【オリジナル】4cナーガ.Star
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こんにちは、すけまるです。
記事を書くのは初めてなので、拙い点があると思いますが、気軽に読んでいって貰えると幸いです。
今回紹介するデッキは、「禁時王の凶来」で収録された『テラ・スザーク〈ナーガ.Star〉』を使用した【4cナーガ.Star】です。
【4c鬼羅.Star】と同様、連続アタックや大量展開を駆使して殴り込むデッキですが、完全無限アタックやトリガーケアなど細かい動きの多い面白いデッキが完成したと考えています。
結果として 7/4Tsutaya鈴鹿CS4位 と入賞も出来たため、環境にも通用する構築になっていると考えています。
さて、前置きはここまでにしてデッキの解説の方に入りたいと思います。
・デッキリスト
見ていただけると分かる通り、【4c鬼羅.Star】にも使用されているギミックを取り入れながらも、『葉鳴妖精ハキリ』などの踏み倒しカードではなくメタクリーチャーを多く取り入れた構築になっています。
これにより、このデッキより始動の早い【赤白我我我閃】などのデッキにも対等に戦えるようになっています。
・構築解説
今回のリストには【4c鬼羅.Star】では必須レベルの『葉鳴妖精ハキリ』は採用されていません。
構築初めの段階ではこのカードを4枚搭載したリストを触っていたのですが、赤白閃デッキなどの早いデッキと調整していた際にこのカードを置く余裕がないこと、最速の2ターン目に置くことが出来なければ強みが発揮できないことに気が付きました。
2ターン目に『葉鳴妖精ハキリ』→『天災デドダム』と動くことが出来れば、最速3キルも狙え、かなりの速度を叩き出せるのですが、要求値が高く、安定してその動きをし続けれる訳ではありませんでした。
それならば、いっそ『葉鳴妖精ハキリ』は全て抜いてメタカードを搭載する、受け札を増やすことでこちらのペースに引き込む方向にシフトした方が良いのではないかと考えました。
そうして出来上がったのが上記のリストです。
7枚搭載したメタクリーチャーにより、相手の動きを遅くさせながらも計12枚採用したルーターたちによる動きの安定化、お祈りクロックも狙えると早いデッキに対して、勝率を上げることが出来ました。
・各種カード解説
『テラ・スザーク〈ナーガ.Star〉』×4
このデッキのコンセプト。攻撃時の3体蘇生で無限アタックから大量の横展開などなど、フィニッシャーでもあるため、4枚必須です。
登場時に手札を入れ替える事が出来るため、『お清めシャラップ』で墓地リセットを喰らってもある程度手札にコンボパーツを抱えておくことでワンショットを決めにいくことが可能です。
忘れがちですが、ブロックされない効果も強力であり、ドギラゴン閃、グレイトフルベン、ハヤブサマルなど、相手のブロッカーを完全に無視できるのもありがたい1枚になっています。
『巡巡-スター』×3
コンボパーツその1。ナーガ.Starの攻撃時に後述するドゥポイズとこのカードを蘇生することで無限にアタックすることが可能となります。
墓地に1枚~2枚見えていれば良いのとトリガーの厚い山では無限アタックプランより横展開プランに切り替えることが多いため3枚での採用。
このカードと同様のコンセプトを持つカードに『奇石 イシガネ/センキン・ウォール』がありますが、あちらはドゥポイズと絡まないと弱い点、即時のアンタップが出来ない点、イシガネ自体が殴れない点から、今回は巡巡スターの方に軍配が上がりました。
実際、対面にプチョヘンザを着地されてしまった際、ナーガ.Starに進化→巡巡スターでアンタップのプランで拾ったゲームがありました。
『堕魔 ドゥポイズ』×1
コンボパーツその2。ナーガ.Starで巡巡スターと一緒に蘇生することで「巡巡スターでナーガ.Starをアンタップ→ドゥポイズで自身と巡巡スターを破壊」するだけで無限アタックが出来てしまいます。
無限アタックが出来れば、ナーガ.Star1枚からでもオーバーキルの打点を形成できますが、実際には相手のトリガーで守られたり、無限アタックをしなくとも余剰打点を形成出来るため、1枚のみの採用になりました。
『奇石ミクセル/ジャミング・チャフ』×4
メタクリ枠その1。環境に多い赤白閃や赤単我我我に対する通りが一番良く、このカード1枚でナーガ.Star進化までの時間稼ぎが出来るため最大枚数採用。
実際、このカードを置いておくだけで赤白対面ではかなり有利な立ち回りをすることが出来、破壊されたとしてもナーガ.Starで蘇生することでキル出来なかったとしても相手の動きを制限することが可能でした。
下のジャミング・チャフも5c対面で強く、唱えるだけで相手のほぼ全てのトリガーをケア出来ます。
『異端流し オニカマス』×3
メタクリ枠その2。ミクセルより優先度は低いですが、革命チェンジや侵略には強く、そのアンタッチャブル効果と合わせてフィニッシャーとしても優秀なため、3枚採用。
エクスの破壊効果や殴り返しくらいでしかほぼ破壊はされませんが、最近は我我我ブランドによる召喚を駆使しての余剰打点を形成してくるデッキが多いため、過信は禁物です。
『ネ申マニフェスト』×4
ルーター枠その1。3種12枚採用したルーターの中でも一番重要です。3ドロー2ディスにより、手札にかさ張ったコンボパーツたちを捨てれるのは勿論、シンカパワーでナーガ.Starやハンニバル.Starをアンタッチャブルにしてくれます。
パワーが2000とルーターたちの中で低いのもありがたく、エクスのパワーが最も小さいクリーチャーを破壊の効果でメタクリたちを守る働きもこなしてくれます。
『虚∞龍 ゲンムエンペラー』×4
ルーター枠その2。大量墓地肥やしが出来るので、コンボパーツを探しに行くことが可能です。他のルーターたちとは異なり手札が減らないかは運要素がありますが、墓地肥やしはかなり大事なので最大枚数採用。
シンカパワーのパワーマイナスもかなり重要で、『とこしえの超人』や『テスタ・ロッサ』といった出すこと自体をそもそも封じてくるメタクリたちを焼き払うことが出来ます。
余談ですが、ナーガ.Starの手札交換効果を先に解決してシンカパワーを使用することでマイナス値が2000増えるので、解決順では破壊できる範囲が広がったりします。
『天災デドダム』×4
ルーター枠その3。皆さんご存知、便利すぎる1枚。貴重な緑枠、墓地もマナも手札も肥やせる上にナーガ.Starへの進化すら出来てしまうスーパーカード。色マナがない場合でも墓地に落としてナーガ.Starから蘇生することもあるため、4枚採用。
5c対面にナーガ.Starアタック時、デドダムデドダムクロックなんて動きでミクセルを探しに行ければ脳汁が止まらなくなります。
正直、再録してくれて良かった…
『Disカルセ・ドニー』×4
ナーガ.Star早出し用の1枚。漏れなく闇文明のカードでもあるため、ナーガ.Starに進化できるのも優秀です。貴重な白枠であり、相手のメタクリを叩く動きも出来るため最大枚数採用。
ミクセルを先行なら3ターン目までに出したいがためにマナに置かれることも多い1枚ですが、ネイチャーでカルセドニー&ルーターを同時に出すことでナーガ.Starが手元にない場合からでもワンチャンス作れるようになります。
『終末の時計ザ・クロック』×4
受け札枠その1。トリガーすれば漏れなく1ターン貰うことが出来るカード。水文明であり、そのままナーガ.Starに進化できるのも優秀なため、4枚採用。
3コストなのでナーガ.Starから蘇生することも出来、ルーター軍団と一緒に出しながらアタックキャンセルすることで、盾の強い【5cコントロール】の盾に触れることなくリソース+盤面を広げるようになります。
『Dの牢閣メメント守神宮』×1
受け札枠その2。最後の最後まで迷った1枚。横展開するこのデッキとの相性は良いのですが、横展開している=ナーガ.Starで攻撃しているということなのと、殿堂カードなので1枚しかないため、過信は出来ないカードです。
貴重な白枠で実際に貼ることが出来ればかなり受け性能が上がるため、今では入れて良かったと感じた1枚になっています。
【ジョー星ゼロルピア】戦では相手の『希望のジョー星』をこのカードで張り替えることで勝利を拾いました。
『ビシャモンス〈ハンニバル.Star〉』×2
このデッキの影の主役とも言える1枚。3コストなのでナーガ.Starから蘇生でき、打点をかさ増ししてくれるすごいカード。ナーガ.Starで攻撃し始める際には墓地にいて欲しかったり、ナーガ.Starが見えなかった際に進化して殴りにいくために2枚採用。
ナーガ.Starのアタック時に巡巡+このカード+闇orレクスターズを蘇生することでジャスキル打点を組めます。
パワーが15000あるのもすごく、この手のデッキに強いロールモデルタイガーやドンジャングルを上から殴り倒してもくれます。
『生命と大地と轟破の決断』×1
不可能を可能にする最強カード。一緒に調整して貰ったAritony提案の1枚。このカードのお陰でフルハンデスされても5コス以下出し×2でナーガ.Starを出すことが出来ます。
ナーガ.Starがない場合はカルセドニー+ルーターを出せば、ナーガ.Starの進化も狙えちゃいます。テスタロッサやとこしえの超人がいる場合にはアンタップキラーを付与することで盤面を処理して次のターンの動きに繋げれちゃいます。
『単騎連射マグナム』×1
最強のトリガークリーチャーケア。色は合いませんが、コスト3なのでナーガ.Starから蘇生が可能です。
ナーガ.Starアタック時にクロック+単騎+αを蘇生して打点を揃えた次のターンにジャミング・チャフを打つことで単騎ラフルル状態を作れるようになります。何度破壊されても、ナーガ.Starさえ残っていれば蘇生出来るため、採用しました。
・採用候補カード
『絶望と反魂と滅殺の決断』
ハンデスによるテンポの獲得、蘇生による盤面展開、マイナスによるメタクリ除去とかなり噛み合いの良い効果を持つ1枚。墓地から唱えることも可能なので各種ルーターで墓地に落としておくと、必要なタイミングで使用できます。
今回はこのカードを唱えるタイミングではナーガ.Starで殴り始めること、早いデッキに構築を寄せたことで今回は不採用になりました。
『湧水の光陣』
墓地からクリーチャーを蘇生することで防御から攻めまで役に立つ1枚。クロックを採用しているので、受け札として使用できるのですが、2コストのルーターを採用しておらず、手打ちするタイミングも少ないと感じたため今回は不採用に。
『奇石イシガネ/センキン・ウォール』
ドゥポイズと組み合わせることで、アンタップからの無限アタックを可能とする1枚。アンタップ範囲が全てのクリーチャーになっているので爆発的に打点を増やすことが可能。
巡巡-スターの項目でも書きましたが、今回は即時のアンタップが有用であった点、ドゥポイズの枚数を絞っているため不採用に。
・各対面に対するプレイング
VS 【5cコントロール】 有利
相手の動きが遅いので、ナーガ.Starアタック時にクロック+ルーターたちの動きで横に広げまくり、ジャミング・チャフを絡めることで勝ちに近づけます。
単騎を探しに行くことで蘇生トリガーのケア、マニフェストのシンカパワーでナーガ.Starをアンタッチャブルにすることで有効トリガーをなくしつつ殴り込めます。
VS 【赤白閃】、【赤単我我我】 微有利
基本的には2~3ターン目までにミクセルを立てることが出来ればイージーウィンに繋げれますが、引けなかった場合には苦戦を強いられます。
特に我我我ブランドが絡むとオニカマスさえも貫通して殴ってくるので、お祈りクロックをすることになるでしょう。
この2つのデッキは基本的にはノートリなので、クロックなどで耐えた返しに即ジャスキル打点を叩き込めるようにカルセドニーを出せるようなマナ置きを心掛けましょう。
VS 【ジョー星ゼロルピア】 不利
3ターン目に『希望のジョー星』を貼られてしまうとレクスターズへの進化しか出来なくなるため、かなり動きを制限されます。メメントによる張り替えを狙うのは勿論、ルーターは出来るだけレクスターズの面々を使用するようにしましょう。
この対面もノートリなので、カルセドニー→ナーガ.Starからのキル打点を形成すれば勝利できます。ジョー星下ではカルセドニーの色がマナになくとも召喚が狙えるのだけはありがたかったりします。
・最後に
ご一読ありがとうございました。
本当に色々な動きが出来、回していて楽しく、現環境でも十分に戦えるおすすめのデッキが完成したと考えています。
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ぜひ、3コスト以下のクリーチャーが増えれば増えるほど強くなるこのデッキ、皆さんも一度使用してみてくださいね!
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