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モチベーションについて①
こんちは。今日は『ぼくのどくしょかんそうぶん』シリーズになります。早速書いていきますね。
あなたの感情はどこから?
日本人が人生でよく聞く言葉第一位に君臨する『モチベーション』って言葉がありますよね?
#絶対一位
「モチベーション高く持って取り組もう」
「モチベーション上げて行こうよ」
こんなことをどこかしらで言われた事があるはずです。確かに、モチベーションは人生において高いに越したことはありません。
でも人から言われた時は例外なくモチベーションって上がらないですよね。
#モチベあるある
あれ、何でなんすかね。ってかモチベーションってそもそも何なのよ。と、いうわけで今回はこんな本を読んでみた訳です。
『いや、脳みその本やんけ!』と思った方がいると思いますが、モチベーションをあげたりなどの、人間の感情を司っているのは脳です。
この本から学んだことをベースにつらつらと書いていきます。
そもそもモチベって何
モチベーションという言葉を辞書で引くと次のように出てきます。
1動悸を与えること。動機づけ。
2物事を行うにあたっての、意欲、やる気。または、動因・刺激
しかし、神経科学の専門家からするとこの訳しは「微妙」と言わざるを得ないみたいです。
なぜなら、動悸を与えること(動機づけ)と、動悸を与えられること(動因)は脳の全く別のシステムであるからです。
しかし、共通しているのはモチベーションが行動の原因であり、その結果として行動が誘引されるという関係性です。
例えば、AさんがBさんに、こんなことを言ったとします。
「Bさん、1万円あげるからこの先にあるスタバでコーヒー買ってきてくれないかな」
するとBさんは(そんな事で1万円もらえるのか!)と思い、意気揚々とお使いに繰り出すはずです。
この話で考えるべきなのは、Bさんがお使いという行動を起こした直接の原因がお金なのかという事です。
この話だけで言えばそう見えてしまうかもしれませんが、どれだけ大金を積まれても、Bさん自身が「お使いに行こう」という状態に感情が変化しない限り、お使いに行くことはありません。
こういう風に、行動までを分解して考える事がモチベを考えるにあたっては大事になってきます。
#モチベーションなのかモチベなのかはっきりしろ
ここまでをまとめると、モチベを考えるには
①原因となるお金のような「刺激」があり
②それを受けて脳や体内の環境が「変化」し
③「行動」に移る
という流れを分けていく必要があります。
神経科学的に考えていくと・・・
上で書いたように、「行動」という結果に至る過程には、脳を中心とした直接的原因があって、その脳に作用する間接的要因があります。
まずこの間接的要因(お金など)を『モチベーター』と呼ぶらしいです。
#ダ、ダ、ダダ、モチベーター
そして、そのモチベーターによって起こる神経細胞の反応や、それに伴って脳から放出される直接的要因となる化学物質をまとめて『モチベーション・メディエーター』と呼ばれるらしいです。
そしてこの『モチベーション・メディエーター』による反応を自分の意識で感じている状態が『モチベーション』となるそうです。
あとちょっと付き合って!
ここまで読んでくれた方の気持ちは分かっています。
『いや、面倒くせーよ』ですよね。
気持ちは分かります。でもとっても大事な事なので気にせず書いていきます。
上記までをさらに神経科学的にまとめると、次のように整理されます。
モチベーター
→行動を誘引する間接的な要因
モチベーション・メディエーター
→行動を誘引する直接的な脳、体の状態
モチベーション
→行動を誘引する脳、体の状態を認識した状態
メディエーターとモチベーションの違い
ここまで読んで「モチベ・メディエーターとモチベの違いがよく分からない」という方もいると思います。
非常にざっくり言うと、やる気になってる状態がモチベ・メディエーター。やる気になってる状態を自分で認識している状態がモチベという事になります。
つまり、「モチベが高まった」「モチベが下がった」というのを自分で言っている時は自分の状態をしっかりと把握しているという事です。
そして「あたしモチベ無いから」なんて言っている方もたまに見かけますが、モチベ・メディエーターが出ない人はほとんどいないので、その状態に気付いていないだけだという事が言えます。
この自分のモチベ・メディエーターに気付いてモチベを高めていく事が大切なのです。
そしてこれらは人によって異なります。違うからこそ、自分で自分のことを俯瞰していかなければ、モチベと上手くつきあっていけません。
人それぞれモチベのあり方は違うから、多様性を受け入れて尊重しあう事がチーム全体のモチベを高めていく為の土台となります。
以上非常に長くなりましたが、モチベについてでした。次回はそのモチベを高めるために具体的にどういう事が必要かを書いていきます。
そんじゃまた次回!!!!