8インチAndroidタブレット「Alldocube iPlay 60 mini Turbo」(2024年10月発売)を買ってみた。
あけましておめでとうございます。さっそくですが、常用してるタブレット端末を去年末に新しいモノに買い替えたので、購入までの経緯や感想を色々書いてみたいと思います。
買ったタブレット端末は、Alldocube(オールドキューブ)という中国の会社の「iPlay 60 mini Turbo」という製品です。2024年10月発売のかなり新しいモデルらしいです。
とりあえず3日間使ってみた感想としては、結構高性能でいい感じ。
ちなみに自分はガジェットは全然詳しくないです。でも今回は頑張って情報調べて、これを選んでみました。
今回のタブレット買い替え理由
・今のメイン用のHUAWEIタブレットのバッテリーがヘタってきた
・HUAWEIタブレットのOSが古くて、DLsiteのやりたいエロゲに対応してない
・今使ってるiPadとHUAWEIタブレットではもうFGOが満足に動かない
こんなところです。
前もFGO記事の中で書いたんですが、ここ3年程はAppleの「第6世代iPad」(2018年3月発売)と、HUAWEIの「MediaPad M5 lite 8」(2019年5月発売, 32GBモデル, Android 9)の2台のタブレットを常用してました。
↓前のFGO記事
しかし、まずHUAWEIタブレットのほうが3年間毎日使ってるとバッテリーがヘタってきた。具体的にはバッテリーの消費が早すぎて使わない時は常に充電してないといけないくらい。もう満充電しても1日とかとても保たない。
で、さすがに1日に何回も充電しながら使い続けるのもしんどいし、充電コード挿しながらタブレット使うのも嫌なので、ここ数ヶ月はうっすらメイン用タブレットの買い替えを考えながら過ごしてました。
一方iPadのほうのバッテリーは、もう5年半使ってるのにまだ大丈夫の範囲なんですが。さすがApple謹製。まあこっちはメイン用じゃなくてサブ用・ゲーム用だからまだ稼働時間がそこまでではないだろうってのはあるけど。
次に、これもHUAWEIタブレットのほうの問題ですが、OSのAndroid 9がもうさすがに古すぎてDLsiteのやりたいエロゲに対応してない。くそう。エロゲくらいAndroid 9でもやらせろよな。
でも2024年の時点でAndroid 9の端末なんて使ってる人はほとんどいない事はさすがにわかってました。今多いのは11~13くらい?
それでも今まではまだ困ってなかったから放置してたけど、ついにOSのバージョンのせいでやりたいゲームがやれなくなるようでは、やはり替え時か。
そもそもこのHUAWEIタブレット買ったのは2021年なんだけど、その年の最新OSはAndroid 12。さすがに当時の時点でも古いのを選び過ぎましたかね。当時も8インチだのメモリ3GBだのと、色々悩んで購入したんですが。
そして最後に、iPadとHUAWEIタブレットの両方でスマホゲームのFGO(Fate/Grand Order)がまともに動かなくなり、これがトドメになりました。
先の通りFGOの問題については過去記事でも散々書いたんですが、まずずっとFGOをやってた第6世代iPadのほうは、2024年10月にFGOの対応端末から外れ、その数ヶ月前からアプリ落ちも頻発してて、ここ半年はもうタブレット買い替えるかFGO辞めるかの選択を迫られてたような状況でした。
そこからひとまずFGO用を引き継いだHUAWEIタブレットのほうも、メモリ3GBで対応端末ギリギリ、一応動作はするけど快適とはとても言えず、そこにスクリーンショットアプリを重ねればもうまともに動かない。
FGOは2015年サービス開始のゲームなんですが、もう年数が経って2018〜2019年の端末でもまともに動かなくなった感じですね。
なかなかキビシーですね。基本無料アプリなんだからもっと動作軽くしてよ。端末課金してたらもう基本無料じゃないじゃん。
まあそんなこんなで、今のタブレット2台だけでごまかし続けるのにも限界を感じて、ついに新タブレットの購入を決意したという流れです。
iPlay 60 mini Turboの公称スペック
・端末サイズ: 横幅20.27cm、縦幅12.60cm【横持ちの場合】
・OS: Android 14
・コア数: オクタコア(8コア)
・メモリ(RAM): 8GB
・ストレージ: 128GB
・microSDカード対応
・画面サイズ: 8.4インチ
・解像度: 1920×1200
自分が端末のスペックで注目した部分はこんな所ですね。
まず端末・画面サイズ。これは8インチが自分にとっては一番良いサイズなので、7〜9インチの端末である事を第一条件として探してました。
しかし、加えて性能を求めると良い製品がなかなか無い。これが苦労しました。8インチ泥タブは昔からほんまバリエーションが少ない。
特に今は8インチ前後のタブレットというと、大概が2万円以下の価格帯のようです。いやそこまで安くなくていい。
ゲームやる前提だから、そこで値段の代わりに性能さっ引かれてたらたまったもんじゃない。結局性能を一番雄弁に語るのは値段だというのが、過去に格安タブレットで失敗した教訓。
まあ6万円以上の高級品も別に求めてないわけですが。1端末は3年くらいで寿命と考えると、そんな短いスパンで何万円も出せない。10年保つなら別だけど、iPadだって5年でFGO使えなくなったし。
あと今のiPad miniの8万円とか10万円は意味わかんなすぎだよね。泥タブ3〜5回買えるじゃん。円高でさすがに時期が悪いってヤツ? 5年前は39000円で第6世代iPad買ったのになあ。
そして端末サイズの横幅は8インチ前後として、後は縦幅の問題なんですが。
今まで使ってたHUAWEIタブレットが縦幅12.1cm(実測)しかなくて、買った時からさすがに横長すぎると感じてたので、縦幅がそれ以上の長さである事を条件のひとつにしてました。同じ8インチで縦11cm台とかは短すぎて許容できない。
サイズは7インチで妥協して、もうタブレットじゃなくてスマホでも良かったんですけど、横持ちの時のスマホの横長さはちょっと敬遠する要素ではありましたね。スマホなら縦持ち前提だからだろうけど。
一方性能面でいうと、今のHUAWEIタブレットはメモリ3GBなんですが、これでも普段のブラウジングや動画視聴で複数アプリを開けると少し動作が重くなるのが不便でした。なので今回は、メモリは4GB以上の端末で探してました。
そういうわけで、8インチでメモリ8GBのこれは願ってもないスペックでしたね。ゲームやるんだから4GBと言わず、それよりメモリが多いに越したことはない。
コア数はHUAWEIタブレットもオクタコアだったから、やはり最低限同じだけは欲しいという所でしたね。別にコア数が多いと具体的に処理能力がどうすげぇのかはよくわかってねーんですけど。
3年前にAndroid 9の古い端末を買って今苦しんでるので、これはOSが去年の最新バージョンのAndroid 14なのも嬉しい。一気に5年分グレードアップ。別にAndroid 13でも許容範囲だったけど、やっぱり新しいに越したことはない。
ストレージはまあそんなに多くなくてもいいかな? 今のHUAWEIタブレットなんて内部ストレージ32GBでやりくりしてたんでね。microSDが挿さるならそれでいい。
あと画面解像度が1920×1200の端末が他には意外に少なくて参った。解像度に関してもHUAWEIタブレットが1920×1200なので、あえてグレード落としたくはなかった。贅沢ですかね。
8インチかつ1920×1200。これだけでも端末の条件として意外なほど見つからなくて鬼門でしたね。
購入した販売サイト、値段、他の候補
購入したのは楽天市場で、7000円オフのクーポン込みで25999円でした。
そもそも今回出せる金額としては3〜4万円を想定してたので、これだけの性能を備えていて、かつこの程度の値段は気持ち的に安い。
3万円弱で3年使えると考えればかなり良い感じですかね。ありがたい。
ただ7000円クーポンの期限が12/31までだったから焦って去年内に購入したのに、1/1に見たら7500円クーポンになってて、更に1/2に見たら8000円クーポンに……。あうあうあー。これだから二重価格って嫌いだ。
別に宣伝したいわけじゃないからアフィリエイトリンクは貼らない。購入したい場合は各自検索お願いします。
あと当初は、似た条件のアイリスオーヤマのタブレットのAmazon限定版のやつにしようとしてたんですが、直前になってガジェット通にこのオールドキューブのタブレットの存在を教えてもらって、こっちに切り替えました。情報感謝。
アイリスオーヤマのタブレットも8インチで、スペック似通ってて、同じ25000円くらいだったから悪くなかったんだけどね。次買い換える時にはまた考慮に入れます。こうやって年単位で知識を増やしていかないとガジェット購入は大変すぎる。
他の目を通した会社で言うと、LenovoやXiaomiやNECの8インチタブレットは値段が2万円前後で安めな代わりに、OSのバージョンがAndroid 12でちょっと古かったり、画面解像度が1340×800で低かったりしたのが良くなかったかな。
いやー、一番初めは8インチタブレットで探すとそういう1〜2万円の割安か、6万円以上の高級品しか見つからなかったから本当に大変だった。おかげで年末の睡眠時間かなり削られましたよ。ガチで体にダメージ入った。
届いた端末を動かしてみた感触
そして注文したオールドキューブのタブレットが、1/1にさっそく届いたので開封。元日なのにお疲れ様です。
外箱はこんな感じ。なんだこのロボ?
開けてみたところ、タブレット端末以外の同梱品は「充電器」「充電ケーブル」「microSDスロットを開けるピン」「中国語の説明書」くらい。
思ったより簡素だなー。まあ値段も高くはないしこんなものか。
外装はこんな感じ。型番っぽいところは白塗りで加工して失礼。画面側の撮影は反射で顔写りそうだからイヤっ。
最初から充電は95%ほどあって、セットアップから日本語に出来て問題なし。HUAWEIタブレットと有線ケーブルで接続してのデータコピーも割とすぐ済みました。持ってて良かったType-CとUSBの変換アダプタ。
今まで使ってた各アプリのインストールも問題なくある程度完了。Androidをベースに使ってるだけの独自OSとかいう話だったのでちょっと心配だったけど、Google Playも問題なく使えました。
HUAWEIタブレット購入の時はGoogle Play使えるか使えないかの問題が最重要だったのでね……。
そして肝心の問題が、第6世代iPadとHUAWEIタブレットを食い殺してきたFGOの動作。もしこれが満足に動かないようでは、購入した意味がほとんど無いが……。
良かった! 問題なく動いた! ていうかタップのあと全然処理に詰まったりしてないし、ロード時間めちゃ短いし、派手なモーションや重い宝具もヌルヌル動いてるし、今までの端末と別物すぎる!
調子乗ってバトルモードを「通常」から「高品質」にしても全然大丈夫どころか端末の発熱も一切無い。これはスゴい! さすがメモリ8GB、オクタコア! 無駄に重い3D背景も何その! 買って良かった、オールドキューブ!
感動した……。今までプレイしてたFGOと別物すぎる。やっぱ金かけなあかんな。動作が快適になった事で、年末のレイドも楽しかったしFGOへのモチベーションが急激に上昇してます(プレイ10年目の老マスター)。なんてチョロいおっちゃんなんだ。
端末スペックの問題もあってここ数年は他のスマホゲームには手を出してなかったけど、これを機に他の動作重そうなソシャゲにも手を出してみてもいいかも。原神とか。まあ考えておきます。
あと、上でAndroid 9に対応してないと書いてたDLsiteのエロゲだけど、こっちも問題なく動きました。さすがAndroid 14。パソコンもあるけどオンボロだから動かすのしんどいし、やっぱりゲームはテレビやパソコンより携帯機でやりたい派。
不満点
まーとはいえ、不満点も無くはないです。
でも全体的に満足な使用感ではあります。別に総合して不満足なワケではないです。先にそれは書いておきます。
その上で、まず端末の外装がちょっと安っぽく感じるのが微妙に不満ポイント。カドが角張ってるせいかな……? まあこれは好みの問題か。
個人的に、前に買って失敗した格安中華タブレットを思い出す外装だからというのはある。やっぱ9000円のタブレットはあかんかった。VANTOPっていう会社のなんだけど。
次に、最初から画面保護フィルムが貼ってあって、指触りがあまりなめらかでないのも問題。うーん。これはハッキリ良くないですかね。
自分は元々保護フィルム貼らない派で、スベスベのタブレットの画面を触るのが好きなので。画面の傷とかは別に気にしない。
まあ最初から貼ってある保護フィルムを無理に剥がすと大惨事になりそうな予感がするので、今はまだそこまでやろうとは考えてないですが。実は傷にかなり弱い材質の画面だとか。いや想像ですが。
だけど、指で絵を描いたりとなるとさすがに今までのタブレットと比べて無視できない差が生まれそう。
とはいえ別に普段使いに関しては問題なさそうですが。お絵描き用タッチペン購入でも検討するべきかなあ。
あとこの端末、イヤホンジャックが存在しない。これは大問題。FGOを試しに動かしててキャラのボイスを聴こうとして、その瞬間に気付いた。あ!? イヤホン挿す所が無い!
勘弁してよ、こっちは新しい端末買っただけで疲れてるのに……。イヤホンは普通に使うだろ! イヤホンジャックをオミットするな! 安易なコストカットをやめろーー!!
はぁ……。まあワイヤレスイヤホンの時代ってコトなんですかね。Bluetoothか何かで動くやつ。自分は有線イヤホン派だけど。いや誰もカレもがそんな高い無線イヤホン買ってるわけないだろ、ったくよー。
それで焦って調べたところ、ちゃんとオールドキューブの商品説明の欄に記載があって、Type-Cと3.5mmイヤホンの変換アダプタを使えば有線イヤホンも使えるとのこと。
考慮しないといけない端末スペックが多すぎて見落としてた……。端末の縦幅は十分か、解像度は足りてるか、microSDが挿さるかとかはしっかり確認してたんですが。
最終的に、その日の内にラスタバナナという会社のイヤホン変換アダプタを注文。
これもまた色々情報調べて買わないといけないやつでめちゃくちゃ疲れた。常用する予定の製品なので断線を警戒して、コードレス式のアダプタにしたかったのが決め手になりました。
そして、届いたコレを使うと、無事イヤホンは使えました。
まあそれは良かったんだけど、それでも音を出してると砂嵐みたいな小さいノイズがイヤホンから常に聞こえたり、注意書きにあるアダプタ側の機能通りに小さい音がかなり頻繁に自動ミュートされたりするのがちょっとなー。
という感じで、イヤホン関連については課題の残る結果になりました。もう色々購入するの疲れたし、しばらくはコレで行くけどさ……。
それと端末本体の話に戻るけど、新品の割にそこまで充電の保ちが良さそうな感じはしない。具体的には現在のHUAWEIタブレットのバッテリーと同じくらいの印象。
それは……どうなんだ……? まあもうちょっと使ってみないとわからないか……。とにかく、常に充電コード出して充電が必要みたいな使い方さえ避けられれば良いけど。
終わりに
というワケで、Alldocube社の「iPlay 60 mini Turbo」を購入した感想でした。
高額製品の購入は絶対失敗したくないから、ちゃんと期待通りの性能で良かった。
なんか「iPlay 60 mini Pro」というバージョンもあるらしいけど、Turboのほうが数千円高いぶん性能も良いらしいですね。自分としては買うならTurboがオススメです。
いや名前がちょっと違うだけで性能が違うとかややこしいわ。もうちょっとわかりやすくしてほしい。そもそもアルファベットの羅列の名前がわかりにくくてね。日本語でおk。
ていうか何でiPlayとかいうiPadみたいな名前なんだろ。もしかして間違えて購入狙ってる? いやそんなセコい事、まさかね……。
長らく(半年以上)頭を悩ませ続けてきたFGOの動作問題もこれで決着か。結局FGOは辞める事なくプレイ継続。しかしいつまで続きますかね。
今までのタブレットからのすべての機能の移行はまだだけど、2025年はこのタブレットをメインに戦っていく事になりそうです。
それでは! 新年一発目から長い記事にお付き合いいただきありがとうございました。
もし記事に面白いとこあったらぜひコメントください。本年もどうぞよろしくお願いします。