そしてまた落ちてゆく

2023年5月 #247:hiko

バイタリティが凄かった4月に入れまくった予定のせいで、5月はかなり忙しかった。授業にバイト、さらには就活に本腰を入れ始めたせいだ。説明会、ES締切、面接が週3日は入りつづけた狂気とも言えるスケジュールだった。
前年の経験から、緊張しない方が良く、むしろ気楽すぎるくらいの方が心象が良いという偏った心持ちで臨んだ。
結果は全敗。
「最悪落ちてもいいや〜」って思いでいたものの、落ちても良いわけはなく、お祈りメールの一つ一つが一太刀ずつメンタルを切りつけていった。
最終的にはお手本のように無力感を学習し、"6月病"という言い訳をする雑魚人間が誕生するわけだが、またそれは次の日記で。


もう終わりみたいな感じで書いちゃったけど、最後は明るく少しだけ。

12日の夜、念願叶ってSHOW-GOのライブを観た。
俺がビートボックスにハマるきっかけになった人。渋谷のライブハウスで、ブッキングライブのような形のライブだった。他にはDJやラッパーが出演していて、ひとり目を引くDJがいたがそれ以外はあんまり覚えていない。
palmを誘って一緒に行ったんだけど、俺がSHOW-GOの出番直前に煙草を吸いに行ったら、その数分でナンパされてて流石に可笑しかった。
palmといた後方高台の見やすい場所はナンパ男に取られてしまったので、ステージ間近の最前に割って入ってった。

SHOW-GOが登場する。
夢が叶った瞬間だった。とにかく感動しっぱなし。特に『Heart Rate Goes Up』がやばかった。以前にTwitterでライブ動画が回ってきて、SHOW-GOだからってのを抜きにして大好きな曲だった。それを同じマイキングで聴けて、息を呑むっていうのを体験した。
予想通り、『SOMEHOW』やそれ以降の最近の曲はやらなかった。予想はしていたけど、期待はしちゃうじゃん。
それはいいとして、感動のレベルは完全に予想を逸した。「SHOW-GOをみたらすごい感動するんだろうなぁ」を優に超えてきた。目の前でSHOW-GOがビートボックスしている状況に何度も泣きそうになって、その度に息を呑む声が動画に刻まれている。

また聴きたいな。いつ聴けるかな。
それにしても、入口前で待機してたとき、髪の長い男性が会場に入っていくのを目撃して、palmが「え!あれSHOW-GOじゃない!?」って言うのに対して「いや、SHOW-GOはもっと髪長いと思う」って聞こえる距離で言っちゃったのはマジでしんどかったな。舞台に上がったらちゃんとSHOW-GOだったから余計に死にたい。


By hiko.

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