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ChatGPT創作絵本講座「空翔ぶジッポ」

さて本日は雨降りのため、畑作業はお休みで、朝から創作に励んでいました。

今回は、AIとのコラボで、絵本を創作してみようと思い立ちました。
もちろん、この歳になって、もはや児童向けの小説をゼロから作り出せる感性はありません。
今回のトライには、ちゃんと元ネタがあります。
今から45年も前、大学生だった20歳の頃に作った自作の歌です。
歌詞は以下の通り。



空翔ぶジッポ

うちのジッポはちょっと変わった猫で  
羽根もないのに空を翔ぶ 
パパやママは信じないけれど  
シッポをピンと立てミャーと鳴くと 
ジッポは空を翔ぶ 

ジッポが我が家に初めて現れたのは  
そろそろ夏も終わりの頃 
ある日突然窓から入って来て  
僕のおやつのミルクをやると 
うれしそうに飲みました 

それからジッポは家に居ついたままで  
パパとママは渋い顔 
でもやっと許してくれたパパに 
うれしそうなジッポでも本当は 
僕が一番うれしかった 

落葉の頃僕は病気にかかり  
パパとママは心配顔 
とうとう入院することになり  
車に乗る僕を見つめながら 
ジッポは悲しそうに鳴いてた 

どうやら僕の病気は重いらしく  
おなかを切るらしい 
ママは「平気よ。大丈夫!」っていうし 
パパも「男だろ!」って言うけれど  
やっぱり僕はこわかった 

そして手術は始まり夢の中  
ジッポが僕に会いに来た 
そして僕はしっかり見たんです  
シッポをピンとたてミャーと鳴いて 
ジッポが天に昇るのを 

それから僕の病気はすっかり良くなり  
パパとママもうれしそう 
でも僕はちゃんと知ってるんです  
あの時ジッポが神様に頼んで 
僕を助けてくれたって 
うちのジッポはちょっと変わった猫で  
羽根もないのに空を翔ぶ 
パパやママは信じないけれど  
シッポをピンと立てミャーと鳴くと 
ジッポは空を翔ぶ  
ジッポは空を翔ぶ・・

これを、そのままChatGPTに投げて、考えてもらった構成が以下の通り。
見出しも考えてもらいました。

1. 空を翔ぶネコの話
2. ジッポとの出会い
3. 家に居ついたジッポ
4. 病気にかかった僕
5. ジッポは神様に会いにいった
6. ジッポの恩返し


これをベースにして、歌詞を物語に膨らませました。
これはそれほど難しくはないのですが、悩ましかったのは文体です。
やはり、ジジイが無理に「子供言葉」を操るのは少々キモいのです。
そこで、物語はあまり無理せずに、自分言葉で紡いでおいて、出来上がった文章を、そのままAIに投げて、一気に「小学生言葉」に変換してもらいました。
そして、出来上がったのが以下の「小説版 空翔ぶジッポ」です。
現在、AIによる画像作成も勉強中ですので、いずれはこれにイラストをつけて絵本にするというのが今回の最終目的です。

異世界転生も、スーパー・ヒーローも登場しない、地味な物語で恐縮ですが、お楽しみいただければ幸いです。
ちなみにイラストは、いつもの「AI ピカソ」で作ってはみたのですが、ズッポリと「不気味の谷」にハマってしまったので、自作の拙いイラストを使用しました。


小説版 空翔ぶジッポ


第一章 うちの不思議なネコ

ねえ、聞いてよ。 ボクの猫の話なんだ。ジッポって言うんだよ。
あの子はちょっと変わった猫なんだ。
だって空を飛ぶんだよ。空が大好きなんだ。
でもパパとママは信じないんだ。「そんなことあるわけない」と言うんだ。
それにね、ジッポは神様と友達なんだよ。神様から特別な力をもらったんだって。
ジッポには羽根はないけど、シッポをピンと立ててミャーと鳴くと、パチン!
いつもどこかへ飛んでいっちゃうんだ。
きっと神様に会いにいってるんじゃないかと思うんだよ。
ボクも一緒に会いに行きたいんだけど、ジッポは連れてってくれないんだよ。
パパやママに、この話をすると、ボクはいつも怒られちゃう。
「ゲームのやりすぎ!」って叱られちゃう。
だから、これはボクだけの秘密さ。
え?君も信じないの?ウソじゃないよ。じゃあ、ボクの話を聞いてよ。


第二章 ジッポがやってきた

ジッポが僕に初めて会いに来たのは、夏休みだったよ。 
僕が部屋で工作の宿題をしていると、窓の外からミャアと声がした。
窓を開けてみると、隣の家の屋根でジッポが泣いていたんだ。
「どうしたんだろう?」
僕はおやつのミルクをあげてみることにした。
半分残っていたから、窓の下に置いてあげたんだよ。 
ジッポはそれをしばらくじっと見ていたんだ。ジッポは動かなかった。
なので僕も工作を続けたんだ。 
しばらくすると、窓の下でピチャピチャと音がした。
そっと覗いてみると、ジッポがミルクを飲んでいたんだ。  
ジッポはもうお皿までなめていた。
「ごめんね。もうないんだ。」
ボクがそういうと、ジッポはどこかへ行ってしまった。
「また会えるかな?」
それから何日か後、また窓の外で鳴き声がした。
やっぱり、僕のおやつの時間だったよ。 
窓を開けると、今度は窓のすぐ下でジッポが待っていた! 
「やあ!」
ネコは三毛猫で、尻尾がフサフサして立派だった。
だから僕はこのネコにジッポと名前をつけたんだ。 
それからジッポは時々来ては、僕のミルクを飲んでいくようになった。
そして、そろそろ夏休みも終わりになるある日、いつものように、おやつの時間になったので窓を開けていると、ジッポが突然やってきて、部屋に入ってきちゃったんだ! 
「え?!」 そして、その日はミルクを飲んでも出て行こうとしなかった。
僕はどうしようかなと困ってしまった。
だって僕はネコが大好きだけど、パパやママに内緒で飼えないもんね。



第三章 ジッポは家に住むことになった



すぐにジッポのことを相談したら、パパとママはたちまち渋い顔になっちゃった。
ママは、眉の間にシワを寄せて、僕にこういいうんだ。
「野良猫なんでしょ。絶対だめよ。
 お家はまだ新しいんだから。
 ちゃんと躾けられているネコじゃないと。
 あちこちにオシッコされるし、爪で引っ掻かれたら、その後が大変。」
パパは黙ってそれを聞いているだけなんだけど、最後はこういうんだ。
「そうだよ。ママの言う通り。」
そこでボクは色々と考えたんだ。
「どうしたらジッポを飼えるかな?」
僕は、ジッポと一緒にいたかったからね。
そして、パパとママにこう言ったんだ。
「オシッコとウンチの世話はボクがするよ。
 エサも毎日僕があげる。
 ネコの世話だけじゃないよ。
 野菜もちゃんと食べるし、歯もちゃんと磨く。」
それを聞いていた、ママは僕の顔をしばらくじっと見てからこういうんだ。
「じゃあ、これは約束できる?」
ボクはちょっと黙ってしまった。
「夜の九時をすぎたら、ゲームでは遊ばないこと。守れる?」
ママには、夜遅くまで、ゲームで遊んでいるのを怒られたことが何回かあるんだ。
それでも、ボクは隠れて遊んでいたんだけどね。
ママは、どうやらそれをちゃんと知っていたんだ。
でも、僕はそれなら、ジッポと遊んでいればいいやと思って「わかった」と言っちゃったんだよ。
「それならいいわ。パパは?」
パパはママが怖いからこう言ったよ。
「そうだよ。ママの言う通り。」
そんなわけで、野良猫のジッポは、晴れて我が家に住めるようになったんだ。
「やった!」
もちろん、学校から帰って、三時のおやつのミルクをあげるのもボクの仕事になった。
ジッポは利口なネコで、行儀も良かった。 オシッコの場所はすぐに覚えたし,家の中に引っ掻き傷も作らなかった。
ジッポは,すぐに我が家の家族になったんだ。
「ミャア!ミャア!」


第四章 僕は病気になった

窓の外の、柿の木の葉が落ち始めた頃、僕は病気になってしまったんだよ。
パパとママは、前からこう言っていたんだ。
「あなたは、心臓が他のお友達よりも弱いの。だから、跳んだり走ったりは出来ないの。」
だから、学校の体育の時間は、いつも見学だった。
僕はよく一人で、学校の図書室で本を読んでいたよ。
そして、うちではずっとゲームをして遊んでいた。
パパとママは、大きな病院によくボクを連れていったんだ。
難しいことは、僕にはよくわからないけど、僕の心臓は生まれた時から、みんなとは違っていたらしい。
ある日、朝になっても起きないボクをジッポが心配して、ママに知らせにいったんだ。
ママは二階に上がってきてビックリしてしまった。
僕は汗ビッショリで苦しそうな呼吸をしていたらしい。
僕は、よく覚えていないんだけどね。
ママは、すぐに僕を近くの大きな病院に連れていったんだ。
僕はそのまま病院に入院することになっちゃったよ。
病気は苦しかったけど、僕はジッポに会えないのが、もっとつらかった。
病院には、ペットは連れてきてはいけないキマリがあったので、僕はしばらくジッポとははなればなれ。
僕があまり寂しそうにしていたので、ママは病院に来るたびに、ジッポの写真を見せてくれた。
入院して一週間経ったある日、ママが僕の病室に来てこう言うんだ。
「今日はいい天気だから、外の景色でもみてみない❓」
ママは、病院のテラスに僕を連れて行くと、中庭を指差したんだ。
そこには、パパがいたんだよ。
そして、パパの腕の中には、僕を見上げているジッポがいたんだ。
僕は、嬉しくなってジッポに思い切り手を振ったんだ。
ジッポの鳴き声は遠くて聞こえなかった。
けれど、あのフサフサの尻尾がピンと立ったのは、はっきり見えたんだ。


第五章 ジッポが神様に会いにいった


ある日、パパとママが僕の病室に来てこう言ったんだ。
「この病気を治すために、お腹を切ろう。
 大丈夫。痛くはないんだ。眠っている間に終わっちゃうからね。
 そうすれば病気が治って、学校に行って友達とも遊べるようになる。
 ジッポとも、毎日遊べるから。」
僕はちょっと怖かったけど、頑張って「うん」と言ったよ。
だって、ずっと病院にいるのはイヤだったからね。
手術は、一週間後に決まった。
ママの話では、ジッポはずっと僕の部屋から出て来ないらしい。
エサをあげても、残してしまうと言ってた。
きっと、僕のことを心配してくれていたんだと思うよ。
そして、手術は始まったんだ。
次に気がつくと、パパとママが僕を呼んでいた。
僕の胸には、大きな絆創膏が貼られていた。
「よく、頑張った。えらいぞ。パパだったら怖くて泣いてたよ。」
ママは何も言わなかった。
でもその目には、大粒の涙が浮かんでいた。
手術はうまくいったのかな。
ボクにはわからないけど、早く家に帰れるといいな。
その夜から、僕は毎晩不思議な夢を見るようになったんだ。
ジッポが・・・ジッポがね。
あのフサフサのシッポをピンと立てて、ミャアと泣いて、空を飛ぶんだよ。
「ミルクをあげるから、戻っておいで。」
そう言っても、ジッポは、そのまま空をどこまでも登っていっちゃうんだよ。
でも、僕にはわかるんだ。
ジッポは、きっと神様と友達で、毎晩会いに行ってお願いしてるんだよ。
「あの子の病気は良くしてあげてくれないかニャア。
 そうしないと、ボクは大好物のミルクを毎日飲めなくて、とても困るんだ」


第六章 ジッポの恩返し


僕の病気は、それからだんだん良くなり始めたよ。
息が苦しいのはとても辛かったんだけど、手術をした後は、それもなくなったんだ。
お医者さんもビックリしていたけど、桜が咲く頃までには退院できると言われたんだ。
病院では、ゲームはできなかったけど、本は読ませてくれたんだ。
ママは、僕が読みたいという本はなんでも買ってきてくれた。
もちろん、学校の勉強もさせられたけどね。
退院して、家に戻れた時はやっぱり嬉しかったよ。
ジッポも、玄関まで迎えに来てくれたんだ。
僕はジッポを抱きかかえると、頬を擦り付けてこういったんだ。
「ただいま。」
久しぶりに会ったジッポは、ちょっと重くなっていたみたいだった。
僕は久しぶりにジッポにミルクをやった。
そして、思わずこう言っちゃったんだ。
「ありがとう。」
ジッポは不思議そうな顔をして、僕を見上げていたよ。
僕はジッポに聞いてみた。
「君は空を飛べるの?神様と友達なの?」
ジッポは、何も言わずにミルクの皿をペロペロと舐めていたんだ。
いつもなら、ジッポのおやつのミルクはお皿一杯だけと決めていたんだ。
だけど、家に帰ってきた日は嬉しかったので、特別にもう一皿分飲ませてあげようと思ったんだ。
お皿を持って、階段を降りようとしたら、ジッポがミャアとなく声が聞こえた。
振り向くとビックリ。
だって、ジッポのフサフサの尻尾がピンと立っていたんだよ。


最終章 空飛ぶネコの話 リプライズ


これがね。うちのちょっと変わったネコの話なんだよ。
どう?信じてくれる?
パパとは、この前はじめてキャッチボールをしたんだ。
僕は全然ヘタッピだったけど、パパは嬉しそうだった。
ママには、相変わらずおこられるよ。
「ほら。九時を過ぎたら、ゲームはしない約束でしょ!」
でも下にいるママにどうしてそれがわかるんだろ。
もしかしたら、ジッポが教えているのかもね。
とにかく、うちのジッポはさ、ちょっと変わった不思議な猫なんだ。
だってあの子は、羽根もないのに・・・

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