2019年の仕事を振り返る
あっという間に過ぎ去った2019年。自分は今年で36歳になりましたが、年を重ねるごとに1年が早くなるというのを実感します。この現象の理由として、年を取ると記憶が定着しにくくなるからとか、時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(ジャネーの法則)とか諸説あるようですが、身体の代謝と心理的な時間の感じ方との関係を認知科学から語るという本もあるみたいです。
本題に戻りますが、自分は長期間の個人的な振り返りを普段あまりしない人間です。仕事柄、常に短いサイクルで思考・実行・反省・改善のPDCAを回す方が合ってるからかもしれません。そんな自分ですが、2019年は仕事において大きな変化が多かった年だったので、備忘録も兼ねて(対外的にも言える)5つの事柄から今年を振り返っておきたいと思います。
1.重要KPIを担うチームの担当マネージャーを離れる
今年の3月までの約2年半の間、社内の重要KPIを担うチームにおいてマネージャーという役割を担当してきました。分析や施策の企画、仕様の設計、開発、社内連携まであらゆることを実行してきましたが、苦戦しながらも続けた理由の半分はミッションへの責任が当然ありつつ、もう半分は自分の中の意地でした。
ただ、その重要KPI達成のための要素を分解していくと、別のチームにその役割を持ってもらったほうがインパクトがあるかもしれない。となると、自分の中の意地に固執することは誰のためにもならない。そう考えるようになったのと、ほぼ同時期に上司からも同様のアイデアをもらい、チームの枠組みを変えて自分はその担当マネージャーから外れることにしました。
現在も関わらなくなったわけではなく、引き続きその一端は担っているわけですが、この変化は自分の中で実はとても大きいものでした。
2.マネージャーからマーケティングリードへ
前述の1の話にも関わりますが、もう1つ自分の中で葛藤があったもの。それが、マネージャーという役割を持ちつつもプレイヤーとして徹底的にやり切りたいという思いでした。
マネージャーとしての自分の力不足を感じる場面も多かったのと、キャリアの中でプレイヤーとして活躍できる期間(年齢)にはどうしても限界があるのではと感じており、動きが早いデジタルマーケティング業界をキャッチアップしながら活躍できるとしたら今がラストチャンスかもしれない。大袈裟かもですが、そんな危機感もあって、マネージャーからマーケティングリードへ役割変更をさせていただきました。
前職を含め「マネージャー」という役割には長く就いていましたが、原点に戻って事業会社におけるマーケティングをリードする存在になるのを目指し、10月から新しいチャレンジをしています。
3.チームの拡大(2→3、3→4)
自分は複数のチームにまたがって所属していますが、主軸のチームがこれまで2人体制だったのが、新卒が加わり、(前述のとおり自分がマーケティングリードに転身したので)マネージャーが加わり、4人体制へ。社内外に誇れるチームへと拡大しました。
2人から3人への変化値というのは、単純な人数に比例したキャパシティ拡大以上に大きいものがあり、元々いたチームメンバーと自分との関係性においてもいい影響を与えてくれました。また、3人から4人への変化も違った影響をもたらしてくれ、チームはポジティブな方向へ大きく動いています。
この変化は、仮に4人から5人以上に増える時にはあまり感じないものかもしれません。それだけこの2人から3人、3人から4人への変化値というのは大きく、チームとしての試行錯誤が上手く働いた実感があります。
ちなみにその試行錯誤の内容の一部は、自社が主催したイベントでもお話ししたりWantedlyでも記事として発信しています。
4.新しいパートナーとの取引開始
マーケターとして、より多くの人にサービスを使っていただくのはもちろん、社内に対してもより一層の説明責任を果たさなければならないフェーズになってきたため、外部パートナーの見直しを実施しました。
これまでのパートナーは、自分が入社する前から数年に渡ってお取引していたので、それを変えるというのは正直大きなチャレンジでもありました。ただ、目指すべきところや中長期的な体制を考えた結果、足元の改善をしながら未来の形を一緒に作っていける新しいパートナーとの取引を決断しました。
非常に勇気のいることで、内心「失敗したらどうしよう」という不安はもちろんありましたが、現在プロジェクトとしていいスタートを切れており、オリエンから意思決定、移行準備、移行後の体制まで、失敗できないプロジェクトに対してしっかり対応できたことがチームとしても自信になりました。
5.仕事用のnoteとTwitterを開始
今年で社会人歴14年目になり一定の知識と経験は蓄積されてきましたが、事業者側のマーケターとしてはまだ4年目。さらに成長していくためには、事業視点のインプット&アウトプットを強化していかないとまずいという危機感を持っていたため、仕事用のnoteとTwitterの運用を開始しました。
まだ細々とではありますが、いくつか投稿をする中で気づきになることも多いのと、何より情報接触と思考の言語化を意識的にできるのが改めていい点だと実感しています。
まとめ
以上、超個人的な話ではありますが、外部環境の変化に対応するのも大事だし、自分自身で変化を生み出していくのも大事だなと改めて感じた1年でした。
来年2020年で37歳になりますが、謙虚さを忘れずにさらにいい変化を生み出していきたいと思います。
2019年お疲れ様でした!
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