たまには違う相手で
職場のテニス同好会は、たいがいの人は歓迎のようで、退職した人もOK。
その代わりにどこからの援助も受けない形式で運営しているようだ。
テニスコートの場所取りの手配などは世話役さんが自分がやりたいからということでお任せで、身一つで来るだけになっている。
会社の援助なりを受けようと思えば、そういう人が出入りしてる時点で言われたりするのだろうから。
パカスカ打ち合うのに企業の理屈を持ち込まれるのはかえって楽しくもなかろうという考えが浮かんでくる。
退職した人が、今所属している会社の同僚を連れて来て一戦交えるなんてこともあるらしい。
なんだか学生のサークル活動の延長線上のようだ。
そんな日が早々にやって来るとは思いもよらず。
いつもは職場の人たちと内輪でやってて、退屈もしていたのだが、そうかといって職場の人たちにも勝てない訳で。
どんな人が相手でも相応の刺激にはなる訳で。
ボールの軌道やバウンド、回転など人それぞれに特徴や癖などがあって、それは職場の人たちとも違うので、打ち返すにしても慌てるけども、『そうくるか…』という意外性には血が騒いでくる。
そして、対戦した後には勝った負けたの喜怒哀楽もあったりするけど、それよりも前に感謝の気持ちが芽生える。
自分が想定していたことを遥かに超えてくるのだから、引き出しを作ってくれるのは明らか。
そして楽しさも芽生える。
いろんな人たちと対戦するのは。
もっともっと上手くなって、初心者を脱した暁にはと夢も広がる。
ラケット1本とボール1個持って全国を回るなんて夢が。
いや、妄想だな。
どこかのテニスコートにフラッと現れて、練習相手に、対戦相手になって下さいとお願いしてパカスカ打ち合って過ごすなんてことを。
バカなことをとお思いでしょうけども。
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