クリスマスプレゼントは大学生活の延長です。
2022/12/25(日) #229:hiko
ゼミの先生に卒論の相談をした。
提出は約2週間後。
遅すぎて却下された。
「今年の提出は無理なので、諦めてください。」
少しだけ食い下がってみたが、
「不備が多くて間に合いません。今後この件については連絡してこないでください。」
とのことだ。
奇しくも12月25日、浮かれた世間とは反対に、俺は地獄の入口に立っていた。
これだけだと短いので、余談をすこし。
俺は進路に失敗したことがなかった。
高校進学も、大学進学も第1志望校に合格したし、就職も希望業界の会社に内定をもらっていた。
「普通」のレールに乗っかって、無自覚に走ってきた。
だからだろうか、身の回りにいる人たちの「社会を生き抜く力」みたいなものに圧倒されることがある。
なんでそんなに色んなことを知ってんだよ。
だから、一度立ち止まって、自分がいる位置を確かめたいと思っていた。
そんなときに留年が決まった。
実際に立ち止まることになって、意味のなさに気づいた。少なくとも、この歳でやることじゃなかった。
とりあえず走ってみて、軌道に乗って余白ができた時にするべきことだったんだと気づいた。
留年が決まった瞬間は、思ったよりもあっさりしていた。取り乱して発狂すると思っていたからだ。
その理由は、まあ、書くつもりはないけど、絶望には希望があるし、影には光が差しているし、地獄には天国があるから。
By hiko.