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条件付き観光誘致とは?

こんにちは、すけまるです。

昨日の書いた「観光事業成功のカギは誘致ではない」の続きです。

これからの観光に必要なことは、地元民に還元することだと思います。

極論、大きなメリットを提供できれば不満はなくなり、事業の持続化が確立できるかもしれないです。

では具体的にどうするか?

▼財源を作る

まず第一に観光に来た人からお金をもらう仕組みを構築することです。

海外では割とベーシックな考え方で、観光税や環境税として徴収している国は結構あります。

この仕組みを導入すれば、財源ができます。

その財源を何に使うかというと、そう地元の方に還元する訳です。

例えば、ゴミ掃除や観光客とのトラブル解決など直接的なものにはもちろんのこと、お店での割引や街の緑化、地域のお祭りといった観光とは全く関係のないものでもいいかもしれません。

これは観光客が増える障害となる可能性がありますが、理解した上で観光に来てくれる、言わば上客になると思います。

上客とはつまりお得意様ということです。

お得意様は自分のお店や場所を大事にするので、結果的にゴミや騒音が減り、クレームはほとんど無くなるでしょう。

次の問題は、観光客の視点です。

▼観光客の不満

一部の人には、観光にまで来てお金を取られるのはどうなの?と思われることもあります。

そこで、観光客が来たときに最も得をする店舗経営者にアプローチをします。

例えば観光客割引や、プレゼントなどを充実させてもらい、観光税を支払っても損をしないようすれば客足が減ることはないはず。

ただし、その負担は集客というメリットが大きいお店にしてもらうことで、財源は確保できます。

先ほどと似ているのでここで一度整理すると

●観光客→観光税を徴収→地元の方へ還元
●お店→割引を実施→観光客へ還元

となります。

じゃあ最初からお店→地元の方への還元じゃダメなのかという話ですが、それだと意味がありません。

それは次の項で解説します。

▼第三の視点

これまでの話だと、地元の方が得をしてお店をしている人が損をしているように見えますが、そもそも観光客が来てメリットがあるのはお店の経営者のみと言っても過言ではありません。

負担は当然のこととなりますが、何より観光客の増減が影響するようにしなければ、この仕組みは成り立ちません。

解説すると、仮にブームが去って観光客が減り始めた時、ただただお店が地元の方へ還元するだけだと、さすがにフェアじゃないです。

だから間に観光客を挟み、このお金の流れを作る必要があります。

さらにこの仕組みはもう一つの流れを生みます。

それは地元民から移住者です。

先に説明しなければならないこととして、お店が繁盛する、つまり利益が上がるとどうなるかというと、納税が増えます。

観光客が使ってくれたお金は地方自治体の財源となります。

財源を得た市町村は、公共施設を豊かにし、住民サービスが充実する。

結果、住み良い街というアピールとなり、移住者が増えます。

ここでちょっと地元の方にも手伝ってもらい、街の良さを生の声としてさらに大きく宣伝します。

すると移住者が増え、また財源が増えます。

今度は増えた財源を観光にも投入して貰えば、観光客も増える。

観光客が増えれば、先程のループに入りますので上手くいけば、観光事業移住という2つの課題が解決されるのです。

これに気付いている人はいるかもしれませんが、実際に行動に移している人は少そうなので、とりあえず地元でやってみようと思います。

具体的な方法は秘密ですが、ここまで解説するといろんな方法がありますね。

もちろん参考にしてもらって構いませんが、もし成功したなら共有して頂けると幸いです。

あっ、前回の記事から今回にかけての結論ですが、観光事業成功のカギは、地元の方への配慮だということですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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