哀しい恋の話
まず、初めに
私は仕事柄損得勘定で物事を判断してきました。
そんな1人の男が恋に落ち成長できた物語になります。
記録的な暑さが続いていた8月10日。
今でもその日を覚えています。
私は部屋でエアコンをつけソファーに座っていました。
いつもなら仕事の電話が鳴る携帯もならず、
何をするでもなく携帯を触っていました。
携帯を眺めていてしばらくたった時、
某出会い系サイトの宣伝を見つけたのを今でも鮮明に覚えています。
本気で出会いを探している方には失礼なのですが、ただ遊び目的でいい人がいてればな程度の軽い気持ちで始めてみました。
始めてみて数時間経ちなかなかいい人が現れず、
直ぐにアプリを解約しようと思っていた矢先、
1人の女性と出会いました。
その女性は話していてとても寂しげでそして利己的な人でした。
私はいつもみたいに「こんにちは お時間あったら話しませんか?」とその女性に話しかけました。
一言返事で是非話しましょ。
そんな一言から始まった出会いでした。
私は3日も経てば連絡が帰ってこなくなる。
また別の人のところに行くだろうっと思ってました。
だけど、違いました。
その女性は自身の趣味の話やお出かけしたり美容のことが好きだったり私に沢山のことを教えてくれました。
当初私は大して興味もなかったので、
女性が気を悪くしない程度に連絡を返して別の女性とも連絡を取りあってました。
その方が効率的だと思ってたからです。
ただ、3日、10日、30日と日は過ぎ去っていき気がつけば私自身の話も沢山してました。
そう私はその女性に興味を持ってきてたんです。
どんな女性なんだろう。
何が楽しくて何が嫌いなんだろう。
もっともっとたくさんのことが知りたいと、、。
そしてついにご飯に行く約束を取り付けました。
正直ドキドキしてましたし、最初印象が全てだと思ってたので服装にも気を使いました。
慣れない化粧水やお肌の手入れ髪も切ったりして女性によく思ってもらいたいって思ってたんです。
我ながらとっても恥ずかしいです笑
某百貨店で待ち合わせをしてその時が来ました。
女性は黒髪ロングで先はふわふわになるようアイロンをしてました。
とても笑顔が素敵な女性だったと今でもはっきりと覚えています。
彼女がニコッと笑うと私が今まで見てた世界とは全く別のみんなが笑ってるようなお花が咲いたような世界に見えたんです。
ただ、その笑顔の後に少しだけ顔色が変わるのも気づいていました。