派遣先のdocomoショップを3日で辞めたいと思った話
どもすけまるです。
今回は過去に1か月だけ務めた携帯販売員のお仕事について書きます。
ビジネス的な要素はないので、お暇な方が時間つぶしにご覧ください。
採用まで
会社を辞めた後、貯金だけじゃこの先厳しいなと感じた僕は、派遣の仕事をすることにしました。
当時、スマホをもっていなかったのにも関わらず、選んだのはドコモショップの店員でした。
その理由は時給がよかったのと、割と近くに店舗があったからだけで、ぶっちゃけ軽い気持ちでした。
正直、面接官側の経験もあったので何も考えずに面談に臨んだのですが、そこでの扱いはまぁひどいものでした。
それは、会話というより取り調べのような感じで、「お前が辞めないという保証はどこにあるんだ?」と店長らしき人に問い詰められた30分でした。
もちろんずーっと続けるつもりはありませんでしたが、ある程度はお金を稼ぐつもりだったので、「特別な理由がなければ辞める予定はないです」と、お伝えし、無事に採用され数日後に来るように言われました。
1日目
迎えた初日、優しいお姉さんがオリエンテーションをしてくれて、いい人もいるなーと思った矢先に事件が起きました。
新入社員らしき青年が、リーダー各のスタッフにめっちゃ怒られていました。
それはもう、聞くに堪えない言葉ばかりでwよく耐えているなあと当時28歳だった僕は感心すら覚えました。
でもう一つの事件が、僕より少し前に入った派遣のスタッフが、店舗スタッフから無視されていたこと。
初日に2つの事件を目の当たりにしたけど、とはいえ怒られたり無視されるのは本人にも原因があるかもしれないから新参者の僕は気にしないでおこうぐらいに思っていました。
2日目
この日は先日のお姉さんがいなくて別の人が担当でした。
笑顔が素敵でお綺麗な方だったのですが、基本目の奥が笑っていなくて、おそらく何かの頭(ヘッド)を務めていそうな雰囲気でした。
2日目はとくに事件は起きなかったのですが、お客様への操作説明で、資料を何度も読み返したり、インカムで質問したりと初心者あるあるの一つ「簡単なことに時間がかかってしまったパターン」をやらかしてしまいました。
少し不安になりつつ、対応が終わって戻ると、「お疲れ様ー」と声をかけられただけで何事もありませんでした。
そしてその日の仕事を終え、帰り際に「今日は時間かかってしまってすみませんでした」と言うと、
「えっ?何の話」
「今日の〇〇の件で…」
「あーそんなんあったっけ?まあお疲れ様」って…
なかったことにされていました。
いや、その人からすれば僕があたふたしていたことや、申し訳ないと感じたことは何事もなかったことであり、いちいち気にしていられないのだと。
それ自体が問題ではないとは思いますが、いざ助けを求めても絶対手を差し伸べてはくれないだろうなと感じました。
3日目
この日は、面談の時の店長がいてやはり周りの空気がピリッとしていました。
さて、こんな色んな人がいる中でどんな手腕を発揮するのだろうと思ったら、これがまたポンコツ中のポンコツ。
自らを女帝のごとく扱えと言わんばかりの圧をかけ、うまくスタッフの担当をコントロールしているように見えるが、その実スタッフが空気を読んでうまく回し、店長の顔色をうかがい上手く担いでいるというのが本当の姿でした。(裏ではうるせえババアだ!と言ってた。)
さらに、僕が同じように簡単な対応で少し戸惑っていると、インカムで「そのお客さまに時間かかりすぎ、ぼちぼち切り上げて帰らせて」と直接言われました。
まだお客様と会話している最中にです。これにはドン引きでしたが、機嫌を損ねるとまずそうなので、仕方なく「ちょっと僕じゃ分からないので店長お願いします」と振ってみたところ。
結局店長でも対応できず、他のスタッフが処理していました。
まあこの時点で80%ぐらい辞めようと思っていたのですが、自分が未経験で飛び込んだ職種だったので、もう少しだけ頑張ろうとその日も上がりギリギリまで仕事をしていました。
ただもうあと数分で上がりという時に、新しいお客様の対応を振られました。
おや?と思いつつ、やはり10分ぐらいかかって上がりの時間が過ぎたのですが、一向に上がれる気配がなくそろそろ言った方がいいかなと思っていたら、後ろから副店長らしき人が、「あれ?君もうあがりじゃなかったっけ?」と聞かれました。
そこで「あっ多分そうなんですけど、ちょっとお客様対応していて…」
「はあ?なんで言わんの?今すぐ上がって!無駄に勤怠つくと余計なお金払わなアカンやん!」by店長
「あっ。辞めよ。」
と思った瞬間でした。
無事に特別な理由ができたとなったという話です。(実際は家の都合でと当たり障りのない理由にしましたがw)
結局、派遣ということもあり、すぐに辞められては困ると派遣会社の方から一か月間働くように言われたのでしぶしぶ続けました。
その間、スタッフ研修やら端末の操作やら接客の基本やらいろいろ教えてもらいましたが、それ自体はなんてことない内容でしたがちょっとした内情を知れておもしろかったです。
ちなみに辞めると店長に伝わってからは、僕をまるで汚物のように睨みつけ、あなたに投資したのが無駄になったと死ぬほど言われました。
普通ならそれだけで今のご時世アウトなのにと思いながら、「ご迷惑をおかけしてすみません。」ときちんと謝った上で、最終日までの2日間、お客様対応一切なしのスタッフルームの清掃のみをやるという最後を迎えました。
まあこの一連の出来事に関しては、全てがお店の責任ではないし、そもそも短期間だけのお金稼ぎのつもりで始めた僕の責任もあるので、一方的に責めるつもりはありません。
ただ携帯販売のスタッフが人を見下すような態度をとるのはこういうところが接客に出るからなんだと感じた1ヵ月でした。
もちろん他の店舗が全てそうだとは言いませんが、自営業をやっていると、お客様からショップの悪口しか聞きません。
でもそれは仕方ない、だったそこで働いている人は「人の心を持っていないから」という言葉を胸に秘め、お客様の愚痴を「ほんとそうですよね。」とうなずいている日々です。
ちなみに、docomoの料金プランや割引の仕組みを理解するとauやソフトバンクなどの他社でも応用することができ、それ以降、携帯プランや機種変更をお店でやってもらうことがなくなりました。
そして今や、スマホの使い方や節約方法を教える仕事ができるまでになりました。
そう考えると、かなりきついひと月ではありましたが、自分のためになっている、いや。自分のためになるようにした方が得だってことは、経験者が語るので間違いありません。
みなさんも今辛い思いをしているなら、いつかきっと報われる!なんて無責任なことは言いませんのですぐに辞めた方がいいですよ。
辞めた後そこでの経験を活かすように持って行けば何の問題もありませんし、むしろこんな感じで笑い話になりますので、自分を大事に生きていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。