東プレ REALFORCEを半年使って思ったこと
遂に手を出してしまった高級キーボード
今年6月に高級キーボードとして有名な東プレのREALFORCEを購入しました。
今月で購入から半年が経過したので、分かってきた使用感などについて書いていきます。
半年使って分かったこと 良いところ編
タイピングが軽快でとても楽しい
購入時のnoteにもファーストインプレッションとして書いていますが、
最初使い始めて思ったことは「不思議」でした。
今まで使っていたメンブレン方式と言われる構造ではなく、REALFORCEの特徴でもある「静電容量無接点方式」の独特の打鍵感は不思議で癖になります。
この独特の打鍵感は購入から半年が経過し今でも感じますし、それによって生まれる軽快なキータッチとタイピングは唯一無二です。
静かなタイピング
購入したREALFORCE R3は静音設計になっています。
元々、静電容量無接点方式自体が他よりも音が小さく出来るのかもしれないですが、静かにタイピングが可能です。
また、さすが高級キーボードということもあって作りにガタつきなどチープさが無く、タイピング時に筐体からカタカタと音がなることもありません。
REALFORCE CONNECTが最高
R3になってから「REALFORCE CONNECT」という純正ソフトを使って様々なカスタマイズが行える様になっています。
その中でも自分が重宝したのは「APC変更」と「キーマップ入替」です。
APC変更
APCは「アクチュエーションポイントチェンジャー」の略で、入力を受け付けるストロークのしきい値(キーのアクチュエーションポイント)のことを指します。
数値が小さいほど少しの押し込みでキーが反応する様になります。
REALFORCE CONNECTではこれを0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mmの4つから選ぶことができ、「このキーは短くする」といった感じでキー毎に個別で設定することが可能です。
REALFORCEは比較的キーストロークが深いキーボードなので底打ちするほど打つと手が疲れてしまうため、自分は全てのキーを1.5mmに設定して少し押すだけでも反応してくれるように設定しています。
微調整程度でもありますが、noteの様に文字を打つ機会が多い人はカスタマイズしておくと良い項目です。
キーマップ入替
そしてもう一つ「キーマップ入替」という機能です。
これはそれぞれのキーの割当を変更することが出来る機能です。
自分はMacとWindowsという異なるOSを使っているので、キーのレイアウトを同じにして違和感なく使いたいと考えています。
しかもMacはスペースキーの右にかなキー(全角へ切り替え)、左に英数キー(半角へ切り替え)というレイアウトになっています。
そのため半角⇔全角の切り替えがしやすく単純で気に入っていることもあり、WindowsでもMacと同じキーレイアウトにしたいと思っています。
REALFORCE CONNECTを使えばそういった変更も可能で、
自分は「無変換」キーをMac版の「英数」キーに変更しています。
こういった要望に答えられる機能を持っている点はすごくメリットです。
半年使って分かったこと 気になるところ編
パームレストは必須
REALFORCE R3は手前に1.5cmほどの高さがあります。
そのためそのままタイピングしているとかなり手首へ負担がかかります。
当時、購入報告をした時のnoteは早速REALFORCEを使って書いていたのですが、その時はパームレストがなく書き上げる頃にはかなり手首が疲れてしまいました。
その後パームレストを購入して使い始めると、手首への負担が格段に減って長時間タイピングしていても腕や手首が疲れることはありませんでした。
ちなみに購入したのはこれのブラウンです。
木で出来ていることもあり質感も良く、高さや幅も「REALFORCE用に作ったとした思えない」という程にぴったりサイズでお気に入りです。
Bluetooth接続は不満点が多い
購入したのはR3の「R3HA13」という下記の機能を持ったモデルです。
・サイズ:フルサイズ
・接続方式:ハイブリッド(有線/無線対応)
・押下圧:All 30g
・カラー:ブラック
R3からはBluetoothに対応し、無線でも接続出来る様に
配線を増やしたくなかったため無線接続も出来るハイブリッドモデルを選択しました。
しかしこのBluetoothで接続している際のスリープ時の再接続がかなり不安定でした。
これは別のnoteでも書いていますが、
電池持ちを良くするためにスリープになると接続が切れる設定にしていたのですが、スリープ復帰から10秒ほど待たないと接続されず、中々ストレスが溜まりました。
自分はBluetoothでマウスやヘッドホン、ペンタブなどを接続して使うことがありますが、これらは電源を入れるとすぐに繋がるため、REALFORCE固有の不安定さだと思われます。
常時接続にすれば解決出来る問題ですが、それをすると今度は電池持ちが悪くなるという別の問題が出てくることもあり、現在は有線接続で使用しています。
そのため「ハイブリッドを買う必要は無かったかも…」と後悔していたりもします。
押下圧問題
REALFORCEは押す時のキーの重さ「押下圧」が30gと45gの2種類用意されています。
自分は店舗に行って両方の重さをそれぞれ体験した上で30gのものを購入したのですが、実際に使ってみると軽いことに気づきました。
REALFORCEは「フェザータッチ」とも言われる軽い打鍵感が有名ですが、軽いとミスタッチが増える原因にもなります。
逆に重いと指が疲れてしまうので難しい部分なのですが、半年使用して慣れで少し改善したとはいえ、依然としてミスタイプが発生しやすいと状態です。
これは押下圧30gのモデルに限った話ですが、購入前にしっかりと実機を触って吟味することをオススメします。
最後に
ここまで東プレREALFORCE R3を購入して半年経過して思ったことを書いてきました。
基本的に良いところ、気になるところはファーストインプレッションで感じたものと大きくは変わらないのですが、使いやすさと堅牢性の高さもあって今後数年、下手したら10年,20年と使っていく相棒になると思います。
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