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旅日記 3日目
2022/07/29(金) #80 : suke
今日は金曜日。
前回の日記「旅日記 2日目」の途中から書こうと思う。
なので昨日の28日朝からのお話。
おはようございます。
夜中の4:00前くらいに高ボッチ高原に到着し、車内で眠ることになった。
眠るって言っても本当に仮眠程度。
アラームを4:30にかけたため、寝た時間はほんと30分程度。
起きて辺りを見渡すと、残念ながら何も見えない。
この日は少し天気が悪く、曇っていたので何も見えなかった。
みんなが思っている以上に本当に何も見えない。少し歩くだけで自分の位置や車を見失ってしまうほど。
逆に初めての体験ができてよかったかも?
曇っているどころか標高が高いため、自分達が雲の中にいたらしい。
そりゃあ見えないや。
今回初めて予定のものが見れなくて少し残念だ。
だけど元々この旅行中の天気予報はあまり良くなく逆に今まで天気が悪くなかったことがすごいくらい。少しくらいしょうがないね。
切り替えて出発しよう。
次の目的地はモネの池という場所。
今回の旅行で一番の移動距離。長野県から岐阜県へという200km越えの大移動。
しかも下道。
最初は俺が運転する予定だったが、前日の夜運転していたのと2人は雨での運転経験があまりないらしい。なので、降ってない今のうちに運転しておき、俺を温存しておきたいとのこと。
ということで、カメラマンゼロとマグロが運転をすることに。
俺は、温泉で寝なかったりで睡眠時間がほぼゼロだったので後部座席で寝させてもらうことにした。
途中、運転者の2人がトイレ休憩などで停車したときに一瞬起きた。
俺は夢を見ていたらしい。しかも結構リアルな夢。
その夢の内容は、次の目的地「モネの池」に到着し、2人が俺を起こしたが全く起きなかったため俺は車内で眠り続け、2人だけでモネの池を見て次の場所へと出発してしまったという夢。
俺はこの今のトイレ休憩はモネの池後だと思っていた。
2人に現在の場所などを確認すると、ちょうど長野県から半分くらいでまだ到着していなかったらしい。
正直、この時めちゃくちゃ安心した。
その安心により車を走らせたすぐにまた眠りについてしまった。
「お前…いま 夢を見とるな?」おばあちゃんに言われた気がする。
高ボッチ高原から4時間ほど経ったか?
ついに今日最初の予定岐阜県モネの池に到着した。
朝の曇り空は嘘かのような快晴。ものすごく暑い。
モネの池とは本来の名前を「名もなき池」といい、透明度の高い湧水に睡蓮がとても美しく、池の中を優雅に錦鯉が泳いでおり、その姿がまるでモネの代表作「睡蓮」のようだということで通称モネの池と呼ばれるらしい。
生き物なので良い写真を撮るにはタイミングなどが少し難しかったが、かなり良い絵を撮ることができた。
さっきのが夢でよかった。
では、芸術的な一枚をとくとご覧あれ。
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クロード・モネとミキシマックスしたsukeの
作品。
名もなき池(通称:モネの池)より
次の予定は昼食を食べに行く。
今回の旅行でもうすでに結構良いものを食べているが、正直一番の目的は今日の昼食。
それは飛騨牛。こいつを食べるまでは死ねねぇ。
ということで、飛騨高山へと車を走らす。
運転者はカメラマンゼロ。モネの池までの半分以上を運転してくれたマグロが今度は寝ることに。
俺は助手席だったのだが、寝てもいいということでここでも少し眠ってしまった。
いやぁ、2人とも本当にありがとう。
俺が今まで遊びのとき車で寝たことなんて本当に片手で数えられるほどもないと思う。
一旦ここで2人に感謝しておく。
運転してもらっている間、昼食の場所を探す。
いい感じの飛騨牛のお店を見つけ、そこに行くことに。
メニューを見て少し考える。
だめだ。全部美味しそう。選びきれない。
飛騨牛のひつまぶしも食べたいし、飛騨牛のお寿司も食べたい。
んー、、、よし!どっちも食べよう。
俺が注文したのは、まずメインに飛騨牛ひつまぶし、そしてもう1つ飛騨牛とバフンウニの炙り軍艦を注文した。うわ贅沢〜。
マグロは飛騨牛ひつまぶし、カメラマンゼロは飛騨牛づくしという飛騨牛のお寿司と鉄火の詰め合わせのものと飛騨牛のユッケを注文した。
数分後 料理が来た。
やばい、興奮する。
ウニに金箔なんか乗っけちゃってるよ。
見るだけで満足するくらい。もちろん食べるけど。
何枚か写真や動画を撮り、いざ実食。
美味すぎる。今までなんで食べてこなかったんだろう。
まだ、飛騨牛を食べたことない人は今すぐに家を出て岐阜に向けてアクセルを踏むべき。
ひつまぶしはそのまま食べる、薬味を入れて食べる、お茶漬けにして食べると3段階味を楽しむことが出来た。素晴らしい。
カメラマンゼロの鉄火とユッケも少し貰った。
美味しい。この店きっとハズレ無し。
ゆっくり味わい、大満足して3人は店を出た。
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「私たちは、会えば、ぜったい、すぐにわかる。」
君が三葉だったんだね。
梗絲より
昼食後は、少し時間が押してるため短めに観光。
カメラマンゼロはなんかの看板?を撮りに行きたいらしく、一人で行ってくるとのこと。
集合時間を決め、一旦別行動。
俺とマグロは高山にある「古い町並み」という通りへ行った。
昨日、見たような奈良井宿に少し似たような感じがした。
歩きながら、何しようかと話しているとマグロがあることを言い出す。
「正直、昼ごはんの2人のもう一品がちょっと羨ましい。俺も頼めばよかった。」
マグロは注文する時にトイレに行っていたため、ひつまぶしだけしか頼まなかった。
よし!また食べよう。
俺とマグロの2人はまた飛騨牛を食べることにした。
飛騨牛は食べ歩きも多くやっているので、結構お店があった。
古い町並みの通りをとりあえず歩き往復し、お店を決める。
選んだお店は、飛騨牛の種類がA.B.Cの3種類あり、Aが4・5等級の赤身の旨味が濃い部位、Bが脂身が適度に有りさらに旨みが強い部位、Cが牛一頭からわずかな希少部位となっていた。
それぞれ2貫ずつ乗っている。
そこで俺が1つ提案をする。
「2種類頼んで1貫ずつ分けるのはどう?」マグロは二つ返事で話にのった。
俺らが選んだのは上から値段が高いBとC。
店員さんも優しく元からそれぞれ1貫ずつ分けて乗せてくれた。
いざ実食。
めちゃめちゃ美味しい。ほんのわずか数分前に飛騨牛食べたばっかりなのに。
正直、俺がお店で食べたウニのやつは軍艦でとても美味しかったのだが、握りも食べたかったんよ。
これで飛騨牛は本当に満足することができた。
ご馳走様でした。
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ワサビあり・なし
御食事処 坂口屋より
数分後、3人は集合し車を走らす。
次の予定は「君の名は。」の聖地の神社や駅を回る。
まず初めに向かったのは、日枝神社という神社。
次に、飛騨古川駅。
で最後に若宮神社。
時間がなかなか厳しく、一通り回って写真撮って次の目的地へとテンポよく回った。
映画の映像や写真を見ながら比較するとものすごく分かりやすく、ちゃんと聖地巡礼してるなと感じた。
俺は今まで聖地巡礼などほとんどした事がなかったため、結構楽しかったな。
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(左)君の名は。(右)リアルver.
飛騨古川駅・若宮神社より
現在時刻は17:00。
そろそろ帰らなければ。
レンタカーの返却時間が19:30まで。
しかも、長野県。
レンタカーよりも、まず帰りの終電が無くなってしまう。帰りは夜行バスではなく、電車で帰る予定なのだが、終電は20時前。
現在、俺たちは岐阜県。急ぎましょう。
ただしここで一つ問題が発生。
マグロがメガネケースを昨日の信州健康ランドに忘れてしまっていて、そこも寄らなければいけない。
ギリギリの戦い。
ずっと2人が運転を頑張ってくれたことにより、たくさん温存された俺がついにハンドルを握る。
目的地までは100km以上あるが関係ない。
ただ、俺はアクセルを踏むだけ。
途中、かなりの大雨が降ってきた。
それは本当に台風レベルで、道路の脇に雨がかなり溜まってしまう程度。
想像以上の豪雨で驚いたが、逆によかった。
この雨のために俺は温存されていたのだから。
豪雨とは思えないほどのスピードで長野県へ向かう。
道路の脇に溜まった水をわざと通ると車の横の窓を全て覆うくらい水しぶきが上がりとても盛り上がった。
このおかけで、眠気は全く来なかった。
数時間後、信州健康ランドに到着し無事、マグロのメガネケースを回収することができた。
その後も順調に運転し、レンタカーの返却場所に10分以上も巻いて到着した。
俺は任務を遂行することができた。
台風ほどの雨は、レンタカーを返却して外へ出たら本当にちょうど今止んだ。
逆に怖いくらいのタイミングだった。
まぁ、俺は傘を持っていなかったしよかった。
俺って晴れ男、いや天気の子かも。
終電より少し余裕な時間に駅に到着し、帰りの電車で食べるお菓子や軽食などを買って電車を待つ。
数分後、電車が来た。まだ20時にもなってないのに、もうこれが終電って違和感。
終電の電車を乗ってわずか数分後、電車が止まった。
前にも書いたように台風のような雨により運転見合わせに。
まぁ、多少の遅延くらいどうでもいいや。
俺たちはそのままスマブラを続けた。
あれ?おかしい。いつになっても動かない。
一旦、ちゃんとアナウンスを聞いてみる。
「現在豪雨の影響によりーーー復旧見込みが立っていません。」
どうやら、土砂崩れで線路が死んだらしい。
終わったー。
長野県の全く知らない、コンビニすらないド田舎に取り残されてしまったようだ。
1時間くらいしたら動くと思って正直舐めていた。
結局、新幹線が日付を超え、数時間後にやってきてそっちに乗り換えて帰ることになった。
それまでは、電車でお菓子を食べたり、みそ汁を飲んだりイスをまるまる使って寝たりと普段では絶対にできないことをしていた。
まるで電車の一車両が自分たちの家になったかのように思えた。
新幹線に乗り換えた後は、みんな旅の疲れからすぐに寝た。
新宿駅に朝方到着してもそのまま車内で数時間は眠り続けてしまった。
新幹線をさすがに出なきゃ行けない時刻になり、降りてそれぞれの電車で帰ることになりそこで解散した。
すごい疲れたし大変だったが、普通の生活ではできないような貴重な体験をできた気がして、逆によかったって今 思う。
今回の旅行は観光もご飯も全て完璧で、本当に楽しかった。
どれもいい思い出。
計画や予約、運転等の全てに対しマグロとカメラマンゼロには本当に感謝。
またこの先もどこか行けるといいなぁ。
こうして、約4日間の旅は幕を閉じた。
By 三葉の来世suke.
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