなり、そのうちに単語も忘れてしまいます。
これが人間が何かを学習するという事についてです。ちなみにこのニューロンは運動によって生まれます。
話が逸れてしまいましたが3つ目です。3つ目は新しいニューロンが成長するのを促します。
これらが運動が学習効率を上げる理由になります。次にそれを証明する研究結果について書いていきます。
運動の効果の証明
2007年にドイツの研究者グループが人間を対象として行った研究があります。それによると、運動前より運動後の方が20%早く単語を覚えられたとのことです。
同じ2007年の実験では最大心拍数の60%〜70%を保ってランニングマシンで走っただけで、認識の柔軟性が向上する事が示されています。
これらのことより、運動が学習効率をアップさせることの証明として紹介されていました。
自分の体験から
僕は先月、簿記検定を取得しました。1回目は不合格で、2回目で合格する事が出来たんですが、1回目の不合格だった時、日課である筋トレをしばらく休みました。
勉強に集中したかったから休んだ筋トレですが、結局集中する事が出来なかったという経験をしました。
そしてリベンジの2回目。試験を受ける前日まで筋トレを休まずに行き、その後に勉強をするという生活を送りました。
その結果集中する事が出来、結果合格する事が出来ました。
この経験から、運動が勉強にも何か作用するのか気になりこの本を読んだのですが、やはり効果があることを知ってかなり驚きました。
また一つ勉強になることを知れて良かったです。
日々の生活の中で、疑問に思ったことをそのままにせず調べてちゃんと自分の知識にしていく事が大切なんだということをこの経験から学びました。
これからもアンテナ高くして日々自分を高めていきたいと思います。
今日はこの辺で。そんじゃまた次回!!!
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