無料を知れば有料の価値に気付ける

世の中に溢れている無料サービスを使ううちにとんでもないことに気づくことができた。

それは…

有料サービスってめちゃくちゃすごい

ってこと。

当たり前のことを言いやがってと罵られるのを覚悟で、話を進める。

先に無料サービスという点を解説すると、金額が0円という場合と本来必要なお金を利用者以外が支払う場合(見なし0円)がある。

前者は飲食業でのスマイル0円や、自転車の空気入れのサービスなど。

後者は広告ありのスマホゲームなど。

この違いは、元手がどれくらい必要かを考えればわかりやすい。

自転車屋さんは、元々空気入れが置いてあるので、それを通りがかりの人に貸しても損はほとんどない。

逆にスマホゲームは製作費用がめちゃくちゃかかるので回収する必要がある。

それを広告料や課金という仕組みをうまく使ってお金を得ている。

冒頭の無料サービスというのはこの後者の部分。

そしてこれって無料じゃないじゃん。ってこと。

例えば99人が無料のスマホゲームを無課金でやってたとしても、残り1人が1万円課金したら1人100ずつ支払っていることになる。

誰か1人でもハマってくれたらなんとかなったりする。

だが実際のところは99人がほぼ広告を見る。

ほとんどの人が時間という代償を支払っていることに気づかず利用してしまう。

そして広告主が利用者の代わりに課金してくれる。

結局100人が100人とも課金しているのと同じ。

これでも十分凄いのだが、ここで考えて欲しいのが、じゃあ有料サービスってどうなるの?ってこと。

最初から確実にお金がかかると宣言して提供しているわけだが…

これってもっとすごくね?って思う。

もし誰もそのサービスを使わないと赤字になる。

このリスクを背負っているのが有料サービスである。

SNSは基本的に無料だからみんなが使う。

その代わりどうでもいいことや、炎上するような発言が多発する。

その点オンラインサロンや有料のゲームってお金を払っているので、徹底的にきちんと使おうと考える。

結果的にそこに人や情報、興味が集まりまた新しい人や情報が集まる。

無料だとそれはほとんど生まれない。

少し話が逸れたが、要するに有料サービスの場合は、お金を出してでもそのサービスを使いたいという最初の1人を生み出す必要がある。

それを解決する方法を学ぶために無料サービスが存在していると言ってもいいのではないか。

逆に言うと無料サービスで人を集められないなら有料サービスで人は絶対に集められないという結論にもなった。

タイトルの無料を知るとは、無料サービスを利用することではなく、提供する手段を理解すれば、有料サービスの本当の使い方が分かる。

という意味だったことが理解してもらえたら嬉しい。

最後になったが、このnoteで言えば、いかに有料記事を購入してもらうかということになる。

私は有料のものを提供する力は全くないので、ずっと無料で描き続けることになるだろう。

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