不安に支配されないためにも、めんどくさがらず準備と段取り。

そういえば、私は不安になりやすいなぁと思う。
どなぜ私はこんなに不安になってるのかなとふと思った。

今旅行にいく計画をしている。行くと決めて申し込んだはいいけれど、突然に不安に襲われている…。我ながら自分で自分に呆れてしまう。漠然とした不安で、とても大きくて自分では太刀打ちできないように思えてしまう。こうして書いていても極端だなと思う。ヘタをすると「もう旅行になんかいくのやめたほうがいいんじゃない」とか思い始める。これも辛い。ここに行こう!と前向きに決めたのは自分なのに「私には無理なのに、なんで行こうとしたのよ」とか過去の自分を責めだす。なんでよ。それはないよ。
この感覚がほんとうに苦しいし、そもそも自分でやってみたいなと思ったこと、こんな未来はすてきと思って始めたことなのだから、それはあまりにも悲しい。

私の場合、不安をそのままにしないほうがいいみたいだと気づく。
そこで、何に不安を感じているのかを具体的に書き出してみた。

あちらの気温がわからない。寒くなったら何を着ればいいの?寒いってどのくらいなの?レインウエアっどれを買えばいいの?長袖っていうけど綿100%でいいの?安くていいものもあるけど、どうせ揃えるならいいもの買っておいたほうがいいものもあるよね、それってどれ?お金はどこの国のものをどのくらいもっていけばいいの?カードは何枚あればいいの?などなど。

なにが正解かわからなくて不安になってる。では正解ってなに?
現地で楽しく過ごすため、困らないための準備をできるかぎりしておきたい。これが私の正解。自分が納得いくまで準備したかったのだと気づく。

すると行動の目安はたってくる。まず、わからないところはしつこいまでにガイドさんに聞こう。「しつこく聞きます」ということを伝えて、先にあやまっておこう。
人に助けを求めることができるというのは、大切な技術だと思う。「こんなことを聞いたら迷惑かな」とかを脇において確認する。迷惑をかけているという自覚があるならそのこともきちんと伝える。「迷惑かと思ったのですが、旅を楽しくしたくて、細かいことまで確認したいんです。お力をお借りできますか」と先に聞く。そしたらガイドさんも質問の意図が理解できる。もし断られたら次の手を考えればいいのだ。私の目的は旅を楽しく快適にすること、そのための準備をしているのだから。

でも、聞きたいことは具体的に簡潔にまとめておいたほうがいいな。購入を検討している商品の品番まで見てもらってもいいかもしれない。クレジットカードの種類も今持っているもので確認しよう。購入品はものによって安いものでもいいかとか、これはいいの買っとこうとか判断基準ができてくるし、同時に行ったことのない国ではあっても、少しイメージができてくる。

このとき、私が聞くことを選んだのだから、もしガイドさんのアドバイスが自分の感覚と違っていたとしても、ガイドさんのせいではない。ガイドさんの意見を聞いた自分の責任だ。ガイドさんに聞かなくても自分で判断できるものもありそうだな、と仕分けできるかもしれない。

こうしてひとつひとつ不安の要素を細かく見て、行動にうつしていく。ちゃんと時間をかけて丁寧にみていけば、意外と大したことがないね、という項目もある。そこを先につぶしていくと、不安はだいぶコンパクトになるのではないかなと思った。今回はツアーではあるけれど、やや僻地っぽいところに行こうとしているので、私にとってはけっこう大きいチャレンジなのだ。だから当然私のせまーい想像力では、行く前にすべてを解消できない。大きい感動を得ようとしているのだから、それにともなう準備がめんどくさいのもうなづける。そして、そこまでやって残った不安は今の段階ではどうしようもないから「なんとかなれー」と思える。

これらをつぶすのには、時間がどのくらいかかるかも見ておかないといけないね。これはいま書いていて気がついた。当日までにあとなにとなにが解消されていれば、安心して楽しく向かえるのか。ここを明確にしておけばいいんだね。

なんかこれ…ほんとめんどくさいなーとつくづく思った。なんていうか世話が焼けるし、我ながら不器用だなとも思う。でも、こうやって自分につきあってあげることは自分の責任だよね、とも思う。自分の欲をかなえるために、なにをすればいいのか、出てきた不安にはどう対処したらいいのか。すべて解決できるわけではないけど、なにもできないというわけでもない。できることも「も」ある。それってどこなの?と考えてみる。

今まで私はサボってしまったのだなと思う。真面目どころか私は不真面目だったのだ。自分の大切なこと、好きなこと、求めることをほったらかしにしていた。そこに向き合うとセットで不安が出てくるから。好きなことも不安なことも、やらないほうを選択して全部ほったらかしにしていたのだ。

でも今は、プラスのほう、好きな方楽しい方をとってると心から言える。これは誰のためでもなくて自分のためにやってることと言える。人が介在していない。めんどくさいけどね。でもいいじゃない。
広い草原や、きれいな星空を自分にみせてあげたいと思ったその気持ちを、私は叶えてあげたいと思うよ。

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