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《今からでも遅くない!》3分で分かる「なぜ暗号通貨と呼ばれるのか?」の巻

仮想通貨?暗号通貨?どっちも一緒だろ

と思ったそこのあなた!

3分だけ僕に下さい。仮想通貨がなぜ暗号通貨と呼ばれるのかを解説します!

今回は結構シビアです、早速やっていきましょう!

▼仮想通貨の課題とは?

現実に存在しない通貨=仮想通貨。

これはすぐにわかると思います!
ただしこれを実現するために超えなきゃいけない壁があります…それが

《情報の流出》です!!!!!

自分のパスワードやデータが盗まれてしまったらお金盗られ放題です。
現金を持っているわけじゃないので、いつのまにか残高が0の可能性もあります。

そこで考え出されたのが「暗号化」の技術。(実際は昔からあるw)
この技術に重要なのは公開鍵秘密鍵という存在。

公開鍵とはその名の通り誰でも見られるもので、この公開鍵を使って伝えたいことを暗号化します。それを受け取った側が、秘密鍵を使って解読するという感じ。

…ちょっと違和感を感じると思うので解説すると、

公開鍵を使って暗号化するのは相手です。

その相手から受け取ったものを

秘密鍵を使って自分で解読してるってこと。

これで自分の情報は知られないで済みます。

逆に秘密鍵を使って暗号にしたものを、相手に渡す方法もあります。相手は公開鍵を使って解読します。

これは内容を暗号化するのではなく、本人で間違いないですよと相手に知らせるデジタル署名として使われたりします。

また公開鍵と秘密鍵はどちらも数字の羅列で、この2つは必ずペアになるという性質もあります。

だから両方持っている人は世界に一人しかいないことも同時に証明されますのでご安心下さい。

で、この暗号化技術を、考えた3名の方の頭文字をとってRSA暗号と言います!

そしてこのRSA暗号は…

仮想通貨には使われていません!おいっ!

でも同じような技術が使われていて、楕円曲線DSAってのが使われているのですが、流石に時間が足りないので今回はカットします!

▼もう一つの問題

データのやり取りの本人証明ができたとして、次に問題になるのはそう…

《データの改ざん》です!!!!!

だって現実にお金を数えてる訳じゃないから、パソコンでポチポチっと残高を1億ビットコインとかにしちゃえば大金持ちになれます。

そこで考えたのが、『データが書き換えられるごとに生成される箱』には、「その1個前に(書き換えられ)生成された箱の内容を入れる」というルール

補足:『』内について
取引内容を箱=ブロックごとに保存し、繋がっていくように新しいデータを保存することからブロックチェーンと呼ばれるようになりました。

これで何が解決されるかというと…

もし過去のデータを改ざん(例えば10ビットコインを1億ビットコインに変更)したら、それ以降の全てのブロックに《10から1億に変更》を書き込む必要があるということ。

図ではこんな感じ↓

実際にはデータが大きくなり過ぎないように、生成されたブロックをハッシュ値というランダムな英数字に置き換えたものを格納していきます。
それでも現実的に不可能です。

まあでも世の中には悪い人もいるので…それでも改ざんしてやろうという人が出てくるかもしれません…。
安心して下さい!その可能性はほぼゼロですw

考えてみて下さい。もし仮に改ざんできたら、セキュリティの甘い仮想通貨の価値はないよねってことで暴落します。

だから例え1兆円分のビットコインを持っていても、換金する前に価値が0になるから意味ないのです!

さらに言えば、このデータを書き込むという作業自体が、かなりの電力を消費しハイスペックなコンピューターの処理能力が必要なので、やはり改ざんに一生を捧げるメリットはありません。

なんならだれかの書き込み作業を手伝ったら報酬として仮想通貨を貰えるというルールまであります。
※詳しくはマイニングより

だからみんな悪いことするより、真面目に手伝ったほうが効率よくお金が手に入るという訳です。つまり仮想通貨の本質は、

いい人が多ければ多いほど価値があがってみんなが得する仕組みってこと。

ちなみに中央が存在する通貨、例えば日本円やドルなどは、銀行がこれらのセキュリティや利便性を保ってくれている……。はずなんですが、最近ちょっと不安ですねw

まとめると仮想通貨は、

「暗号化技術やブロックチェーンのルールによって、もしかすると銀行などの中枢が発行しているよりも《安全で平和で面白い未来のお金》になりえる通貨」

略して暗号通貨!!


以上3分です!間に合ったかな?

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